ドラムを始めたいと思ったら読むnote
こんにちは、ドラム講師の中村です!
普段は、東京の住宅地でドラム教室を運営しドラムの楽しさを広める活動をしております。
私がドラムを始めた頃、またそれより前、ドラムの存在と言えば「地味」や「目立たない」だったと思います。
しかし今、とあるCMでは梅干しのキャラクターを被ったキャラクターが尺丸々ドラムソロをやっていたり、某通信会社のCMでは若手人気俳優がドラムを演奏していたりと、以前より「ドラムがかっこいい」という時代が来ているように感じます。
実際に私の教室にはたくさんの小・中学生が来てくれます。
この記事は老若男女のどこか一部に向けて書いているわけではありませんが、もしあなたが大人の方であればどうでしょう。小さいことの習い事の選択肢にドラムはありましたでしょうか。
大人の生徒さんは、「小さい時からドラムができてうらやましい〜」なんて言います。そんな時代です。
タイトルとは関係ない話を長々としてしまいましたが、地域密着でやってる小さな私のドラム教室だけで数十人の方が「ドラムを始めてみたい!」と来られるということは、日本全体で考えるとドラムをやってみたいという方は結構おられるのかと思います。
「ドラムをやってみたいけど、ハードル高いなぁ」と思われている方の夢を一人でも多く叶えたく今回この記事を書くことにしました。
ドラム教室に通うべきか
さて、私はドラム講師ということもあり、ドラムを始めるにはドラム教室に通う必要があるのか、というお話しからすることにします。
私も学生の頃、ドラム教室にお世話になっておりましたが、ドラム教室に通ったタイミングとしては
「もっと上手くなりたい!!自己流では限界だ!!」
ってなった時です。
なので、「ドラムを始めたいけど、ドラム教室に行けばいいの?」という問いに関しては、「別にいかなくていいんじゃないの?」という答えになります。(もちろん私の教室としてはウェルカムではあるのですが^^;)
未経験者がドラム教室にいくメリットは、
・ドラムに触れる機会が定期的にあること
・そこにドラムがあること
・変な癖が付きにくい
があると思っています。
(※講師のプライドを捨てると、ある程度のレベルに到達するだけなら、教則本やYouTubeでなんとかなると私は思っています。しかし…、)
ドラムはなかなか家での練習が難しいので、毎回毎回音楽スタジオを予約してとなるとなかなかモチベーションを保つのが難しいと思います。
そもそも、音楽スタジオを予約すること自体なかなかハードルが高いと感じる方も多いかと思います(これについては後ほどお話しします)。
ということもあり、(うちの教室の場合は)毎週半強制的にドラムを触ることになり、「下手な鉄砲数打ちゃ」ではありませんが、講師の実力がどうであれ(笑)、日々上達は実感できると思います。
最後に、メリットの3つ目について。
仕上がった経験者が入会してくることがありますが、悪い意味で仕上がっていると正すのが結構大変です。
そのような意味では、最初から教室に入るのも良いと思います。
実際、本や動画で万人フォームなどを伝えるのはなかなか厳しい気がします。
以上を踏まえ、とりあえずドラムに触れてみたいもしくは目標に向かって自己管理がしっかりできる方であれば、ドラム教室に通う必要は、取り急ぎ最初のうちは必要ないと思います。
ドラム教室に通わずに、ドラムを演奏する(練習する)方法をここからお伝えしていきます。
リハーサルスタジオをレンタルする
一般的にドラムを演奏する方法に「リハーサルスタジオを借りる」があります。
しかし、ポピュラー音楽に無縁だった方はなかなかハードルが高い行為だと思います。
リハーサルスタジオには、タバコを吸ってるやんちゃな若者が多そう…とかそんなイメージがあるかと思います。なので、「なにも知らない私なんかがいくような場所じゃ…怖い。」と思うかもしれません。
私もそれを経てここまで来ましたのでお気持ちもわかりますが、悪い妄想をせず堂々とした顔でドラムを叩きに行けばいいです。
