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8ビート入門 〜その2〜【#3】

前回の8ビートだけで曲に合わせられるとは言ったものの、さすがにそれだけでは物足りない感じでしたよね。
ということで、今回は盛り上げ要素を3つ取り入れたいと思います!

前回のレッスン(↓)をマスターできていれば今回はそんなに難しくないので頑張ってください!

☆ご挨拶☆

ドラム講師の中村です!
普段は東京の住宅地でマンツーマンのドラムレッスンを行なっていますが、さらに広範囲の方に私が今まで学んできた事をお伝えできないかと思いnoteを使いドラムレッスンを行なっております。
もしよろしければ、他のレッスン記事も見ていただけると嬉しいです!

今回の目標

聞いただけでも、前回よりそれっぽくなったのがわかると思います!
それではレッスンスタート!

シンバルを入れてみよう

ハイハットも正式名称は「ハイハットシンバル」ではありますが、皆さんがお持ちと思われるシンバルのイメージ、
「ジャーン!」
というシンバルを入れてみましょう。
ちなみに、このシンバルは「クラッシュシンバル」という名称で、「クラッシュ」とか「シンバル」って呼んだりします。

クラッシュシンバルは大きな音が出るので、曲の始めや転換点の頭(イントロからAメロに入った頭)などで叩きます。

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☆MEMO☆
譜面上でのクラッシュシンバルの表し方は人によってまちまちですが、私のレッスンではアクセント記号(>)で表しています。

前回のレッスンで、「1・2・3・4・5・6・7・8」と全部ハイハットを叩きましたが、それの「1」の部分だけをハイハットではなくシンバルを叩きます
「1」以外の変更点は何ひとつありません!

8ビートの右足(バスドラ)を増やそう

前回のレッスンでのバスドラでは少し物足りない感じがします。
なので、ひとつ増やしてあげましょう。

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前回は「1」と「5」でバスドラムを踏みました。
今回は「5」の次の「6」でも踏んであげます

ちなみにこれは一例で、バスドラムの増やし方は沢山あります。
しかし実際に曲を演奏し始めると分かりますが、今回のフレーズは8ビートの曲の中でも特に多用されています。

フィルインに初挑戦!

フィルとはなんでしょう?
まずは、この動画を見てみてください。

フィルインは英語でFill-Inと書き、「埋める」といった意味があります。
シンバルは曲の転換点の頭などで叩くと説明しましたが、フィルインの多くはそのシンバルの直前に叩くことが多いです。

♪JPOPなどでよくある流れ♪
ビート
→(そろそろサビだな)フィルイン→(サビの頭で)シンバル

よく使われるフィルインはあるものの、その種類は無限と言ってもいいくらいです。
曲の速さ、雰囲気、歌のメロディによって適切なフィルインが考えられていて、ドラマーや作曲家のセンスが問われます。

☆MEMO☆
ちなみにフィルインは「フィル」と略して使うことが多いです!
また、楽曲のスパイス的な意味合いから「オカズ」とも呼んだりします。

フィルは手順に注意

まったりしたフィルから激しいフィルまでたくさん世の中には存在していますが、今回は初回の練習なので、先ほどの動画と同じフィルに挑戦してみましょう。

譜面としては、クラッシュから始まった8ビートを3回繰り返し(クラッシュは初回だけで)、4小節目でフィルインをして、またクラッシュに戻りこの4小節を繰り返す(4小節パターン)、といった流れです。

フィルインはスネア、ハイタム、ロータム、フロアタムをそれぞれ右手で2回ずつ叩きます。

ここで大事なポイントが、今回のフィルインは左手を使わないということです。

最後に

フィルインは音も見た目も派手で、やっていて楽しいですが、曲の中でドラマーが一番に大切にしなければいけないのはビートの部分です。
ダメな例でよくあるのは、フィルインを張り切りすぎてしまうあまり、その部分だけ目立ってしまい、曲のバランスが崩れてしまうことです。

ビートがあってこそのフィルインなので、そこを今後も意識して取り組んでくれたらと思います。

さて、ここまでできたあなたは、簡単な曲にチャレンジできるレベルに達しました!
ドラム入門者でも挑戦できるように楽譜をアレンジしましたので、米津玄師さんのLEMONにチャレンジしてみませんか??



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