4つのストロークの使い分け方
前回のレッスンでは「フィルの手順について」の説明をしました。
ドラムの基礎で大切なことは2つあり、1つは「正しい手順で叩くこと」、そして一つは今日のレッスンでお話しする「ストロークを使い分けること」です。
☆ご挨拶☆
こんにちは!ドラム講師の中村です!
普段は東京の住宅地でマンツーマンのドラムレッスンを行なっていますが、さらに広範囲の方に私が今まで学んできた事をお伝えできないかと思いnoteを使いドラムレッスンを行なっております。
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ストロークって?
さて、ストロークとは何か。
テニスやゴルフでも「ストローク」という言葉を使いますが、ドラムでも大体同じ意味で、『音を鳴らすための動作』のことだと思ってください。
ドラムには名前のついたストロークが4つあります。
それは…、
フル・ストローク
タップ・ストローク
ダウン・ストローク
アップ・ストローク
です。
ドラムを叩く上で、これら4つのストロークを使い分けることがとても大切になります。
先ほどお伝えした4つのストロークの違いは何でしょうか。
スネアやタムを叩いて音を出すことはもちろん同じです。
使い分ける理由
結論から言ってしまうと、4つのストロークを使い分けると、『出る音の大きさ』が変えることができます。
ちょっと、音量について復習してみましょう。
音量の調整方法(復習)
ドラムの音量はどのように調整するのでしょうか?
小さい音を出すには?
大きい音を出すには?
…
ちょっと考えてみてください。
小さい音を出すには、
「弱い力で叩く」
…
ではありません!!
「低い位置から叩く」が正しい答えです。
ということは、逆に大きい音を出したい場合は、
「高い位置から叩く」が答えになります。
☆実験☆
目の前にあるテーブルでも、自分の太ももでもいいので、高さを変えて叩いてみてください。
そのとき『力加減は変えずに』です。
高い方が痛いはずです。当たり前ですが、痛い方が大きい音が出ますよね。
なぜ4つもストロークがあるのか?
さて、ここまでを理解できている方はこのように考えるはずです。
「大きい音と小さい音の違いだけなら、ストロークの種類も2種類でいいのでは??」
確かに、一発の大きい音を求められている場合は、「高い位置から叩く」。
逆に、一発の小さい音を求められている場合は、「低い位置から叩く」。
この2種類の叩き方だけで解決します。
しかし、曲を演奏したりする場合は、一発では終わらず、大きな音や小さな音を混ぜながらドラムを演奏することになります。
ということで、4つのストロークがある意味は2つあって、
☆ここが大切☆
①音の大小を変えるため
②次の準備をするため
です。
4つのストロークを表にしてみました。
座学はここまで!
それでは、下の動画を再生しながら実際に真似して叩いてみてね!!
それでは、クイズ形式で身につけていきましょう!
4つのストロークの叩き方がわかったところで、問題に挑戦してみましょう!
ちなみに、今回は全部の音符を右手だけで叩き、左手は使いません。
例題
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