(実際に、優しい定員さんと事務的なことを少し話すだけです。)
あとは、完全密室な自分一人の空間ですので(常識の範囲内で)好きにスタジオ内の機材を利用するだけですが、未経験者がスタジオをレンタルして叩くことのデメリットとしては、セッティングの仕方がわからないということがあると思います。
このデメリット解消については別のnoteにて、一般的なリハスタの予約から退出までの一連の流れ(もちろんセッティングのお話も)を書いておりますので、もしよろしければ合わせてご覧ください。
家でドラムを叩く
スタジオを予約する手間が嫌だったり、長い目での金銭面を考えて家にドラムを導入して叩きたいという人もいると思いますので、このことについて解説します。
まず、アコースティックドラム(一般的にイメージされるドラム※以下、生ドラム)についてですが、こちらはよっぽど恵まれた環境もしくは最強の防音部屋を導入しない限り無理でしょう。
「よっぽど恵まれた環境」というのは、ど田舎で周りが全部田んぼで、隣人が何百メートルという範囲内に住んでいない、というような環境です。
そのような場所に住んでいるのであれば、(家族からの苦情は置いておいて)実現可能でしょう(羨ましい)。
そして、「最強の防音部屋」というのは、ピアノの防音とは次元が違うということです。
生ドラムは大音量以外に、振動がかなり出る楽器なので、ドラム専用の防音設備を持つ必要があります。
壁はかなり分厚く作る必要があるので、想像よりも部屋は狭くなり、費用も半端なくかかります。
「家で生ドラム」は、多くの日本人にとって現実的な話ではないでしょう。
ということで、次は少し現実的なお話しをします。
電子ドラムについてです。
一昔前までは、電子ドラムは「おもちゃ」もしくは「生ドラムとは遠い別の楽器」というクオリティでしたが、昨今の電子ドラムはとても生ドラムの演奏感に近付いており、「生ドラムの練習用」としても実力を発揮してくれるでしょう。
しかし全てということではなく物やグレードによっては練習には使えないものなので、ある程度の金額(最低でも20万円前後)がするモデルを買う必要があります。
消音性能も優れているとは言っても、打楽器であることに変わりはなく、(物件にもよりますが)マンション、アパートでは近隣(特に下の階)の人からクレームが来る可能性もありますので予めご注意ください。
家での練習について考える
そもそも、家でちゃんとしたドラムセットに向かって練習する必要はあるのでしょうか。
私は、趣味レベルであれば、家では練習パッドやエアドラムでも全然問題ないと思います。それでたまにリハーサルスタジオに通えば十分です。
自分にあったやり方を探す
当たり前ですが、常にエアドラムをやっていたって面白くありません。モチベーションもどんどん低下するでしょう。
でも、定期的にバンド活動などがあるのであれば、エアドラムをやっていても楽しいことでしょう。
バンドとかには興味がなくドラムが叩きたいだけであれば、定期的にドラムセットを叩ける環境を準備すべきでしょう。
リハーサルスタジオに通うのが苦であれば、電子ドラムを導入するしかないでしょう。
最後に
「やりたい!」という気持ちを無駄にしてはいけません!
そして、始めた後もワクワクした気持ちを消さない環境を作ってあげ、続けることが大切です。
特に小学生なんかはエアドラムとリハーサルスタジオでは継続は難しいかもしれないので、ドラムを買ったり教室に毎週通ったりという環境が必要かと思います。
私はnoteで、ドラム教室に通わずとも日々のドラムの練習の助けになるようなコンテンツを作っております。
文字だけでなく、画像や動画も使ってわかりやすく解説していますので活用していただけたら嬉しいです!
(↓のリンクは未経験者に向けたレッスン記事でNo1から順番にチャレンジすれば「ドラム初心者レベルになれる」ものになっています。)
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