I HAVE A DREAM.
キング牧師の有名な演説。
私は、キリスト教の牧師の子として生まれました。
幼少・児童期は何も迷うことなく、教会学校へほぼ休まず通いました。
しかし歳を重ねるにつれ、ひとつの宗教を信仰することに、疑問を抱きはじめます。
クリスチャンである以前に、私は日本人であり、それ以前に、ひとりの人間です。
今では3人の息子を持つシングルマザーとなりましたが、
できるだけ何にも縛られず、ひとつの考え方に囚われず包括的に考え、自分の信じたいものを信じ、本当に正しいものは何なのかを常に自分に問いながら生きるように心がけています。
そこには確かに、生まれて今まで注がれてきたキリスト教の教えが根付いてはいますが、
無神論者も、他宗教者も、すべてひっくるめて愛することができなければ
平和なんて、とうてい訪れることはないと思っています。
イエス・キリストの山上での説教の一つに、「敵を愛し、自分を迫害する者のために祈りなさい」という教えが出てきます。
キリストの教えの神髄はここなのでは、と、私は思っています。
相手も自分も大切にできることが、平和への一歩だと感じます。
仕事でもプライベートでも、出会う子どもたちから学ぶことは本当にたくさんあります。
彼らの想い、感じること、願いを、捻じ曲げることなく正しく周りに広げていくことが、自分の使命ではないか?
そう思いながら、日々生活しています。
私には、夢があります。
この大人中心の社会の中で、成長し生きていかないといけない子どもたち。
彼らが希望をもって未来へ歩める、そんな世界を作りたい。
そのために、子どもたちと誠実に向いたい。
対等な人間である彼らと、本音で語り合いたい。
そして安心してもらいたい。世の中こんな大人もいるんだな、って。
そして、
いつまでも自分自身が”こども”で居続けること。