石井みつこを囲む会参加&著書を読んで
先月、石井みつこを囲む会に参加致しました。
石井みつこさんは元女優やキャスターの経歴を持ち、看護師免許も持つ現役国会議員。
高橋史郎先生の話
高橋史郎先生は大阪の教育関係の人。
自分は共同親権に関しては慎重派(DV被害者への配慮)のため、彼の家族観とは相容れないと感じた部分もありますが、子供は躾をきちんとしないといけないという話には賛同します。
高校には退学があるが、小中学校にはない。
大阪の学校では、安全に学校生活が送れるようなルールが徹底されているらしい。
私のいた小中学校は荒れていたので、先生の心理的負担を軽減するためにも小中学校にも謹慎や退学を含めた厳しいルールは必要だと思います。
別のクラスの先生ですが、不登校になった教師もいました。
集団で暴徒化した子供を大人1人で止めるのは難しい。
牽制するための厳しいルールや躾ができる環境作りは必要だと感じました。
石井みつこさんの話
子供と同じ100cmの目線が必要である事と、教育に対する話がメインでした。
ハッとしたのは障害に関する話
なるほどなと思った。
私も「目が悪い」身体障害を持っていると言えるし、日常生活を補助するものとして「眼鏡」や「コンタクト」を使っている。
学校における「頭がいい」は集中力・記憶力などであり、特定分野しか数値化をしていない。
障害は特別なことではなく、重いか軽いかの話でしかない。
この考えはありませんでした。
松浦大悟氏もLGBTを特別視してほしいわけではなく、平穏に暮らしたいだけの保守の人が多いというような事を言ってました。
「多様性」や「ポリコレ」を誤読し、マイノリティを特別扱いするように仕向けるような活動家がいますが、それではマジョリティによる揺り戻しが起きて、逆に差別を助長しかねないと思います。
「特別なことではない」ということこそ、真のリベラルなのではないかと感じました。
石井みつこさんの著書『元気をこの手に取り戻すまで』を読了致しました。
石井みつこさんが芸能界にいた時に遭ったスキャンダルと、マスコミによるデマ、それによって離れた人もいた。
鬱を経験後、臨床心理の看護師として働いたこと
自分には後ろ盾となるものがないと感じ、勉強をして聖路加看護大学に入学し、東京大学院に入学した事までが綴られていました。
スキャンダルに遭われた際に、石井みつこさんが感じたことです。
今はYouTubeやSNSもあり、本人がデマを否定する事もできますし、拡散力のあるインフルエンサーに助けを求める事もできる。当時はそれができませんでした。
良かれと思ってされるアドバイスによって傷ついた経験。
アドバイスは無責任にやるものではなく、覚悟をもって行なうべき。
非常に重く受け止める発言だと思います。
アイドルに対してお説教をするオタクもいますが、あれは大抵推しに嫌われるだけなので、よっぽどの事がない限りは控えた方が良いです。
現役ではなく、中年期になって大学で学び直すのは海外ではよくある話ですが日本ではまだまだ現役や20代が大学に行くところのイメージがあります。
そんな中、学び直し自分の確固たる後ろ盾を得るため大学に行き、資格を取得しただけにとどまらず、大学院にまで進学した石井みつこさんは凄い。
リカレント(学び直し)や大人のための教育が必要であると政策に掲げる人は多くいますし、実際に大学に通信で学ぶ議員の方もいます。
自分がやった事ない事を政策に入れるより、実際に経験した人が立法に関わる方が良い。
また、鬱を経験しているからこそ、人に寄り添える社会環境の構築に携われるのではないかとと思います。
自分は維新の会の支持者ではありませんが、新藤加奈さんが石井みつこさんの元で働いた理由を囲む囲む会への参加と、著者を読み理解しました。
多様性を認め、大人でも向上心を持って学び直す姿勢や、鬱を克服して政界に進出もする度量。
2人は似ていると思います。
タレント議員に対してとやかくいう人はいますが、多様なバックボーンがある人がいる方が、マイノリティへの真の理解も高まる。
石井みつこさんは表現の自由を守るため、不当な表現規制に通じる報道に関しても抗議の文を出しています。
新しいことや多様性を60代でもしっかり受け入れられる寛容さ、尊敬致します。
支持政党は異なりますが、参議院選改選応援しています。