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2024/5/12 BROAD6春ツアー Interpretation@COTTON CLUB

4月中の日程が全く都合がつかず、個人的に参加が危ぶまれた今回のツアーでしたが、なんとか聴きに伺うことができました!
ありがたやありがたや…しかも1stも2ndも完売…なんということ…。
というわけで、1st2ndごちゃまぜになってしまいますがレポです!

立ち位置変わったんですかね?
ステージ下手から、
伸二さん、荒井さん、加藤さん、圭介さん、北さん、杉ちゃんという並び方でした。
CaravanのMVでも思ったんですが、伸二さんの前髪センター分け天才じゃないですか???可愛すぎませんか?????

♪There will never be another you
いきなりジャズの醍醐味を見せられた気持ちになりました。
各々のスキャットがすごくいい!個人的には伸二さんのスキャットが好きだなぁ
圭介さんの、ベース、ドラム、トランペット、そして1stではトロンボーンも登場してたように思いますが、マルチプレイヤーっぷりが炸裂していた。
2ndでは圭介さんと北さんが顔を見合わせながら歌ってて微笑ましかった。
しかしどんなコード歌ってんだこの人たち。
最後の"You!"かっこいい、1stでは全員同じ方向へ指差してたけど2ndでは各々好きなように指差しててそれも演出としてすごく良かった

♪Stolen Moments
1stでこの曲始まる前、圭介さんがすごく嬉しそうにニッと笑ったんよね、何なのかなと思ったら、聞いてなるほど確かにめちゃくちゃ圭介さん自身が好きそうなアレンジしてるわこの曲。
出だしの伸二さんの、語るような歌い口がすごくすごく良かった。物語を聞いているみたい。
各パートのアドリブソロもベースソロもかっこよかったー

MC
・1st
満員です。
いろいろBROAD6の説明をした最後に、盛大に噛む圭介さん。
・2nd
デビュー14年目にして去年やっとデビューアルバムを出した、フレッシュなグループです

♪Day by day
Shark6のやつだ!!!!!!笑
明らかに圭介さんが好きそうなブラジルアレンジ。
荒井さん大活躍。
2ndで伸二さんが、ウェーブのような動きをしていてめちゃくちゃびっくりするくらい可愛すぎた。

♪As
スティービー・ワンダーのカバー
こちらもブラジル風アレンジで。
伸二さんリード、さっきの2曲目とはまた違った感じでこれもまた良き
2ndでリードの伸二さんがまるで魔法をかけたような動きのあとにバチッとコーラスがハマった瞬間背筋震えた。
コーラスが要所要所微妙にアレンジ違ってすごい。終盤のport.みたいになってるとこ好き。

MC
・1st
今回のカクテルは
荒井さん『東京丸の内、皇居も近く、日本の伝統として日本酒を使い、名前も漢字で一時喜(ひととき)と当てた。今夜のハーモニーは音を出した瞬間に消えていくけれど、そのひとときを楽しんでいただければ』
・2nd
(ブラジルアレンジを受けて)圭介さん『2回ブラジルに行ったことがあるんですけど、まあ、陰気なブラジル人もいますよね。』
圭介さん『皆さん飲んでいらっしゃいますか?』
伸二さん『羨ましいですねー』

♪You'd be so nice to come home to
杉ちゃんの歌い出し最高よ。哀愁を帯びたメロディが本当に似合う。
加藤さんの高音パートが冴え渡る。そこから字ハモで、杉ちゃんとオクターブで動くところも良かった、あらためてBROAD6の音域の広さを見せつけられた感。

♪I got rhythm
出だしあれめちゃくちゃ難しいですよね!?各パート全然違うことやってますやん。全員のビートが合ってないと即崩壊だわあんなの。
冒頭の四声のハモり、2ndで伸二さんがあんまり見たことない歌い方をしてた。なんというのかな、荒井さんに近い歌い方してた。めずらしい
途中、北さんパートがめちゃ不可解な合いの手パート歌ってた…いやホント北さんの仕事量よ…。
曲の終わり方可愛かった

