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#note教育書の通りに実践してもうまくいかないのはどうしてか?

【結論】本を書いた人とあなたが違う人だから~。

どうも!サトケンです。noteを始めました!

実は私、文章を書くのが好きですがうまくはないのです。

しかし、

そこで自分の考えがはっきりするので

いいなと思っています。

小学校の先生をもう30年もやってます。

この14.5年は個別支援学級を受け持っています。

支援が必要な子供たちへの理解が社会の中でどんどん高まってきて、みんなが笑顔で学校に来られるようになっています。個別支援教育に関わるみなさんは、支援や指導がうまくいかない時、もちろんありますよね。そんな時にどうやって指導方法を変化させていますか?

私がよくやっていたのは、本屋さんに行って,自分が取り組めそうなものを買って実際にクラスで取り組んでみるってことです。

でも、本ではとってもうまくいっているのに、私のクラスでやると本の通りの結果にならないんですよ。

どうしてなのかなぁ~といつも思っていました。

中にはうまくいくものもあります。

よく見ていくと

うまくいくものとそうでないものがあることがわかってきました。

【それは一体どうしてなんだろう?】というのが今日のテーマです。

結論から言います。

本を読んでもうまくいかないのは

本を書いた人とあなたが違う人だから~。

同僚におススメされたり自分で探した「本」を読んで試してみたのに、うまくいかなかった人いますよね。

本を買って,教材を買って,発問も書かれている通りにやったのにうまくいかないという人はどうすればいいのでしょう。本で読んで感動した実践がなぜ追試できないのかがわかりますか。本で読んだ実践を自分のものにする方法はどのようにすればよいのでしょう。

子供の実態を同僚と話し合って,今後の指導方法を考える。これは,交流学級と個別支援学級で連携が取れるようになるからとてもいいですよね!起こった課題について振り返りどうしていくかを考える。これも重要です

話し合ってもいい方法が見つからない時は、本を読んで、合う方法を考えることも多いのではないでしょうか。

いい実践について紹介されている本を読んだ時に「これはすばらしい実践だ!」早速クラスの子供たちにやってみようって時もありますよね。

予定をあらかじめわかるようにするとか,漢字のわかりやすい指導の仕方とか。指導方法って本当にいろいろあります。うまくいくと本当にうれしいのですが、同じ教材を準備して同じように発問をしても本に書いてる通りにうまくいかないことも多いです。

同じように準備して同じように言葉をかけているのに、本に書いてあるような効果が表れないのはなぜなんでしょうか。それは本を書いている先生と本を読んでいる私は状況が違うからなんです。どういうことかといいますと書いている先生がその方法をうまくいくには、本に書いていない見えない部分が実はあるんだということなんです。

例えば初めてその学校に赴任した私と3年同じ学校で勤務してきた著者の先生は周りから期待されることもサポート体制も全然違うんですよね。

協力してくれる応援団がいる支援学級の先生が行う実践とこれから応援団を作らなければならない支援学級の先生の実践は違うんです。

ですから,目に見える発問や教材を同じにしても子供たちが受けるイメージが違うし,周りの先生方が見ている印象も違うんです。

管理職の先生との関係性も違いますよね!異動してきた佐藤先生はどんな人なんだろう?とみているのと。ふむふむこういうやり方で指導したいと思っているはずだから、こんなことを伝えてもっといい教育をしてもらおうと考えるのは違いますよね。

そこで、本を活用する時には書いたの人の人柄や今までの経験を知っていると自分との違いも考慮するといいです。また,本を書かれた当時の社会的な背景も理解しておくといいです。

活用型の学力を求められている今の本の書かれ方と30年前の詰込み教育からゆとりのある教育に脱却しようというのは全然社会背景が違うわけです。つまり、その先生が学校でどんな役割を期待されていたかということも本で紹介された実践がうまくいくための土台になっているのです。

本を買う時には自分と性格や考え方の似ている著者を選ぶといいですね。

また、本を読んでいてやりたい支援や指導があったら自分に合う方法はどうすることか?どうやろうか?と考えうまくいかない所は自分の持ち味に合わせてアレンジをする必要があります。

読書して知った実践がうまくいくため二つ目は,著者の想いを自分の心で受け止めるということです。

著者の先生が子供たちにどういう活動をどんな思いで用意したのかを理解することは必ず自分の指導に生かすことができます。方法以上にその先生の願いを理解するということが大切です

三つ目に必要なことはどんなに素晴らしい先生の素晴らしい言葉での実践でもおもねらないことを強く意識する必要があるんです。

初めて学校の先生になった方や初めて特別支援学級になった先生には、様々な先生がアドバイスをくれますし、参考になる本を紹介してくれることもあるでしょう。

でもね。30年学校の先生をやってきて私は思うんですが、例えば100人中99人。自分以外は素晴らしい指導実践だということで紹介されていることでも,自分に合うこととは限らないんですよね。

ここでまとめます

本に書いてあることでうまくいくためには

①本に書かれていない著者の土台が何なのかを知る。

②本が書かれた時の社会的な背景を理解して読む。

③素晴らしい先生の著書でも鵜呑みにせず子供に合うかを慎重にみる。

でも最低でも3週間から1か月は続けてみるといいです。

だって特別な個別の支援が必要なんですから。本に書いていないから特別なんですよ。その子に合った指導をするということなんですよ。そういう意識を持つことが大切です。子供はどんなに私が尊敬する素晴らしい先生が作った方法でも合わない場合は「それは嫌だ」って言いますよ。

裸の王様って知ってますか。これは素晴らしい糸で編んだ素晴らしい服ですという仕立て職人が何もないものを服の様に王様に着せて王様がパレードした時,大臣や大人たちは自分が常識知らずだと思われたくないからと言って裸の王様を見ても「素晴らしい服ですねぇ。」ってほめそやしましたよね

でも子供は違います。

裸に見えたら「王様は裸じゃないか!」って言いましたよね。

学校に勤務している私も常識知らずって言われたくないからと言って偉い人におもねっている所ないかなあっていつも思うんです。常識知らずって言われるの嫌じゃないですか。

でもそれ以上に先生は僕たち・私たちのことを考えてこうしてくれているんだなって子供たち自身が思えるようにしていくことが大事だと私は思うんですよねえ!

それではまた!







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サトケンのnote個別支援研究所
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