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【society5.0】の次代【education6.0】

序文

憧れの国連・WHO

中学校の時、皆さんは、どこの会社の英語の教科書を使っていましたか?ニューホライズン?プリンス?私は、ニュークラウンという教科書でした。その中の文章で「平和の象徴は国連。英語を学んだらここで働きたいものです。」と学んでいました。大きなビルの前に各国の旗がはためいている写真が載っていました。そして、体育の保健の時間にはみんなの健康を守るWHOの資料によるとと統計を見ていたものです。

しかし、今もそうですか?
残念ながらWHOはウイルスの発生を迅速に発表せず、世界の人々の健康よりも、自分の専門性よりも、ある一定のお金を出す国の方を大切にしているかのような謙虚さのない話しぶりのように私には見えます。確実に今、日本はいや世界中が、歴史の交差点に差し掛かっています。

つかみとって平和になっている日本

日本は天災の多い國土に肩を寄せ合って生きてきました。資源もなく、「敵なしで戦い続けてきた元」や「帝政ロシア」「自由主義の覇者アメリカ」と超大国を相手にした戦争につねに巻き込まれて、何度も滅亡の危機に陥っています。そのたびに私たちのご先祖様は自分事として自分が取るべき行動を選んできました。そういったご先祖様の努力を最後の大戦後に占領された時に忘れるような教育をされました。戦争をしたのはどちらかと言えば臣民の総意であったはずなのに、負けたとなると一気に態度を変えてしまったように思えます。軍部の独走だけで戦争になったわけではないのです。

よく言えば安全策をとる日本

今回のウイルスの対応。うまくいった北海道や地方都市の方法を日本政府が後追いして対策を発表しているように私は感じられました。これは、傷つくことを恐れて行動しないことが政府の中枢にも深く浸透してしまっているように感じます。リーダーシップをとると独善的という批判を受ける。台湾や中国はが武漢ウイルスの封じ込めに成功したのは政治の強いリーダーシップがあってのものです。このまま娘たちに、今の日本を渡してしまっていいのだろうかと、閉鎖になってしまった学校で3月から5月まで考え続けています。

今までも危機の時は若者に託してきた

日本が何度も危機を乗り越えた背後には様々な教育で成長した新しい視点をもつ若者がリーダーシップをとって行動してくれたおかげというところがおおいにあります。松下電器やSONYやHONNDAやTOYOTAなどは戦後のそういう意識改革から生まれてきました。今現在GDPが世界3位であるのもそこに由来があります。若者は、いや若者だけでなく、時代を変える人はものの見方考え方が変わっているように思います。

歴史の偉人はどこが違うのか

明治時代に開国か攘夷かということで意見を戦わせている中で、佐久間象山先生は「スエズ運河の経済効果はすごいことになる」と言い、横井小楠先生は「これからは海運が盛んになる」と予想していました。

なんと先を見た発言をしていることでしょう。でも二人とも暗殺されてしまいました。先を見た発言をする時には強い批判を受け、命を失うこともあることをこの事実は示しています。

日露戦争で勝利した方法は虎の巻のようにはもう使えない。これからは巡洋艦が空を飛び、戦艦が海に潜る3次元の戦いになると秋山真之参謀は語りました。実際第二次大戦ではそのようになりました。勝った後の方が難しいことをこの発言で知ることができます。

この若い偉人の皆さんは何の考え方が風雨の人と違うのでしょうか?なぜそんな先のことを予測して発言することができるのでしょう?

次元を一つ上にして考えるとよいのではないか?

なぜあれほど次元の違う考え方ができるのかとずっと考えていた私は、宇宙の映画の「インターステラー」を見ました。

これは将来汚染がひどくなった地球から脱出するにはどうすればいいかということを紹介している映画です。

ここで、5次元の人が3次元の私たちを見ている場面があります。

点が1次元。「たて・横」の世界しかないのは2次元。「たて・横・高さ」があるのが3次元です・4次元はここに「時間」が入ります。次元が大きくなると小さな次元では理解できないということがおきます。まるで、手工業から機械工業に変わることで産業革命が起きたことも似ています。

そこでsociety5.0の次の時代の教育を考えれば、今現在どンなことを大切にすればいいかがわかってくるのではないかと考えました。

機械学習や自然言語処理などの情報科学的な方法の中身は、線形代数や微積分で書かれた数学的なモデルです。これらの数学的な考え方で今起きていることへの見方を様々な次元で考える方法になっていると感じます。

