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未経験デザイナーが雑誌の1ページを担当した話
こんにちは、現在デザイナーを目指して就活中のドルちゃんです🐬
私が入ってるコミュニティ、マエデで制作した雑誌「Grapheck」がついに先行発売となりましたー👏
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マジで雑誌になった。
めっちゃかっこいい…。
マエデに入って初めて自分が関わったプロジェクトが商品化されて感動する私。
「ただかっこいいだけの雑誌を作ろう。テーマはオナラで。」
と前田高志さんのシュールな掛け声から始まった一大プロジェクト。
(なぜかみんな笑わなかった!なぜ?🤣)
雑誌と言っても過去にマエデで制作したマエボン1〜3とは大きく変わり、グラフィックメインの雑誌となりました。
9月。
デザイナー募集のタイミングで、私も手をあげました。
マエデは未経験でもたとえ失敗しても受け入れてくれるような心理的安全性の高い場所ですが、このときは少し緊張していました。
なぜなら、その前に行われた表紙コンペでもロゴコンペでも採用にならず、未経験の私ができるんだろうかと不安になっていたから。
しかも、今後職業訓練が始まることも決まっていて、今までのような自由な時間は少なくなります。
途中で逃げ出すわけにもいきません。
でも、もう手をあげてしまった。
やるしかない…🔥
担当するのはP.74。
デザインはロシアアバンギャルドをテーマに選びました。
ページごとに表現する内容が決まっていたのですが、私のページは
「さぁ、光が見えてきた!」
というオナラをする直前のページでした。
(オナラというワードを真面目に書くシュールさよ…😂)
オナラをする直前と聞いて思いついたのは
・ロケットが発射する直前
・拳を突き上げる直前
・ランナーがスタートラインでカウントダウンを待っているところ
など、アイデアがすぐに出てきたので、制作までは時間がかかりませんでした。
私がその中で選んだのは、ロケットが発射する直前。
そしてタイミングよく前田さんにお会いできるイベントがあり、直接フィードバックをいただくことに。
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前田さんからのフィードバックは
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ということでした。
そんなにたくさん話せたわけではなかったのですが、方向性としては問題なさそうな印象でした。
しかし、当時の私、文字の良し悪しが全くわからず、このフォントも良いと思って選んでいたのでどういうフォントが良いフォントなのかわかりませんでした。
そして今後は前田さんからフィードバックがもらえるのは多くて週に1回程度。その間はアートディレクターのとりちゃんに見ていただきました🕊️
👇とりちゃんからのアドバイス
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なるほど、たしかにロシアアバンギャルドの参考画像探してみても文字が読みづらいものが多い。
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しかも、イラレでの操作にこだわることもないのか…!と新たな発見も。
そして試行錯誤の上提出したのがこちら
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READYとWE AREの文字はパスで作成し、ロケットも小さくしてみました。
そして突然出てきた石膏や家の前で撮った葉っぱや石も追加して遊び心もプラス。
その後もとりちゃんからアドバイスをいただきます。
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まったくの未経験の私。
このとりちゃんの細かいアドバイスに今後もかなり救われることになります🐬(しかも褒め上手👏)
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その後も修正しては見てもらい、修正しては見てもらいの繰り返しで徐々に変化していきました。
👇これは制作から約3週間後の地点。
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そして前田さんからも全体ミーティングで
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と言っていただき、とりちゃんと2人で大喜びするのでした。
(しかしこのとき2人は今後さらなる試練が訪れることを知らない…)
方向性が定まればあとは最後のブラッシュアップだと思っていた2人はこのまま進めていきます。
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この時点で決定していたデータ提出日は10月10日。
残り数日、ブラッシュアップに集中していきます。
しかし、データ提出を終えたあとのミーティングで、前田さんより想像していなかったお言葉が…!
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嘘ー!!?もう期限過ぎたのにー??と驚愕する私。
でもここは「ただかっこいいだけの雑誌」を作るには妥協するわけにはいきません。
期限も、月末までなら大丈夫かも…!と伸びることになりました。
しかし、この時私は職業訓練が始まり、さらにこの記事の制作会社に応募しようとポートフォリオや書類を作成しようと思っていたので、少しずつ焦りが出てきます。
「時間がない…」
そして切羽詰まった私を見て、マエデメンバーがボイチャに誘ってくれます。
時間になって行ってみると、なんと他のマエデメンバーも10名近くが私のデザインのために集まってくれてました😭
これには泣きました😭
マエデは、いつもみんなが助けてくれるんです。
困ってたら声かけてくれる、応援してくれる。
マエデに入ってよかったって思う理由の一つです。
そして、さらに良くするべく、みんなに助けてもらいました。
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そんな感じでアイデアをたくさんいただき、いろいろ試してみました。
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その後もメンバーのアイデア出しが続きます。
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そんなアドバイスを受けてできたのがこちら!
