道。それは、北京へとつづく。
(横山 大希選手と壮絶なつばぜり合いをする吉永一貴選手)
ワールドカップショートトラック アルマティ大会
十年に一人の逸材という言葉がある。本当の天才は二十年に一人なのだと思う。
ショートトラック界には今一人の天才がいる。 その名前は、#吉永一貴。
先月のW杯で優勝。なんと日本人男子として十五年ぶりの快挙。二十年に一人という言葉が自分でもうなずける。今大会でもきっちり結果を残す。1,500mで5位入賞。
中学時代より全日本級の大会で大学生や社会人と互角かそれ以上の戦いをした。順調に戦歴を重ね順当にピョンチャン代表へ。そして、押しも押されぬナショナルチームのエースとして今シーズンを迎えた。今季最初の大会 #全日本距離別 。ここで言及したい。三種目中二種目で転倒などにより早々に敗退した。そのレース直後、悔しさのあまり神聖なリンクをエッジで蹴るしぐさを見せた。ちなみに先シーズンのピョンチャン予選会では、レース数十秒前にもかかわらず氷に落ちている小さなごみを拾ってリンク外に運んだ紳士的アスリートである。自分がふがいないからといって氷に八つ当たりをしてはならない。
天才が敗北するとてつもないやるせなさは想像外である。その悔しさを咀嚼できないまま、胸の内に秘めて次の戦いに備える。心を熱くたぎらしたまま、、、
キーワードは“紳士的な闘士”
吉永一貴が成熟すれば #北京オリンピック でメダルを手にする。