二巡目にして国士十三面待ち完成。からの流局。という事故。(例え話で本文に麻雀はでてきません)

 そりゃキレる。雀卓ひっくり返すのが正しい。ルールブックにも「国士十三面待ちが上がれなかったら雀卓ひっくり返していい」って書いてある。

書いてからの追記:
 アイドル部というVtuberグループで最近あったいざこざについて、思ったことを書き綴った話です。特に前提の説明等はない、わかってる人向けの内容なので、何それ? という方は意味がわからない内容になってますので、気にせず台風対策を行ってください。

わかってる人向けに言うと、マックスが10として、
  たまちゃんへの批判:1~2
  どっとライブへの批判:0
  ちえりちゃんへの批判:0
 こんな感じ、「あたい、そんなん許せへん!」と思った方はブラウザバックした方がお互いの為、貴方は森で、私はタタラ場で暮らそう。

今回のあらすじ:たまちゃんキレる。

 自分が今までに書いた文章は一貫して「批判をするなら努力(正当性・妥当性・根拠を示せ)しろ」ということを言ってきたわけで、それを通すと、まことに遺憾ながら、自分はたまちゃんの敵で、たまちゃんの太宰メソッドでファンを使った事務所へのパンチは妥当とは言い難い。怒って良いのは酷い言われようをした事実に対して、自分が不快だという所までで……

待て、待て、銃を下ろせ。
 批判のやり方に対しては「それは通らんよ」という立場であって、その怒りに対しては同情するし、あの瞬間吐き出さなければ今よりもっと酷いことになっていたかもしれないと懸念している。
 また、告発という行為は虚偽でない限り肯定されるべきだし、これからのネットメディアはそれを前提に広がるべきだとも思っている。

 あの子が怒りを発露してしまった為に、エラいどんちゃん騒ぎになってしまっている。一番エグいことになってるのはちえりちゃんへの諸々のいわゆる「爆撃」だろう。その発火点を作ったのは誰か? 「爆撃」している側は「タマチャンノタメダカラ」と息巻いてるのだろうけれど、少し考えれば余計にあの子を追い詰める行為だとわかるのだろうけれど、まぁアレ等は自分のことしか考えてないし、そもそも元からファンでもない方々なので外野で見てる自分からしたらどうでもいいのだけれど。しかし、そうはあの子は割り切れないだろう。ただただ罪悪感が降り積もってしまう、のかもしれない。

 たまちゃんのあの放送の意味は、ただ経過報告、「ムカついてキレちゃった」という説明の為の放送で、「私と一緒に、どっとライブを改革しよう!!」などと先導する意図はなかったと自分は認識した。

 「ブチギレツイート」が心のビーカーから溢れてしまった。その経緯説明をする放送。それ以上の意味はないのだけれど、忖度祭りが始まった。


どっとライブ=アップランド編と、ちえりちゃん編があるけど、とりあえず前者から行ってみよう。

あ、自分の結論だけれど、「誰も、何も、悪くない」です。
(荒らし関係は除外で。あれは現象だから。あれが消えてるんだったこの世に犯罪なんてとっくの昔になくなっている)

会社の構造、中小企業あるある編

「会社に於いて、仕事の優先順位を決定する権利は誰にあるか?」
 理想としては、全てのスタッフのコンディションや準備完了から逆算して決定するのが花丸100点。ベストだろう。
 でも、そうはできない。他の仕事もたくさんある。流れ作業の中でどこかがボトルネックになって、ある人は忙しいけれど、ある人は余裕がある状態だったり。クオリティを考えれば無限に時間を掛けられる仕事をどこで切り上げるか、何を切り、何を守り、何を優先するか。
 その正しい判断を確実にこなし続けることができる企業、そして人間はいない。それでも責任を持って優先順位をつけ続けなければならない。