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だいぶイメージ変わってきました🐬
前田さんのいるミーティングまで、ブラッシュアップを重ねていきます。
背景に紙の素材を入れて、人物を増やしたり文字を飛び出させたりと大きく変わりました。
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そして前田さんのミーティング。
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これでもだいぶカオスになったと思ってたけど、もっとカオス!?
さらに詳しく聞いていきます。
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ふむふむ。どうやら大きなREADYが悪目立ちしているよう。
他はいいとのことなので、課題はREADYの文字のようです。
アドバイスは続きます。
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なるほど、実際に切り貼り!
コラージュについてはほとんど知識がなかったので、とりちゃんにアドバイスをいただきながら進めていきます。(困るたびにボイチャに付き合ってくれるとりちゃん神…!)
どうやら、今のデザインは活かしたまま要素別でカラーコピーして貼り付けすればよさそう。
さっそくカラーコピーのために要素を分解していきます。
ここがなかなか難しかった。
赤の斜線は背景が黒いところとベージュのところがあるし、他にも細い文字も入ってる。なかなか頭を使いました。
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結局細い文字は黒の背景の部分にそのまま印刷することにしました。
余談ですがこの日なんと10月26日。データ提出まで残り3日な上に、制作会社の応募締め切りも月末に迫っていたので気持ちがめっちゃ焦っていました。
学生以来の切り貼りで、はさみとカッターと糊で試行錯誤。
思い切って紙をクシャクシャにしてみたり、わざと浮いた場所を作ってみたり。
これで合ってるのか…と不安になりながらも作ったのがこちら!
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初めての切り貼り、さらに写真撮影の技術も必要で、これもダメかもしれない…と絶望の中にいたんですが、とりちゃんやメンバーが褒めてくれました。
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そして完成して提出。
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ついに提出できた…!
2ヶ月弱、修正に修正を繰り返し、提出した数は80枚ほどになっていました。
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このデザインはたくさん付き合ってくれたとりちゃんはじめ、マエデのメンバーがいなかったらできなかったと思います😭
その後、入稿→色校正に進んでいき、このチェック時に編集長ぐんぐんからのアドバイスで一眼レフで写真を撮り直すことに。
最後の最後はこんな感じになりました!
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仕上がりはこちら
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モタっとした感じがなくて綺麗になりました🥰
最後の最後まで粘ってよかった〜〜〜!!
そして先行発売日当日。
ギャラリーで前田さんに直接お会いした私は、最後のフィードバックをいただきます。
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前田さんってすごく忙しいはずなのに、いつもこうやってちゃんとメンバーのこと見てくれてるんですよ🥲
そして最後まで気になってた文字の部分。
途中でもアドバイスいただいていたんですが、こういうときは何十回何百回といろんなものを試して作って、微調整でやっと良いものになっていくもの。正解があるというよりは、何度も手を動かして見つけていく段階とのことでした。
タイポグラフィの基本を学ぶだけで一気にデザインクオリティはあがる。グラフィックは9割文字の処理。
— 前田高志(マエダタカシ) (@DESIGN_NASU) February 7, 2018
グラフィックは9割文字の処理。
今回本当に文字について考え、向き合い、勉強できる良い経験になりました。
ここまでの2ヶ月間のデザイン制作は、ほぼ毎日のブラッシュアップ、良いと言われるものがなかなか作れず大変なときもありましたが、未経験の私が雑誌制作にここまで深く関われる経験はマエデでなければ体験することができませんでした。
確実に自分がスキルアップできたと実感できる2ヶ月になりました。
最後まで付き合ってくださった前田さん、とりちゃん、ぐんぐん、マエデのメンバーのみんな。ほんっとうにありがとうございました😭
おわりに
ここまで長文を読んでいただきありがとうございました🐬
今回制作したGrapheckは今後、クラファンを中心にご購入いただけるようになります。詳しくはまたXで!クラファンついに始まりました!気になってる方いたらぜひ🥰
そしてそして、
マエデでは現在アドカレをやってます!
個性豊かなメンバーのnoteはどれもおもしろくておすすめです🐬
お楽しみに〜!
では、また〜🖐️