「ケガレ」と「ハレ」は表裏一体?
9番太です。
今日も文章を書きます。
今回は戯言です。
思いついたから書き残したいと思います。
先日何かの調べものをしていた時に偶然検索で出てきた「穢れ」の論文を読みまして。(その論文名前忘れてしまったんだよな)
その論文で興味深い考察がされていて、
日本人の伝統的な世界観の「ハレとケ」は
っていわれているけれど、論文は
ケガレとハレは表裏一体で、同じ「非日常」なのではないか、という考察でして。
あー確かに人柱、血といったものは決して縁起がいいものじゃないけれど、なぜかご利益があるとか、力が宿っているとされやすいななどと納得したんですね。
そういえば、世界の宗教の始祖的な人も、自殺したり、ひどい殺され方したりして、それを「尊い」といわれてるんすよね。
僧侶の「入滅」とかもそうだし、
「一人殺せば殺人者だけど全員殺せば神」って言葉もそうだし、
シヴァも破壊の神としてあがめられているし。
考え方次第でハレとケガレがひっくり返るんだろうかなぁ。
(すごい不謹慎なこと言ってる気がするな。。)
そして、ふと周りを見ると、ツイッターで盛り上がっていることってケガレだらけだな。と思いまして。
血、死体、呪いといったネガティブなモチーフはめちゃくちゃよく描かれるし、なぜかみんな大好きで。
ゲスな性格の人間、人外、性、などもどっちかというとケガレに属している感じでよくモチーフとされておりますね。そういう私もジゴクや鬼、妖怪などをメインに創作をしております。
ハレは非日常であり、陽のものだから当たり前に人の気を引くけど、
ケガレも同じく非日常で、人の気を引くんだなぁと。
今までそういったネガティブなものを描くことに引け目を感じていまして、
ちゃんと、エンタメになっているのか?逆に人を嫌な気持にさせてないか?
そういった気持ちが心の奥底にありました。
でも、ハレもケガレもどっちにしろ非日常を楽しんでいるんだと、
今後はちょっと安心してネガティブな、ケガレなものを描けるかな!
と思った次第です。
とはいえ、あまりにも人の不幸といえるものをエンタメとして扱うのはどうかなと思う。なにごともほどほどに。。
今回はそれだけ!
ご覧いただきありがとうございました!