24年秋季 山括弧塾について(事務局からのお知らせ)※追記あり
山括弧塾事務局です。ご案内をする私自身が、講師陣のフルコースっぷりに多少目眩がしております。詳細は決まり次第順次、こちらと、山括弧塾公式Twitterでアップデートしてまいります。みなさまのご参加お待ちしております!
※いずれの講座も、塾長の永井も参加いたします。
①入不二先生ご講義の申込み受付を開始しました!(24/8/14)
②青山先生ご講義の申込み受付を開始しました!(24/08/15)
③清水先生ご講義の申込み受付を開始しました!(24/08/15)
④永井の講義の申込み受付を開始しました!(24/09/03)
開催概要:
講座によって受講方法が異なります。詳細は下記をご覧ください。
①現実性の円環モデル入門(講師:入不二基義先生)
9/7(⼟)15:00〜 塾舎での対面講義+オンライン講義(予定)。
②『哲学の問い』を裏から読む(講師:青山拓央先生)
9/15(日)、22日(日)いずれも15:00〜 オンライン講義。
③限界概念論――私の存在から鏡の世界へ(講師:清水将吾先生)
9/28(土)、10/5日(土) 、10/12日(土)いずれも15:00〜
塾舎での対面講義+オンライン講義(予定)。
④『バガヴァッド・ギーター』を読む(仮)(講師:永井均)
9/28(土)より、毎週土曜12:00〜開催予定。塾舎での対面講義。
全講義共通の要項が下記となります。日程、テキスト等についてはそれぞれの要項をご確認ください。
・料金は一括払い
・①、③、④の対面講義は、申し込み多数の場合は抽選となります。すべての講義に重複して申し込まれても構いません。
・対面講義は東京都目黒区自由が丘にて。 ※詳細は参加者の方にメールでお知らせします。
・対面講義のみの場合、録画等の公開予定はありません。またご都合により欠席された方への返金のご対応もいたしません。予めご了承くださいませ。
・コロナ再拡大や天候等の理由で、期中のZOOM講義への切り替えの可能性があります。あらかじめご了承ください。
①現実性の円環モデル入門(入不二基義先生)
▼講義要項:
入不二哲学では、「現に」という無内包の現実性の働き方を、円環モデルを利用しつつ追跡する。現在、『現実性の問題』(筑摩書房、2020年)の続編として、『現実性の問題 II』を執筆中であり、現実性の円環モデルも更新中である。本講義では、その生成中の形而上学的思弁を共有してもらって、検討したいと考えている。現実性の円環モデル全体を辿るためには、何十回もの連続的な講義が必要になるが、今回は、「現実性の円環モデル入門」連続講義の、「第一歩」となるような話をしようと思う。(入不二)
▼日時・場所
・9/7(⼟)15:00〜 塾舎での対面講義+オンライン講義(予定)
・対面講義:定員12名。(最小開催人数5名)、オンライン講義:定員なし
▼受講料:
社会人2,000円 学生1,000円
▼申込方法:
※ハイブリッド講義を予定しているため、受講されたいスタイルによって、申込の方法が異なります。ご自身のご希望に合わせてお申し込みください。
①オンライン受講をご希望の方
下記よりお申し込みください。定員はございません。
お申し込みはこちら
②塾舎での対面講義をご希望の方
下記申し込みフォームよりお申し込みください。応募締め切りは8月29日(木)24時まで。応募多数の場合は抽選となります。31日(土)中に当選者の方へのメールを以て発表に代えさせていただきます。
申し込みフォームはこちら
なお、オンライン受講は講義開始直前まで申し込みができますので、対面講義をご希望されながらも抽選に漏れた方は、あとからオンライン講義に申し込むことが可能です。
▼テキスト:
『現実性の問題』(筑摩書房、2020年)
▼講師紹介:
1958年生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、同大学院博士課程単位取得。専攻は哲学。山口大学助教授をへて、現在、青山学院大学教育人間科学部教授。主な著書に『現実性の問題』(筑摩書房)、『哲学の誤読――入試現代文で哲学する!』(ちくま新書)、『相対主義の極北』(ちくま学芸文庫)、『時間は実在するか』(講談社現代新書)、『時間と絶対と相対と――運命論から何を読み取るべきか』(勁草書房)、『足の裏に影はあるか? ないか?――哲学随想』(朝日出版社)、『あるようにあり、なるようになる――運命論の運命』(講談社)など。共著に『運命論を哲学する』(明石書店)、『〈私〉の哲学 を哲学する』『〈私〉の哲学 をアップデートする』(春秋社)などがある。
Xアカウントはこちら(https://twitter.com/irifuji)
②『哲学の問い』を裏から読む(青山拓央先生)
▼講義要項:
新刊の『哲学の問い』(ちくま新書)には、初学者を哲学にいざなうだけでなく、専門家にとっても重要な論点を含んだ24篇の文章が収められています。本講義では、そこから幾つかの文章を取り上げて、一読しただけでは読み取りづらい「裏側の議論」に迫ります。どの文章を取り上げるかは現時点(8/14)では未定ですが、リクエストのある方はX(Twitter)で表明して頂ければ、一つの判断材料といたします(表明される際は、検索で見つけられるよう、テキストの書名を入れておいてください)。(青山)
▼日時・場所
・9/15(日)、22日(日)いずれも15:00〜 オンライン講義
・定員はございません
▼受講料:
社会人4,000円 学生2,000円 (2回分)
▼申込方法:
お申し込みはこちらから。
▼テキスト:
青山拓央『哲学の問い』(ちくま新書、2024年)