 自分の経験則なのだけれど、中小企業は営業に力を入れる。特に「ブームの終わりが必ず来る」案件については、稼げる間に稼ぎたいので営業に力を入れる。


 若い人の為に説明すると「営業」とは、仕事を取ってくる人のこと。仕事をたくさん取ってくる人が偉い……になりがち。
 一方で「販売」部門があり、そこで商品=売り物を作って売るわけです。(サービス業の場合、コミュニケーションを提供するわけです)

 1日に営業さんが100個の仕事を取ってきたとする。販売さんは売り物を100個作る。これが数字的には理想。ただ現実的ではない。

 1日に営業さんが100個の仕事を取ってくる、販売さんの中で一人病気の人がいて80個しか作れない。という状態になることがある。そうなると、営業さんは「20個分遅れます」とごめんなさいすることになる。
 なので、営業さんは次から80個の仕事を取ってくる。こんな風にある程度余裕をもって仕事を取ってくるのが、仕事を回す上では理想的な形。

 で、応用問題で、

 1週間後に取れる仕事の量は50個に減るという噂があるので、営業さんは1週間分、めいっぱいの700個仕事を持ってきた。販売さんは病気の人もいたけれどみんなで力を合わせてなんとか700個作った。翌週、仕事は取れる仕事は減らなかったけれど、来週50個に減るという噂がまた出た。以下、「販売の誰かがぶっ壊れるか、商品のクオリティが落ちきるまで続く」
……ということが発生してるのよ弊社で。

 逆に、営業さんが50個の仕事を持ってきて、販売さんは50個作り、あとの50個作る時間をサボりました。

 ということが起こった場合、それによって会社は「50個分の生産力」を無駄にしたことになる。お給料分の仕事をしてもらわないと会社は損をします。そして、この状態は営業の人が無理に仕事を取ってきて潰れるか、或いは会社がお給料払えなくて縮小、潰れます。

 さて、これが、会社を最低限の組織で回した場合に発生するジレンマです。ここにドラッカー先生言う所のマネージャーやらを導入し、全体の仕事量を把握し、金銭含めそれ以外のコスト管理を行うなどして、生産力を高める必要がでるわけで。それもまた理想論。そこらへんまでしっかり出来ている企業がどれほどあるのか……離職率とかで求められたりするのかしら。

 結果的に、どっとライブちゃんは利益追求の為に商品クオリティを蔑ろにした結果、事故ったという話ではある。
 「後回し」にした理由も憶測だけれど、めめめのワンマンの結果を待ちたくなったのかな。それを基準に物販の仕入れを決めたいし、内容への反応からブラッシュアップもできる。他にも相手がいる仕事が入れば事務所単体で回せる仕事は遅らせざるを得ない。(時期は違うがテレ朝、TGS、ビリビリなど相手から予定が出されたら、その日程に従わざるを得ない。その準備に時間を含めた人的コストが発生する)
 企業が利益追求と生産性向上を行うのは義務で、それをしなければ会社が潰れてシロちゃんもアイドル部もメリーさんもプロジェクトとしては終了。
 たまちゃんもその事情を十二分にわかってる。でも、もう、溢れるだけのフラストレーションは溜まり切っていたんだろう。

 このフラストレーションが溜まり切った原因を、全部「運営サイドが悪い」で押し付ける気でいるファンがいるなら、考え直すべきです。私も貴方も加害者の一人です。

 どっとライブちゃんことアップランドちゃんの擁護は以上。責任はあるが、利益追求の中で発生してしまった過失。間違いではあっても、悪ではない。 というのが自分の見解。

エンタメの有り方。或いはカワイイピエロ

 ちえりちゃんの話なのだけれど、自分は放心状態だったのでちえりちゃんの緊急配信は見てない。あと、たまちゃん放送後あたりのツイッターを怖くて直視できていない。(こういう放送なら止めてた というのは見た)

 周りの反応を察するに「イベントラッシュを楽しんでいこう」という声明発表があったのだろう。もしかしたらたまちゃんへの不平・不満のメッセージが入ったのかもしれないが、たまちゃんを叱れるのちえりちゃんしかいないしな、という感想。

