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橋杭岩とか海とか夕陽とか星とか日の出とか@串本・熊野

日常からエスケープする。
前回は12月かぁ
以前よりエスケープと称し旅する回数が増えている気がする。
が、次いつ機会があるのかを考えるとムキになるのかもしれない。

まだ大寒波ってやつがやってくる季節。
写真撮影としては当然雪はありなのだが、装備がなく南へ行く。
南といっても、今週のはじめには四日市辺りで雪が積もったようだ。
心配しながら、祈りながら、なんとか晴れに恵まれた。

前回いけなかった「橋杭岩」が頭から離れなかった。
ということで「橋杭岩」を目的に車を走らせた。
「橋杭岩」は本州最南端付近にある「奇岩」である。
15年ほどまえ、意識なしにみたことがあるのだが、フォローするnote(coolなkumanoさん)であらためて知ることになる。
「橋杭岩」は有名であり、ググればいくらでもupされた写真がでてくる。
ワタシとしては有名な観光地のそれじゃなくて、誰にも知られていないワタシの感性の現れとしての写真を撮ろうと思っているのだが、それにしてもソソられた。そのソソられも、きっとワタシの感性なのだろう・・・

橋杭岩は観光地になっていて多くの人がいた。

たくさんの観光客

潮はひいいていて、奇岩付近まで歩いていける。
ワタシも行ってみたが、とくにシャッターを押そうと思えるポイントはなかった。

駐車場の横より

はい、観光客が記念に撮りました、って感じだな。
岩もさることながら、海がキレイなのだ。
海をクローズアップしたい。
空もいい感じなんだけど、もう少し雲があればよいのにね。

橋杭岩と空
橋杭岩と海

やっぱり海がキレイだな。
橋杭岩のよこに小さな漁港があった

横の漁港

ここで1時、さてずっといることもない。
今回は寺院や滝や古道などにはいかず、ずっと海をみていたかったから、本州最南端ちかくにある「潮岬」に行って灯台に登ってみた。
波を溶かすスローシャッターをたくさん試してみたかった。

釣り人とお迎えの舟

灯台の上は暴風だった。
灯台の柵にカメラを押さえつけても2秒が限界、こんな強風のときに岩礁で釣りをする人多数。こんな暴風のなか柵にカメラを押さえつけて撮影しているやつが「ようやるわ」とは言えないな、^^;
みているとお迎えの舟が着岩。舟が波でブレて臨場感というか、全体もブレているかもしれない。

釣り人

こっちは完全にブレているんだけど、趣味の釣りといえどもほんとすごいね。
潮岬の灯台とかが入った風景は撮れる場所がなかったので、小さな灯台。

灯台と鳥一羽

ちかくに遊ぶ鳥も撮影する。

海のアオサギ
海の水鳥

漁港の写真がとりたくて大島にある大島漁港に寄ってみる。

港の風景
光が映る

さて、まだ4時なんだけどそうそうにチェックイン。
ここね、いいホテルでした。
観光地といえマニアックすぎて日本人しかいない。
安くて、食事も温泉もすべてがまあまあ。
食事の時間も細かくきまってなくて自由がきく。
なんといってもオーシャンビューが素敵。
泊まったのは11階の端の部屋。
橋杭岩も見えます。

ホテルの部屋から

上から見ると漁港の堤防がいまいちかな、笑。
端の部屋ということで、窓から乗り出すとギリ夕陽も見える。
といっても、身体ごと乗り出すほど窓は開かない仕組みになっている。
仕方がないのでカメラだけを外に乗り出してモニターをみながら夕陽を撮影しました。

焼けるかな?
なんとなく期待が膨らむ
光のシャワー
水平線沈む

結局、雲が厚すぎて空全体が焼けることはなかった。
かなりトリミングしているので、肉眼ではこんな風には見えなかったがカメラ・アイとしては捉えている。

眠るまえに空をみてみたが、うっすらと雲がかかっていて星は見えず。
橋杭岩も当然ながら真っ暗だった。
現地へいけばそれなりになにかを撮れるかもしれないが、飲んで食ったあとのうえにめちゃ寒いのでそこまでできなかった。
でも、夜中1時に目がさめた以降は、いろいろな撮影を想像して眠れなくなる。1時もまだ雲がかかり空に星もほとんど見えない。
3時ぐらいまで撮影シュチュエーションを考えていた気がするが、いつの間にか眠っていた。
けど、1時間ほどで目が覚める。もう子どもだな。
寝返りをうつとカーテンの隙間から三日月が見える。
ふと窓を開けると星がみえていた。
慣れない星景写真にトライ。
全部開かない窓に持たれるように三脚をセットしていろいろ試してみる。
結局セットするのに15分以上かかった。
これが寒空の下なら・・・さらにかかるだろうな。

今回は、星の軌跡でなくてなるべく静止した星を撮ってみる。
noktonのf0.95 25mm(換算50mm)iso800 13秒
なるべく明るいレンズで撮ると説明されていたことがわかった。
絞りを開けるほど星の数が増えていくのがわかる。
見た目よりも2倍ほど写るかんじである。
月は丸くなっているけど、かなりの三日月。

広角

広角でも試してみる。
nokton 10.5mm f0.95 時間不明
飛行機の線が点線になっているのは、ライブコンポジットのせいかな??
どうみても橋杭岩のほうは星が見えないけど・・・

夜明けの橋杭岩(ホテルより)

まるで気合のはいってないブレブレの橋杭岩になったのは、もう居ても立っても居られなかったから。現地へGOである。

夜明けまえ

すでに10人ぐらいのカメラマンが三脚を立てていた。

夜明けの橋杭岩と三日月

ありがちだけど、水平線は黒い雲におおわれていた。
なので日の出は黒い雲の上から始まる。

海にこぼれる朝陽
岩の影
朝陽のなかで
さざなみ

実際は何十カットも撮っているが羅列するのはやめよう。
だいたいこんな感じである。
凍てつく身体を引きずってホテルに戻り温泉で温まる。
朝食もたらふく食べて帰りだな。

途中、車を止めては撮影する。

松陰の岩
ぽつんとヨット

まだ昼前である。
このまま帰るのもなんとなく勿体ないので、このまえは少しだけだったきが鬼ヶ城に寄る。

スローシャッターの波

岩やら手すりやらにカメラを押し付けながらスローシャッターを切る。

ハングオンの岩

ネットではこのハングオンの岩のこのアングルから撮られた星景写真がupされていた。なかなかのアイデアと根性だなぁ、と思いながら歩く。
昼でも気を付けて歩かないと結構たいへんなんだ。

スローシャッターの波2
岩の洞窟に住んでいるのか?

結局、侵食の岩でできた小さな半島を1周してしまった。
最後に駐車場の下のきれいな海でスローシャッター。
これが一番成功だったかな。

きれいな海

なんやかんやで、いい感じで撮影を楽しめた2日間だった。

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毒多
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