東京アートの旅 初日「キース・ヘリングと江口寿史」
2月3日、4日と東京アートの旅に行ってきました。
当初日帰りの予定でしたが新幹線(やまびこ)の往復運賃に1,320円プラスでホテル込み(朝食付き)のプランがあったので一泊二日に変更。前日に東京の友人に「明日東京も寒いので気をつけて」と言われたけど、こちとら仙台っ子「仙台に比べたら余裕っす」と返事をしたが東京駅に着いて仙台並みに寒くてビックリ!ダウンを着てきて良かった。
キース・ヘリング展
まずはキース・ヘリング展、開場10分前に到着。六本木に来るのは2010年にアメリカのタイプファウンダリー「House Industries」のアンディ・クルーズが東京ミッドタウンに来た時以来。事前に発券手数料がかからないE-Tikcketを購入していたのでお先に入場。
ちなみにデイパックは背中ではなく胸側にと言われるのでコインロッカーに預けた方が良いです。暖房も効いて暖かいのでダウンなどの上着も預けた方が良いかも。
全て本で見たことがある作品でしたが、やはり実物は凄いエナジー。本では分からない線のブレや塗料のタレ、シルクスクリーンのインクの厚盛を見て上がりまくり。そしてほとんどが本で見たイメージより大きく迫力が段違い。さらに三角形キャンバスは想像を遥かに超えた大きさでビックリ!とりあえず一通り写真を撮ってから入り口に戻ってじっくり・ゆっくり肉眼でギリギリまで寄って見る。
見終わって感じたこと
誤解を恐れず言えば、もの凄く距離は離れているが「同じ土俵に居るのだな」と自然にそう思えた。絵を描き始め個展をやり販売実績がある作家は知名度・売上の大小に関わらず皆同じ土俵にいるのだ。
そして、あらためて山梨「中村キース・へリング美術館」で彼の作品を見たい、家族三人で行きたいと強く思った。絵を見るだけならどこでも同じでしょ、と思うかもしれないが、僕は全然違うであろうと、いや違うと思った。縄文遺跡とキース・ヘリングを見る旅を考えただけでワクワクする。
江口寿史展ノット・コンプリーテッド
仙台の江口寿史展POP STEPはほとんどがイラストレーター江口寿史の作品。個人的には漫画家とイラストレーターの中間にいた江口寿史が好きなだけにPOP STEPを見て、これは何がなんでも東京に行かなければと決意したのでした。
キース・ヘリング展を見終わり六本木から新宿乗換で芦花公園駅へ。
さすが世田谷区、街全体が落ち着いた雰囲気で良い街だ(家賃以外)
新幹線ではiPadで「エイジ」と「寿五郎ショウ」を読んでいたがこれが「会場で腰を抜かしそうになる」ことにつながるとは思ってもみなかった。
①中学3年生の時に激しく心を掴まれたページ。
行ったこともないのに澁谷か原宿だと思い、タワレコの黄色い袋に憧れ、佐野元春のHappy Manを初めて聴いた?いや歌詞を読んだ。そして当時の彼女にSOME DAYのカセットテープを貸してもらい佐野元春が大好きになった。写植を切り貼りした吹き出し、経年劣化による焼けや汚れなど、原画の魅力は素晴らしい!
②ひのまる劇場の表紙
えんぴつで書いたタイトル、枠外に書いてある書体の指定、そしてホワイトの修正。印刷には映らない原画ならではの魅力がたまらない!
③下書き・ラフスケッチの魅力
仕上がった絵とはまた違う魅力がある下書き・ラフスケッチ。
④カラー原画
枠外の試し塗りの跡も手描き原画の魅力。
⑤カラー指示原稿
DICカラーチップでカラーの指示をしているのがたまりませんな〜。
⑥エイジの始まり
個人的には漫画とイラストのミックス具合最高到達点で傑作のエイジ。高校2年生でパンクに夢中だっただけに、この始まりは衝撃的だった。そして展示パネルの角を曲がりこの原画が目に飛び込んできた瞬間「腰が抜けそう」になった(笑)iPadを出してデジタルと原画をマジマジと比べて見たよ。
まだまだ写真をアップして書きたいことはあるけどクドくなるのでこの辺で。
見終わって思うこと
今後しばらくは原画作品展はやらないと聞いているので、東京まで行って本当に良かったと思いました。これに行かなかったら一生後悔したよ。
今も感動の余韻が続いていて江口寿史氏にラブレターを書きそうにな自分が居ます(笑) いつか一緒に酒を飲んで思いの丈を伝えたい(笑)それを残りの人生の目標の一つにします。
仙台に江口寿史・大友克洋漫画館作りてぇー(笑)
なんで急に大友克洋?と思うでしょ、大友克洋氏は宮城県登米郡迫町出身なのです。まあ、江口氏は宮城県にゆかりはないけどね(笑)
東京アートの旅 二日目は縄文土器です、お楽しみに。
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