 たまちゃんは「後回し」にされたから怒ったにも関わらず、翌日ワンマンのめめめ、土日に(既に一回味噌喰らってる)よみうりランドイベントのあるちえりちゃんが控えている中で、二人を「後回し」にして突貫したら、少なくとも二人はたまちゃんを叱る(×怒る ×断罪)権利があるだろう。

 エンタメというのは、人の心から湯水のように溢れ出続ける無限の資源だ、とでも思ってはいけない。そんなものは間違いだ。いつだってエンターテイナーはピエロのように、顔に笑顔をくっつけて、血潮を消費して我々を楽しませくれているもので。我々はそれに答えて笑うのだ。

 演劇のさなか、誰かが大声で叫んだり、映画館で誰かが山場でスマホを光らせたら、たったそんだけのことで夢は覚める。興覚めだ。
 我々はいつだって楽しむ努力を忘れてはならない。「金を払ってるからお客様だ」なんてのは通らない。「お客様も笑って喜劇は完成する」中井貴一氏がいいこと言っていた。 

 ちえりちゃんのエンタメは場や、空気、世界観の共有で成り立っている。彼女はそれを守らなければならなかった。
 誰の為か、本人、従業員、そしてたまちゃんの為にイベントは成功させなければならない。だから、それが逆効果になる可能性があっても「盛り上がって行こうぜ」とやるしかなかったのだろうと思う。そこに痺れる、憧れる。

あ~、やっぱちえりちゃんはかっこい......かわいいんじゃ~。

「怒り」の整理整頓

 フラストレーション、苛立ちであったり、ストレスと呼ばれる。人を他罰的にさせてしまう、実行できない不満。

 そんなものは無いに越したことはないのだけれど、誰かが自由に振舞えば誰かが抑圧され、誰もが互いに迷惑をかけ合いながら、時には互いの精神の安寧の為に関係を切る、関わらない・見ないようにしたりして予防したり、そんな努力をしたって、全く関係無いところから飛んできたり。
 生きている以上、長年付き合っていかなきゃいけない。

 思うに、フラストレーションに指向性は無いと自分は考えている。
 例えば、職場や学校で嫌なことがあったとして、なら、それで溜まったフラストレーションはその職場や学校に対して、ぶつけられるのか? といえば、そうじゃない。何か楽しいことを気晴らしにやって、じわじわと抜いたり、フラストレーションを感じないように自分の考え方を変えたり。(例えば誰かに、何かに期待するのをやめたりだとか)
 あとは、殴りやすい人を殴ったりね。どうしてもネットをさまようとそういう人が目に付くことが多いけれど、その人達はラウドマイノリティ=声の大きい少数派だということを意識しておいた方が良い。

 ちなみにオススメは文章化すること、表に出さないでチラシの裏に書き溜め続けるだけで、いろいろな分析ができるし、自分を客観的に見られるので落ち着く。まぁこの文章群はいずれも自分の”そういう物”ということです。

 溜まったフラストレーションはいつか溢れて零れる。そして零れたフラストレーションは見たり聞いたりした人の器に入る。そして一気にカサが増してパニックになったユーザーが、とりあえず悪そうなどっとライブちゃんや、ちえりちゃんに対しフラストレーションを吐き出してる。
 なら、たまちゃんはフラストレーションを貯めておくのが良かったのか?そんなわけがない。それをやると器の底が抜けて、普通に冗談や揶揄ではなく死んでしまう。(過剰な批判が韓国の俳優を自殺に追い込んでいる話、心の底が抜けると人は死ぬ)

 そもそも、たまちゃんにフラストレーションを注ぎ込んだのは誰か?