MC
圭介さん『今回のテーマ、Interpretation、解釈ということで、ちょっとアレンジをやりすぎまして』
まさかの、アレンジャー吉田圭介による、史上初・次の曲のアレンジ説明。
・ジャズ・スタンダードの中では最も有名な、電車の曲です。
・冒頭は電車の発車シーン、駅で発車メロディが流れるみたいな感じ。ファンファーレっぽい
・続くテーマは、原曲だとべらぼーに明るいテーマですが…非常に難解な…明るくないテーマですねー。メジャーコードとマイナーコードを行ったり来たり、フュージョンみたいな感じ。
電車に乗ってる人たちがみんな楽しいわけじゃないんですよ、仕事嫌だなとかお腹痛いとか『あの人何!?』とかいろんなことを思ってる人がいるというのを表現してみました。
・続くソリ、ソロの部分は、原曲のコード進行に沿って。
・そして突然の手拍子コーナーです。途中警報音が鳴りますが、気にせず手拍子をしてください。
・さらに、ポリリズムのドラムソロです。いろんな心拍の人が電車に乗ってますが(ここで2ndではゆっくりな心拍音をベースボイスで披露した圭介さん、良い声すぎて眼の前がチカチカした)、電車は同じスピードで、同じ距離を乗せて走るということですね。ここも気にせず手拍子を続けてください。
・そしてバラードパート。電車は、電車を降りたあとの人たちがどんな道を辿るのかは知らないけれど、その人たちのこれからの幸せを願いながら走るし、電車を利用する人たちは公共交通への感謝をしながら利用する、そんな祈りのパートです
・そしてテーマにもどる
・最後は6パート6台の列車がまた走り出していくところ

…ということです。
伸二さん『もう曲を聞き終わったみたいな感じする』

♪A列車で行こう
ジャズで最も有名な列車の曲、と言えばもちろんこの曲ですね。
冒頭からカオス。でも、いろんな音が鳴っていて、アレンジの説明で言われた『電車にはいろんな人が乗っている』をまさに表現するような、いろんな出発のようすを包括したような、そんなファンファーレでした。
テーマ部分は確かに不穏wwwあのパキパキした底抜けに明るいテーマはどこへwww
伸二さんと杉ちゃんのソロの掛け合い好き。
手拍子コーナーめちゃくちゃ難しかった、特にポリリズムのところ。でもすごく考えられた、上手いアレンジだと思った。圭介さんのドラムが電車に乗るあらゆるお客さんで、観客の手拍子が何人(なんびと)も変わらない電車のスピードを表現していて、これが組み合わさることで一つの表現が完成するわけですね。
祈りのパートを歌い上げる荒井さんさすが。
最後、また列車が発車していくようすが私には見えた

MC
圭介さん『冗談はさておき』
続いては、ミシェル・ルグランの、フランス映画音楽から。
転調に次ぐ転調、なんでアカペラでこんな曲を、やるんだと。
伸二さん『転調って難しいんですよ、アカペラって』
杉ちゃん『これもBROAD6のInterpretation、解釈ということで』

♪シェルブールの雨傘
個人的にすごく好きな曲なんですよ
まず出だしの北さんソロ。泣けてきた…惚れてまうやろ…かっこよすぎやで…。北さんが高音歌う時に裏声に抜くあの感じ、ホント好き。
原曲ベース→サンバ→スウィングときて荒井さんの歌い上げパート。これを転調しながら。どんな超絶技巧よ。

圭介さん『続いても、ミシェル・ルグランの、フランス映画音楽から…』
その時の私(え、ちょっと待て待て待てまさかまさかまさか)
圭介さん『キャラバンの到着を』

私大号泣。
すみません超個人的な話になるんですけど
キャラバンの到着(原題Arrivée des camionneurs)は人生で一番好きな曲でして。
幼い頃ランサーエボリューションのCMで聞いたのが確か初めてだったんですけど、そのCMで泣いたもんね。(マジ)
世の中にこんなにかっこいい、美しい、そして憂いに満ちた儚いメロディがあるのかと。
まさかその曲を、BROAD6のハーモニーで、そして私の最推し吉田圭介アレンジ(ですよね?)で聴けるのかと。こんな幸せなことありますか。もう泣くしかないですよ。

