劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン レビュー
本文は一コナンファンによる「劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン」レビュー文になります!良かったら読んでくださいね!
春だ!4月だ!劇場版名探偵コナンの季節だ!
というわけで開いてくださった皆さんこんにちは!Dolajiroと申します!
2020年に「緋色の弾丸」公開1年延期で待ってる間にコナン君の映画レビュー書いたろ!っと思って作ったnoteですが
もう2022年になって「緋色の弾丸」どころかその次の最新作「ハロウィンの花嫁」が公開直前です時の流れ早すぎ!
では、基本情報!
劇場版 名探偵コナン 天国へのカウントダウン
監督:こだま兼嗣 脚本:古内一成 音楽:大野克夫
2001年4月21日公開
興行収入 約29億円
主題歌 倉木麻衣「always」
初期コナン君のリアルタイム世代(恐らく30~34歳ぐらい)の方にとって
コナン君の劇場版とはいえばこの映画!という方も多いこの作品、
当時の原作は「ベルモット」「ジョディ先生」「赤井秀一」など当時は謎が多かったキャラクター達がコナン君の前に姿を現し黒の組織との戦いが新しい登場人物達と共に動き出していた時代です。
そんな頃の中作られたシリーズ初の「黒ずくめの組織」登場の映画ですが、当時は赤井さんやジョディ先生もアニメに未登場、または初登場まもない時代なので黒ずくめといっても「ジン」と「ウォッカ」の2人しか登場しません。
ストーリーは
コナン達少年探偵団がキャンプの帰り道に寄った西多摩市の「ツインタワービル」。そのオーナーの招待で同じくビルを来訪していた小五郎達と一緒に知り合ったビルの関係者達が次々と殺害され、事件の背後には黒ずくめの組織や不審な動きを見せる灰原哀の姿が...!?という内容です。
それではいくつかポイントを選んで語りたいことを書いていきます!
①初期コナン中最高のアクション
コナン映画ではこだま兼嗣監督作の7作品がよく「初期作」と位置付けられますが本作はその中で一番「アクション」が際立つ作品ですよね!
実は前半は事件の捜査に費やされており静かな展開が続きますが後半になるとツインタワービルの爆破を皮切りに
・蘭姉ちゃんとコナン君の超高層ビルバンジージャンプ
・コナン君のスケボーでのビル間飛び移り
・スポーツカーを使ったビル最上階からの脱出
と単純に走り回ったりしてるだけではなくハリウッド映画に引けを取らないビジュアルインパクト抜群のアクションシーンが連続して観られます!
コナン君が超高層ビルを文字通り縦横無尽に動き回るアクション展開はアクションインフレの激しい近作と比べても遜色ないのではないでしょうか!
②黒ずくめメインと見せかけた少年探偵団映画
本作はポスターや当時の予告映像から「コナンを裏切る灰原哀」「黒ずくめとの対決」がメインと当時皆が思っていましたが実際は
前者は早々に誤解と分かり、後者に関しても「黒ずくめの仕掛けた罠からの脱出」の意味合いが強く直接対決は1シーン程度に留まります。
じゃあただの予告詐欺映画じゃん!?となってしまいそうな本作ですが
それもそのはず、実際この映画は少年探偵団メインの映画です!
よく原作者の青山先生のインタビューでも語られ実際に原作やアニメ劇場版を観てもよく分かりますが黒の組織が話に登場する=灰原が関わる=灰原がメンバーの少年探偵団が関与してくるという図式で黒の組織メインの話には少年探偵団が関わる事が多くその逆も然りです。
主観ですが本作の黒の組織は「コナンの対決相手」というよりも「コナンや少年探偵団を活躍させるための舞台装置」という感覚がの方が強いです。
とはいってもジンの兄貴の「眠れシェリー...永遠にな...!!(園子に向けて)」は黒の組織ヒストリーに残る名シーンですが!
③「天国へのカウントダウン」という神タイトル
さて、「この映画は少年探偵団メインの映画だったんだよ!」(MMR風)とは言ったものの子供メインの映画って面白いんですか?と思う方もいらっしゃるかもしれません。それがなんと面白んですよ!
本作は1作目の時計仕掛けの摩天楼等に並ぶ「オチ最重要の映画」で、当時のパンフレットでも天国へのカウントダウンのタイトルの意味が分かる例のクライマックスから逆算して舞台やストーリーが作られた事が語られており推定全国1億人以上のコナンファンが認める最高のクライマックスが用意されている映画です!
どんなクライマックスよ!?という話ですが蘭姉ちゃんや現在でいう赤井さんや安室さんではすることのできない子供らしい粋な行動やラブがポイントになっています!メインになっているのが子供達だからこそできたクライマックスですし、最後コナン君が予期しなかった行動に走った灰原さんを救うことができたんですよね!まあ文章で言ってもしょうがないから観てみてくださいよ!(本末転倒)
ぶっちゃけコナン映画の中でも20年間に渡って色んな所で色んな人が語ってる映画なので今更レビューとかするのも野暮な一作ですよね!
評価も最高に決まってんだろ!の一言に尽きます。とりあえず観よう!
隙のない完成度とアクション。特にアクションはこの後の作品は様々特色あれどこれほどアクションの強い映画が出ることはないだろうと思ってました...2011年までは。
メインテーマ筆頭にサントラも最高だからサブスクで聞いてくださいね!
最後まで読んでいただき誠にありがとうございました!