「フィルって何?」フィルイン入門【#7】
ドラマーが大事にしなければいけないのは、以前のレッスンでやった”ビート”(下の説明での「パターン演奏」)ではありますが、ドラムセット全体を激しく(?)叩くに憧れてドラムを始めてみようと思った方も少なくないと思います。
☆ご挨拶☆
こんにちは!ドラム講師の中村です!
普段は東京の住宅地でマンツーマンのドラムレッスンを行なっていますが、さらに広範囲の方に私が今まで学んできた事をお伝えできないかと思いnoteを使いドラムレッスンを行なっております。
もしよろしければ、他のレッスン記事も見ていただけると嬉しいです!
フィルインって?
冒頭で言った、『ドラムセット全体を叩く』とイメージされているものの正体がフィルインと呼ばれるものです(もしくはドラムソロ)。
wikipediaでフィルインについて調べてみると…?
フィルイン(Fill-In、「埋める」の意)とは、主にドラムセット(広義ではギターやピアノ等の伴奏も含まれる)における演奏技法である。 一定のパターン演奏を繰り返す中でパターンの最後、もしくは楽曲の繋ぎ目の1~2小節で即興的な演奏を入れ、変化をつけることを指し、楽曲のスパイス的な意味合いから日本ではオカズと呼ばれる。ポピュラー音楽ではフィルインのフレーズが記譜されている場合もあるが、基本的に奏者のセンスに一任される。概ね、4小節目や8小節目の最後に入れられていることが多いが、特別な決まりはない。
フィルインの役割は主に伴奏にアクセントをつけることで楽曲を盛り上げることにあり、特にAメロやサビに移行する直前にはインパクトのあるフィルインが用いられることが多い。
(wikipediaより)
ドラムを知っている人間からすると、これはこれ以上ない的確なフィルインの説明ではありますが、わかりましたでしょうか?
「長い文章イヤ!」と言う人もいると思うので、まずはこの動画を見てください。
フィルインを入れながら8ビートを叩いてみます。
wikipediaの説明では、「奏者のセンスに一任される」と書いてありましたが、ある程度”定番のフィル”というものはあります。
『こんなフィル今まで見たことない!!』なんて思うことは、色々な曲をコピーしてても滅多にありません。
よくあるフィルや、よくあるフィルをほんの少し叩く場所を変えただけのモノが多いです。(所詮、”おたまじゃくし(音符)”の組み合わせです。)
ということで、今回は(私セレクトの)定番のフィル3つに挑戦してみましょう!
【定番フィル】その1(タカタカ)
ビートの最後(4拍目)に左右の手を交互に動かすシンプルなフィル。多くの曲にフィットする万能なフィル。
ちなみに、フィルイン部分が1拍なので、「1拍フィル」と呼んだりします。
【「拍」とは?】
(一般的な)「4分の4拍子(びょうし)」の曲の場合、1つの箱(1小節)を4つに分けた時、その1つを「1拍(ぱく)」と呼びます。
【定番フィル】その2(タントンタカトン)
『困ったらこれ!』と言ってもいいほど、様々な曲にジャストフィットします。
(R:右手/L:左手)
これは、フィルの部分が『その1』の倍なので、「2拍フィル」です。
【定番フィル】その3(タカタカタントン)
「その1」と「その2」をミックスさせた応用です。
(R:右手/L:左手)
レパートリーを増やすには?
さて、これであなたのフィルのストック(持ちネタ)は3つ増えたことになりますが、この数を2倍にも3倍にも簡単に増やす方法があります。
それは…
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