職長私服
こんにちは 9番太です。
前回は真朱君のコスチュームテコ入れの話でした。
今回は自作の漫画『ジゴクの職長』の主人公「ミヅチ職長」です!長いのでお暇でしたら是非、という感じです。。
左はコミティアで頒布した準備号に載せた職長私服案。
右はなんか私服テコ入れでちょっとパワーアップしたスタジャン。
次の漫画は職長がほとんど私服でして、
既に上のスタジャンにTシャツ、デニムというコーディネイトで決まっていました。
漫画も既にこれで描いておりました。
ただ、カラー漫画として全体修正する上でやはり職長の私服もテコ入れしたいと思いまして
・職長の筋肉が全く見えない(さみしい)
・和っぽさ足していきたい
・スタジャン煙管似合わない
という3点が理由としてありました。
特に職長のチャームポイントの筋肉が前編中編後編(今度の話長いんです)ずっと見えないのは描いていてとてもさみしく、何とか筋肉の輪郭だけでも出すか、他のチャームポイントを服装で作り出さないと私が死んでしまう、と思いました。
よく相談をしている友人に「白Tシャツはどうか?」とアドバイスをいただきまして、Tシャツを描こうとしたらなにやら鯉口シャツのような、ももしきのようなものをイメージしましてこれだー!と思い描いたのが上の一番上のもの。
だいぶ満足いたしまして、これをベースに足したり引いたりと試行錯誤したのが上の下段三つとなります。煙管が似合うことが前提なので煙管を絶対持たせてます。
腰のゴムは腹巻風に少し縦幅を設けつつ完全別色(赤)にしました。
真朱と違い職長は飽くまで現代人なので、TPOで和服で着る機会はあれども私服は洋服。なのでこう見えてスウェットです!
寅さんぽく、カンカン帽どうかしら?とお試しで被らせたのですが驚くほど似合わなかった。
ちなみに鯉口シャツも試したのですが、別名ダボシャツというだけあり筋肉ラインが見えないのでかっこいいけど断念しました。
職長がそういう顔なのでものすごい下っ端のゴロツキに見えました。面白かったです。
暫定完成版です。右左で何が違うのかと申しますと、スウェットパンツの股下の布の余裕とヒモです。
ももしきと思われるのはつらいので泣く泣く布カット(股下の余裕大好き)
インナーに曼殊沙華をあしらった派手な柄ものを着ておりちょいちょい見え隠れしています。和彫りの入れ墨のニュアンスです。
スウェットパンツには仕事着の作業パンツと同じようにデカデカと文字。
これは歌舞伎の傘にヒントをもらいました。
「白波5人男」のそれぞれもっている白傘に、デカデカと筆文字があり、
洗練されていてとてもかっこよかったんすね。
ちなみに「唯心演戯」と書く予定です。この画ではまだそうなってませんが
「唯心縁起」という仏語(畏れ多い!)からもじった造語です。
夢芝居という曲をずっと聴いておりまして、「やっぱさぁ人生って舞台だよ!」と一人盛り上がっていたもので。。”演技”です。
下履きは下駄や草履にしたいところですが職長はスニーカー収集が趣味であるのでスニーカーにしました。せっかくのおでかけにスニーカー履かないわけがない。和風のシンプルなものにしました。職長はこういうの持っているはずです。
上着は、消防団の方が着る法被、のようなものです。
先ほど現代人だから洋服着ると申しましたが、ドカジャンを着るように法被は着ます。
裏地がすごいので背中は比較的シンプルにしようと思っています
超気合い入れた裏地。裏地画についてはまた別記事に致しますが
有名な仏教説話の 「目連というすごいお坊さんが地獄に堕ちた母親に会いに行く話」の1場面を自分なりに描きました。
地獄も仏教システムの一部という自分なりの考えを絵であらわしたいなと。 漫画にも関わってくるし、この裏地の絵を登場させる予定です。
職長はそういうの関係なく、ただかっこいいなと思って購入・着用していることになってます。
描かれている、自分と同じ赤い角を持つ白鬼に親近感を持っているかもしれませんが。
という感じです!
最後までお読みいただきありがとうございました!