▼講師紹介
1975年生まれ。現在、京都大学大学院人間・環境学研究科教授。哲学の観点から、とくに時間・言語・自由・心身関係を考察。慶應義塾大学より博士(哲学)を取得。県立浦和高校、千葉大学文学部、同大学院博士課程、日本学術振興会特別研究員、山口大学時間学研究所准教授を経て現職。2006年、日本科学哲学会第1回石本賞を受賞。2011年、文部科学大臣表彰科学技術賞を研究グループにて受賞。著書に『分析哲学講義』(ちくま新書)、『時間と自由意志』(筑摩書房)、『心にとって時間とは何か』(講談社現代新書)、『幸福はなぜ哲学の問題になるのか』(太田出版)、『新版 タイムトラベルの哲学』(ちくま文庫)など。
Xアカウントはこちら(https://twitter.com/aoymtko)
③限界概念論――私の存在から鏡の世界へ(清水将吾先生)
▼講義要項:
私・左右・美、これらはどこにあるのでしょうか。本連続講義では、私・左右・美が、それぞれ一つの限界をなしていると論じます。さらには、これらの限界は、同心球のように層をなすという説を提案し、皆さんと一緒に検討したいと思います。第一回では、知覚の選言説のアイデアに依拠しながら、私は経験の限界をなしうるということを論じます。第二回では、左右概念の起源を考察し、私という限界の外側には左右という限界があるということを問題として提起します。最後の第三回では、鏡の中の美術作品がもつ美的価値について考え、左右という限界の外側には美という限界があるという描像へと向かいます。この描像はその精神において新プラトン主義的です。つまり、プラトン的超越を同心球的限界として捉えなおし、また、プラトン的分有を同心球どうしの関係にもとづいて理解しなおすという意義をもっています。(清水)
▼日時・場所
・9/28(土)、10/5日(土) 、10/12日(土)いずれも15:00〜
・塾舎での対面講義+オンライン講義(予定)
・対面講義:定員12名。(最小開催人数5名)、オンライン講義:定員なし
▼受講料:
社会人6,000円 学生3,000円 (3回分)
▼申込方法:
※※ハイブリッド講義を予定しているため、受講されたいスタイルによって、申込の方法が異なります。ご自身のご希望に合わせてお申し込みください。
①オンライン受講をご希望の方
下記よりお申し込みください。定員はございません。
お申し込みはこちら
②塾舎での対面講義をご希望の方
下記申し込みフォームよりお申し込みください。応募締め切りは9月19日(木)24時まで。応募多数の場合は抽選となります。21日(土)中に当選者の方へのメールを以て発表に代えさせていただきます。
申し込みフォームはこちら
なお、オンライン受講は講義開始直前まで申し込みができますので、対面講義をご希望されながらも抽選に漏れた方は、あとからオンライン講義に申し込むことが可能です。
▼テキスト:
参加者には講義に使用するテキストを配布します。なお、下記は必須ではありませんが、参考書籍としてお読みいただければと思います。
・第一回:清水将吾「私の存在についての知識――副詞的超越内在としての私の存在へ」、『新紀要』創刊号(2023年)
・第二回:清水将吾『左右を哲学する』(ぷねうま舎、2024年)
▼講師紹介:
1978年生まれ。立教大学兼任講師。上智大学と東邦大学で非常勤講師を務める。ウォーリック大学大学院哲学科でPhDを取得後、日本大学研究員、東京大学UTCP特任研究員、特任助教を経て、現職。著書に『左右を哲学する』(ぷねうま舎、2024年)と『大いなる夜の物語』(ぷねうま舎、2020年)、分担執筆書にFrom Existentialism to Metaphysics: The Philosophy of Stephen Priest(ピーター・ラング、2021年)、『ゼロからはじめる哲学対話』(ひつじ書房、2020年)、Philosophy for Children in Confucian Societies (ラウトレッジ、2020年)、『ベルクソン『物質と記憶』を診断する──時間経験の哲学・意識の科学・美学・倫理学への展開』(書肆心水、2017年)がある。共監訳書に、マシュー・リップマンほか『子どものための哲学授業──「学びの場」のつくりかた』(河出書房新社、2015年)、共訳書に、バリー・ストラウド『君はいま夢を見ていないとどうして言えるのか』(春秋社、2006年)がある。
Xアカウントはこちら(https://twitter.com/shogoinu)
④『バガヴァッド・ギーター』を読む(仮)(永井均)
▼講義要項:
※詳細は追記いたします
▼日時・場所
・9/28(土)より。毎週土曜12時〜開講、対面講義を予定。
▼受講料:
社会人8,000円 学生4,000円 (4回分/予定)
▼申込方法:
下記申し込みフォームよりお申し込みください。応募締め切りは9月19日(木)24時まで。応募多数の場合は抽選となります。21日(土)中に当選者の方へのメールを以て発表に代えさせていただきます。
申し込みフォームはこちら
▼テキスト:
※詳細は追記いたします
事務局から:
塾長の永井を始めとする、「現実性」議論の最先端の論客が、この秋に山括弧塾に集結するはこびとなりました。冒頭にも書きましたが、正直、目眩がしそうな顔触れです。一連の講義を山括弧塾としてお送りできる喜びが大きすぎて今は適切な言葉が浮かんでこないのがもどかしいですが、私が感じたその喜びを皆様にも精一杯お届けさせていただきます。どうぞ、この稀なる機会をお見逃しなく。
多数のご参加お申し込み、お待ちしております!(山括弧塾事務局)