♪キャラバンの到着
そういうわけなので、出だしの弦バスのメロを圭介さんが奏でた瞬間もうダメですよね。そこまでですでに泣いてるのに、さらに両目から涙が滝のように出た。1stも2ndも、自分でもビビるくらい泣いた。
1stの記憶はぶっ飛んでる。
2ndでやっと、この曲で入れ代わり立ち代わり出てくるいろんな楽器、いろんなメロディの交わりをかなり忠実に再現しようとしているアレンジであることに気づく。スケール音階をパートを越えて繋いでいく技術の高さ。
原曲知ってる人には伝わると思うんですけど、途中の加藤さんと北さんの掛け合いの部分、再現度ホント半端ない。
ビートがワルツに戻るところの杉ちゃんパートも存在感が際立っててめちゃくちゃ良かった。
耳が幸せだった。

♪Caravan
キャラバンを繋げてくるのね…笑
♪"oh, you"の一旦ためてからハーモニーがわっと広がるところの迫力がすごい。
2ndでは、圭介さんのベースソロのところ、ボイストランペットをやってた。いいなぁ、ライブの醍醐味ですよね
終盤の手拍子求められるところ、私あれまだうまくできないんです…すみません練習しますね…。
最後のロングトーン、圭介さん溜めたなー

♪Come together
Interpretationという意味では、この曲を最後に持ってくるのはものすごく納得。
これはBROAD6にしか演れないアレンジ。
杉ちゃんがひたすらかっこいい。今までも数え切れないくらい言ってきた(書いてきた)けど、なんで杉田篤史という人の歌声はこんなに心に響くんでしょうね。アドリブソロのところの、どこか民謡を思わせるようなロングトーンだったり、かと思えば力強いシャウトだったり、そこに歌詞はないけど物語性を感じるのはなぜなんでしょう。
2ndでは荒井さんvs杉ちゃんのバトルがあったり、圭介さんもだいぶガンガン演ってましたね。すごーーーく楽しそうでした。私は嬉しいです。

本編はここまで。
2ndのアンコール前に、マイクが落ちてそれを拾おうとして前屈の姿勢を取った圭介さんが明らかに変な顔してて
あの瞬間、絶対腰をやったと思うんですけど大丈夫ですかね…その後ソロリソロリと椅子に座ってたし…。

アンコールのMCでグッズの紹介がありました。
1stでは圭介さんと北さんが、2ndでは圭介さんと伸二さんが実際のグッズを持って宣伝。(2ndでは椅子から立ち上がるのちょっとしんどそうだった)
2ndの時、ボトルをおすすめする圭介さんと買わされそうになる伸二さんのミニ寸劇もありました。笑

♪Stardust
コンデンサーマイクで。立ち位置はステージ下手から北さん、杉ちゃん、加藤さん、圭介さん、伸二さん、荒井さん
私今回、ステージ真横の席だったんですけど、伸二さんだけ一歩引いてマイクの周りに立ってるのが見えたんですよね。でも、すごくマイクが声拾うの。どうなってるの伸二さんの発声。
キラキラした星空をゆったりと漂う感じ、あらためて本当にいいアレンジだなぁと思いました。

ホントに行けなかったらどうしよう、と思っていた今回のツアー、行けて本当に良かったです。
BROAD6なりの音楽の解釈(interpretation)、表現の仕方や楽しみ方を存分に味わわせていただきました。
先ほども書いた通り、今回1stも2ndもステージ真横の席だったのでメンバーさんの横顔を堪能させていただきましたし、メンバー同士顔を見合わせる時に横向いてるのがすごくよく見えたりして、視覚的にも新鮮でした。

圭介さんの横顔もめちゃくちゃかっこよかった…。
楽しそうに演ってる姿を見れただけで私はもう大満足です。腰おだいじになさってください。

次のBROAD6ライブはクリスマスあたりとのこと!
これもとても期待が膨らみます!
今回も素敵なライブをありがとうございました!!!!!!

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