同期への劣等感と少し楽になった話
わたしが最初に入った会社は、別に自慢にもならないけど所謂難関みたいなところで少人数しか採用をしていなかった。
同期は10人ちょっとしかいなくて、みんなバリバリハキハキしてる意識高い感じの人たちだった(わたしも他の人からはそう見えていたと思う)。
ただ、残念ながらわたしは自分が思っていたほどその会社で求められているスキルが足りなくて、途中からは働くのが辛くてたまらなかった。その当時は「自分はだめな人間だ」とか「頭悪くてどうしようもない」と思い込み、その会社を辞めたあとも何年もその意識を引きずり続けていた。
結局、キャリアカウンセラーさんから「その組織とあなたの相性があってなかっただけですよ」と、目から鱗のアドバイスをもらい、救われた。
そう、相性がよくなかった。
わたしが得意なのは、
■プレゼン(資料作りも話すのも好き)
■チームのみんなをまとめる
■新しいアイディアを出し、それを実行する
などなど。最初の会社で求められていたのは
■綿密な文章やエクセル作り
■根回し
■既存のルールを寸分間違いなく実行する力
などなど。もう、こうして字にしてみると本当に真逆(笑)
今思えば無理しないで転職すればよかったんだけど、プライドが許さなかったし、同期に負けたくない一心だった。
で、時は流れ、辞めた同期もいるけど残ってる人たちは駐在したりMBAとったり輝かしい経歴を歩んでる。
そんな同期たちをグループラインで見てて、正直辛くなるときがある。「あー、いいなー。駐在してて」「この人MBAとったんだ…すごいな」
最近もそんな感じで少し落ち込んでたんだけど、今日の仕事で自分の得意分野を発揮していい感じにチームをモチベートすることができた。それを素直に称賛しくれる人もいて、心から嬉しかった。
わたしが輝くことができる場所は、最初の会社にはなかったけど、いまはあるじゃん。
得意なことなら楽しいし、周りにも伝わるじゃん。
そんなポジティブな気持ちがネガティブな気持ちをいつの間にか吹き飛ばしてくれていた。いままでは苦手な部分をどうやって払拭するかばかり考えていたけど、これからは自分の得意を伸ばしてあげよう。
そう思えた今日でした。