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「ぬいぐるみのげんざいち」展③片岡メリヤス×菊地浩平トークショー‥の前に「菊地浩平さんの人形参観」へ。
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今回、イベントも込みで「展示」と考えて構成をしていました。どうやったら、もっと人とぬいぐるみの生活やその多様性について共有できるんだろう?そう思った時、もっと多くの人の生の声を聞きたいと思いました。
きっかけとして、私とぬいぐるみ作家の片岡メリヤスさんは、人形文化研究者の菊地浩平先生の授業「人形参観」に参加させていただき、そこでは生徒たちが大事にしているぬいぐるみや人形を持参し一緒に授業を受けるのですが、自分のぬいぐるみについても学生が語ってくれました。
学生たちは、持参した自分の「推し」との生活やエピソードなどをうれしそうにお話しする様子が印象的で、他の持ち主のぬいぐるみ紹介にも聞き入っている様子でした。
菊地先生の絶妙な距離感や相づち、トーク術と笑いあり涙ありの授業展開は本当にひとつのライブを見ているような、エンタテインメントだと思いました。このような神回が毎度なことであれば、それは生徒の学びへのポテンシャルも上がることでしょう。※かといって菊地先生は無理に語らせたり参加させたりはしません。
人形やぬいぐるみについて菊地先生が「当事者でない感」というのがあるように感じて、そこがまた冷静な視点というのか、私もとても気楽にお話しできるような気がしています。
授業の最後に、教壇でぬいぐるみ集合写真を撮影しました。「コテツ(メリヤスさんの持つ犬のぬいぐるみ)」は学生たちからも「意外とこのメンツの中だとコテツが幹事とかやらされて頑張るんじゃない?」みたいに言われて愛のあるまなざしを向けられていました。ぬいぐるみという存在を通じて参加者がなにか心地よい時間を共有しているような、そんな気持ちになりました。
持ち主のぬいぐるみについて語ってもらう。
これは今回の展示イベントでもぜひ行いたい、と思いました。