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#嘘ではない真実の言葉#文部科学大臣賞の作文

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私は、本当に大したことない人間なので娘に生意気なことを言われて反発されると頭にくるんです。
でも、そんな時は
何となく娘が小さい頃の
ビデオを見ます。

すると、親に反発できるようになるまで、こんなに大きくなったんだなってうれしくなるんですよね。
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きっとこうきくんのお父さんは、
まさか自分がそんなことになるなんて
思ってもみなかったんでしょう。

こうきくんがどんどん大きくなって、
彼女を連れてきて
お父さんになって、
こうきくんの子供が生まれて、
孫が大きくなったころ……に
安心してちょっと遠い所に
行くんだろうなって
考えていたんだろうなって
思うんです。

どうしてこんな病気に、
なってしまったのだろうって

怒りや悲しみや嫌なものが
たくさんたくさん
溢れてきたんじゃないかな?

そんなお父さんの想いを
考えると私は胸が詰まります。

「お父さんは ちょっと 遠いところで 仕事することに なったから お母さんと 元気に過ごして ね。」

もし自分が病院のベッドで
横になっていると想像して
私は小さな声でこの言葉を
言ってみました。

泣けと誰にも言われたわけでは
ないのに涙が出て🥲きて
困りました。

お父さんはきっと
病気のために
苦しかったのかもしれない。

最後の【ね】は
幸せになって欲しいとか
もっと一緒にいたかった
というたくさんの思いが
詰まってる【ね】です。

よく,人にだまされたと
言って怒りをあらわにする人も
いるけど。
お父さんの嘘に
だまされているふりを
しようと決めたこうき君は
本当に強い子だ。
そして
お父さんに感謝できるということは
こうき君の中にお父さんは
確かに生きているのかも知れない。

これからもお父さんがこうきくんの
心の中で生き続けてほしいと
祈らずにはいられない。

今日家族と一緒にたわいのない話をしていられるって
実は奇跡なのかもしれないな。





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