気候科学ノートサンプル
こんにちは. いるかれもんです.
今回は今後noteを活用してやっていきたいことと,そのサンプルをここに記録したいと思います.
実は一つ,結構昔から人生の中でやってみたかったことがあります.それは教科書を作ることです.昔から専門書を集めたり読んだりすることが好きであったことや,本の執筆に憧れを持っていたからだと思います.
自分の持っている教科書などの多くは大学の先生などの専門家の方々が執筆されているケースが多いです.しかし,現在ではYouTubeやこのnoteなどでも物理学や数学などの大学レベルの内容について解説されている方がいらっしゃいます.
そこで将来教科書を作るための布石として私もそのような活動をやってみたくなりました.しかも,私が専門としている大気・海洋物理学や気候科学に関しては(気象予報士試験対策などの試験対策用の動画や解説はよく目にしますが),大学などで学ぶような学問としての解説を見かけることは珍しいです.もっといえば,気候システム科学といった長期の気候変動について詳しく述べられた(特に物理ベースで書かれた)日本語の教科書も多くありません.そのような点からも,気候科学に興味を持っている例えば物理学を専門とする大学生などに対して気候科学の基礎を解説できればと思います.
しかし,当然のことながら,ここで解説する内容はあくまでも一人の大学院生の自己満足のためのものであり,もし間違いなどあれば優しく教えていただけると幸いです.特に特定の教科書の内容をトレースするのではなく私自身の言葉で解説していきたいと考えています.なるべく間違いはないように努めますが,情報の真偽については責任を持ちかねます.
さて,そのような活動をしたいところですが,悩んでいることがあります.それは連載のスタイルです.本来であればこのnoteに直接内容を記述できればいいのですが,大きな問題点として数式の入力ができません.中には数式を一つ人sつ画像として挿入されている方もいらっしゃいますが,おそらく手間がかかると思います.そこでとりあえずはTeXで作成したpdfをここに貼り付けてダウンロードしていただく形にしようかなと思います.noteの本文の方には内容の要約のみを記載しようと思います.
今回はサンプルとして「ロスビー波の鉛直伝播」についてのnoteをここに置きたいと思います.ハッキリ言って内容は全く初学者向けじゃないです(笑)たまたま自分が勉強していたのでやってみたという感じです.一応説明しておくと,「ロスビー波」というのは我々が住む日本を含む中緯度の気象システムに対して重要な役割を果たす大気波動の一つです(海洋にも存在しますが).このロスビー波が鉛直伝播することで我々の普段目にする気象現象が起きている「対流圏」の上にある成層圏と呼ばれる領域の循環や成層圏突然昇温と呼ばれる現象に寄与します.(多分なんのこっちゃだと思います...). まあ,とりあえず作ってみました. 今後の内容はこれよりも遥かに基礎的な内容からなのでご安心ください(笑)
[編集記録]
2021.07.30 公開