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劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

どうも!Dolajiroと申します!
この投稿はタイトルの通り!劇場版名探偵コナン 時計じかけの摩天楼
にわかの人間がネットの片隅で語る内容となっております!
趣旨については別記事「はじめに」を読んで頂けますと幸いです。
前段なんか長く書いてもしゃあない!早速行きます!
あ、もちろんネタバレですからね?

基本情報
劇場版 名探偵コナン 時計じかけの摩天楼

1997年4月19日公開
監督:こだま兼嗣 脚本:古内一成 音楽:大野克夫
興行収入 約11億円

今となっては日本経済を動かしているといっても過言では...ない
劇場版名探偵コナンシリーズ第1作です!

内容はいたってシンプル!
正体不明の爆弾魔から工藤新一宛に挑戦状!
コナン君が暗号を解きまくって爆破を阻止だ!
最後にはサプライズもあるでよ!

3行ですね!このシンプルさがこの1作目の良さの1つだと思います。

書き方が定まっていないですが
今回は個人的な好きな所・注目点を箇条書きにして語っていきましょう!

1作目ならではの冒頭シーン
近年の作品だと冒頭10分とかで大規模なアクションシーンをぶち込んで
くることも多いこのシリーズですが初代はどうかというと
「あれ?テレビシリーズか?」って思うような昔よく聴いたBGMと
殺人現場のシーンから始まります。
そう、8作目ぐらいからオープニングで「もう皆知ってるよな!」とか
ぶん投げられるしそもそも最近はコナン君が警察とかから素で頼られてて
ほとんど見ることがなくなった

子供のコナン君が小五郎のおっちゃんを麻酔銃で眠らせて
 代わりに推理を披露して事件を解決する

という名探偵コナンの基本形を説明するパートになっているんですね!
簡単な推理クイズのようなダイイングメッセージ物ですが
推理物の映画として軽いジャブを与えるのと同時に「ああ、コナンってこういうアニメなんだな」(製作時期とか考えると当時は正直全然メジャーでない)というのを観客に説明してくれています。
...え?なんででもこの子供なんでこんな頭がいいんだ!?って?

・24年続く皆大好きなオープニング
TV版のメインテーマをアレンジしたBGMとCG映像のイントロ
そしてコナン君が観客に語り掛ける形で
コナン君は子供なのになんでさっきみたいに事件解決してるの?
を説明をしてくれ最後は「真実はいつも一つ!」の決めセリフで締める。
この構造は2020年の現在に至るまで続いてる所謂コナン映画の様式美で
もう本編よりもこれが楽しみなんだよ!って方もいるぐらい楽しみにしてる
ポイントでもあります。
ここで説明されていますが現在の映画でも大活躍のターボエンジン付スケートボードはこの頃は太陽光で動いている為当時は陽が暮れると使えなくなるという弱点がありました。まあ殆ど昼間しか使ってないけどね!
OPまでだけで1,000字行ってしまいした。大学生のレポートなら
読むのがしんどい」って突き返されるヤツですね!
いいんですよ!社畜の趣味だから!(自己中) 巻きで行きます!

・"1回きり"ゆえに…
後年のインタビューとかでもよく
名探偵コナンは疲れるし...ってことで連載終えちゃおう!と思ってたけど
映画化が決まってやっぱ続けなきゃ!ってなった
」(要約)とか言われてるぐらい原作者の青山剛昌先生にとっては映画化はテンション爆上がり案件だったようで
オレが書いたプロットというか、セリフをガーッと書き並べたヤツを、コピーしてみんなに配りました。もうこれっきりだと思ってましたからね。オチまで全部書きましたよ」(20周年時インタビュー原文ママ)
という本当の意味での原作・青山剛昌な作品になっています。
確かに今でこそ長年続いてるTVアニメ映画シリーズは多いですが
当時だとせいぜい「ドラえもん」ぐらいでクレヨンしんちゃんも5作目でしたもんね!自信の有無ではなくそんな発想にならないでしょう!
2020年時点で23作目まで公開されていますが関与の度合は違えどすべての作品で大まかなストーリー・舞台・登場キャラの素案、セリフの監修、果ては原画制作(後で書きます)までされております。
さすがプロだ。違うなぁ・・・

王道明快な物語と同情できない犯人
そんなストーリーはどうなのかと言うと基本形は目的不明で工藤新一に爆破予告を送り付けてきた犯人の出す「暗号」をコナン君が解いて爆破阻止していくという単純明快な物です。今はもう大きいお友達向けな面も否めないですが当時は完全に子供向けですからね!
仕組みは分かりやすくで質は高い。それが子供向けやで(唐突)
冒頭のチュートリアルを除いて殺人事件が発生しないのも特徴的ですね。
四苦八苦しながら事件の捜査は進み判明する犯人の動機は
自分の若手時代の建築物が美学に反する為悉く爆破しようとしていた
自分の参加していた理想の都市デザインをある事件の解決でオシャカにした工藤新一への復讐
というある意味コナン映画の基本形でもある
理解はするけど共感できない」ものとなっております。
けど、テロ以外の目的でこんな爆破事件が起こる理由ってこういうことになってしまうんですよね...

エモすぎなクライマックス
なんやかんやありまして(33分探偵風)、
新一のガールフレンドの蘭姉ちゃんが新一と待ち合わせ(一方的)していた映画館に最後の爆弾が仕掛けられていることが分かり、最終的に蘭姉ちゃんが爆弾解体にチャレンジするという鈴木爆発みたいなことになってしまいます。
ここからはもう本当に手に汗握るというか趣旨が崩壊しますが文章じゃ表せないエモい展開になっていきます。
個人的には爆弾解体の緊張感→「無事解体出来たわぁ...」→「は!?まだコード2本残ってる!!正解は片方だけだ!どうしよう!」→新一の誕生日を迎える鐘の音コナン君がある意味諦める瞬間→けどその後コナン君が正解に気づいてしまうが強制退場してしまう→最後に蘭姉ちゃんが取った選択は...!?
といった緩急がサウナ→水風呂のループを超短時間で強いられてるような感覚に襲われて大好きです。
特に太字で書いたシーンでは原作者の青山剛昌先生が原画を描かれているのもエモいですよね。
そして事件が本当に解決した後、コナン君と蘭姉ちゃんの間で交わされる会話で分かる蘭姉ちゃんが最後に取った選択の理由は...!?
「14番目の標的」「天国へのカウントダウン」あたりもそうですがオチの為に物語を作られてるのでは!?(少なくとも天国~は実際にそうです)と思わされる一言です。


...といったようにぐだらぐだら書きましたが自分としては
コナンの基本構造を説明した上で王道で明快なストーリーが展開される
ある意味必然と偶然が重なって出来上がった20年以上続くシリーズの原点にして大名作
といった感じですね。
まあとりあえず今なら3,000円で4K版ブルーレイ売ってるから買って観てください。

本当はストーリーを順に追って細かい所を書いていきたいと思っていましたがそれをしたらマジで卒論レベルの長さ(これでも大分削りました)になりそうなのでこんなもんで...

書き方が定まってないので読みにくい文章かもしれませんが、
色々ブラッシュアップしながら気力が保てば緋色の弾丸の公開までに23作はレビューできたらなと思っております。
次の「14番目の標的」はいつになるか、どういう文章かはまだ分かりませんがもし良かったらまた見て下さいね!

最後まで読んでいただきありがとうございました!

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