 それを考えると、今回の騒動が事前にどうこうして防げる問題ではなかったように思う。
 そりゃ、最後の引き金を引いたのはどっとライブちゃんの中の人だったのだろうけれど、その「中の人」もフラストレーションが溜まりきってたのかもしれない。(あの放送にGOサイン出す、タレントの自由意志の尊重という意味合いもあるが、営業や経営側への改善要求の意義もあったのでは と思うのは邪推邪推)
 防げなかった事故に対し、反省と今後の対策は必要だが、外野が他罰的に「断罪」だなんだと騒ぐのは、原理はわかるが権利も論理も無い。

 身も蓋もないことを言えば、”異常に多くの人と関わることになる仕事”をする人は定期的に心理カウンセリング受けた方が良い。
 相談できる先輩がいるような業界でもないし、アイドル部の場合、外のハードルが高い......同職以外の相談先って、一気にプロ雀士の方だったり教官のあの人だったり、こう、そこに相談は、ねぇ。
 プロの心理カウンセラーにとりあえず月一でも受けさせるの福利厚生の中に入れられんかね。それか部内で女子会開いてこう、たらふく酒飲んで……あ、未成年。そう未成年。きっと未成年。ダメだぞぉ。

最後に

 「母ちゃんが大事なぬいぐるみ人にあげちゃった」話。母ちゃんからしてみれば、たくさんあるうちの一つを親戚の子に上げたんだけれど、持ち主の子にしてみれば”恨み骨髄に徹する”とギャン泣きする。そりゃする。それに対して明日テストの姉ちゃんが「頼むから静かにしてよ!!」と妹と母ちゃんに弱り顔で言う。あと、隣の兄ちゃんがギャン泣きを聞いて「お、虐待か」と警察に連絡して、もうことがどんどん大きくなって、最後には母ちゃんは警察や兄ちゃんに謝ってるし、向かいのメンドクサイおっちゃんは「だからいつもお前のところはナンダカンダ」と煽る煽る。それに対しても母ちゃん謝る。姉ちゃんテスト勉強どころじゃなくなる。追い詰められて更にギャン泣く。 キートン山田が解説入れて終わり。

 なんか、ちび〇る子ちゃんにありそうじゃない?

 自分の目にはこう見えてて、なんというか、微笑ましいというのが正直な感想なんですわ。

 毎回、重く受け止め過ぎて、そして軽く吹いただけでノリノリで扇動される人達の所為で事が重大に見えるけど、よーく見てみよう。
 結構、よくある話だよそれ。

「よくある話であっても、重大なことだ!!」

 よみうりランドのちえりーらんどイベントが大型台風19号でキャンセルされ、千葉県含め被害に遭う人達が生命と財産をズタボロのされることよりも重大か?

 香港への中国共産党からの弾圧、それに反発し反対派は過激化し続けテロ組織化まで成っており、収集のめどはつかず、膨れ上がった弾圧の力により一国二制度が崩壊すれば、その余波はある程度の自由を持つ上海に及び、つまりビリビリへの規制が強化され、日本のユーザー、そして文化が締め出されれば、部内コラボが減るわけだけれど、それより重要か?

 論点のすり替え、詭弁でしかないブラックジョークだけれど、どっとライブちゃんやちえりちゃんやたまちゃん叩くより、世界の政治情勢だとか見てそれらがどう、自分の幸せな世界に影響し、それを守るにはどうするか、何をすべきかを見た方が建設的よ。

 人に嫌事行ってる暇があるなら、台風に備え、台風一過後でも健康な状態で推しの配信を見る為の努力をしましょう。 うん、これだ。



「復帰はどうあるべきか」
「皆様にご迷惑お掛けしましたみたいな謝罪配信なんかしないでほしい。それやるとまた、なんでも深刻に考える層を増やすことになる」
「ならば、どう攻める」
「たまちゃんとちえりちゃんにサングラス掛けさせて、一時間無言(マイクはオン)でスト2やってほしい。最後に負けた数の多い方が罰ゲームとして、わさびシューとセンブリ茶を飲む。というテロップは出てるけれど、最後の終了5分前にばあちゃる君を拉致ってきて、わけがわからない状態でシューと茶を喰らわせて、リアクション取ってる間に画面はブルースクリーンに右下に「完」の文字を」
「つまり」
「”為”で殴る」

そんじゃ、おやすみ。
もう二度とこんなもん書かなくて良い環境……それはそれで不健全なんかもなぁ。

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