虚心坦懐に現象を見て、わだかまりがない素直な心で見て、その上で分析的論理的に考え整理する力が必要とシン・ニホンでは書かれています。

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【education6.0の教師6.0とはどんな人物か?】

『学び合い』の羅針盤の役割を果たせ

AI×ビッグデータの時代は、人を必要としない時代になってきます。24時間365日働き続けることができ、文句も言わず、体を壊さない技術革新は必要な人、必要ない人という考え方を生みます。その中で一人も見捨てないことを伝え続けるのは「教師」しかいません。何のために一人も見捨てないのか、自分の哲学を持つひつようがあります。一人ひとりの教師の倫理観から考えたいです。

複数分野のエキスパートであるリーダーになれ!

これからの先生方のリーダーは「今ある技術が進歩する」という考え方でなく「今ある技術を使って今後どのように世界を教育を変えていくのか」をデザインできる人がなるべきです。そのためには一つの分野だけでなく、複数の分野に詳しく、ほかの周辺技術や児童心理にも詳しい必要がありましょう。

地域に適合するプログラムを構築できる力をつけよ!


集まった子供たちや保護者、近くにある工場や商業施設、病院、港。人間の生き方は環境に影響されることがどうしても多くなります。そこで人と人とのかかわりあいを調整する力が新しい関係性やコラボを作っていく機会の増加につながります。

スキルスモールステップ化し、全員同じ教育をやめる

明治5年に学制が始まってから、日本は1対nの教育が中心です。これは今ならテクノロジーによってもっと抜本的に刷新することができ,各自の理解のスピードとつまずくポイントに合わせ学習の内容を系統だてて学んでいくことができるようにするにはどのように進めればいいかを考えていけます。ビデオを使ったり相性の良い同級生と学ぶなどして理解を深めていきます。


AR・VR授業の標準化のためのスキルをつけよ

ARやVRといった技術を授業や学びに使います。コロナで小校外学習に行けない所の画像を使って疑似体験ができるようにプログラムを組んでいきます。見てほしい場所にのポイントを明確にしていきます。先ずは、プロトタイプのモデルを作ってみることをお勧めします。

テストで測れないスキルの重視をしよう!


学校は学力以上に非認知能力を培う場として重要な部分があります。ヘックマン教授による幼児教育プログラムの研究によれば、「忍耐力」や「社会性があること」や「意欲的である」ということが実は重要ということがわかっています。

高校に通わずに一般教育終了検定に合格した生徒は、普通高校を卒業した生徒に比べて年収や就職率が低い傾向にあることがわかりました。もしも学力だけが重要なのだとしたら同程度の学力を持つ一般教育修了検定に合格した生徒と高校を卒業した生徒の間に大きく差がつくはずはありません。

ヘックマン教授らは、学力テストでは計測することができない非認知能力こそが、人生の成功において極めて重要であることを強調しています。

誠実さ、忍耐強さ、社交性、好奇心の強さなどの非認知能力は「人から学び獲得するもの」であることも強調しています。

プリンストン大学の学長でもあったボーウェン教授らは、違った角度から非認知能力の重要性を明らかにしています。教授はアメリカの大学生の40パーセントが中退する事実に着目して、どういう学生が中退せず卒業する傾向が高いのかを検証しています。

その結果わかったことは高校の通知表の成績表で締め切りを守って宿題を提出したり、授業中積極的に発言したりすることに高い相関があるということでした。

よい成績を取る過程で獲得した(まじめであること・先生と良い関係を結ぶことができること・計画性がある・やりぬく力がある)という力は学校を卒業した後も子供たちを成功に導てくれるのです。

学びのデータを蓄積しよう

毎日子供たちがどんな学びをしたのかを根気強くノートに記入したり、データに入力することでコツコツと努力を蓄積しましょう。自分がどんな勉強をしてきてどん価値観をどんな経験から持ったのかを知ることは、自信を持って生活していくことにつながります!

一年一年個人の学びポートフォリオを作成する

1年間でどのようなことを学んできたのかをポートフォリオと呼ばれるまとめノートのようなものや宝物ファイルにして、自分で後で見ることができるようにします。

学びログを社会に貯める

個人個人がどんな力を持っているのかを明らかにすれば、協力しやすくなるのではないでしょうか?学校にいる先生たちがどんなことに強みを持っていいるのか知らない?っていうことって相手の良さを知らないことになると思うんです。

リアル体験を重視することを忘れてはいけない

私は今、教室でバッタとかヤゴを飼っています。前にはカマキリの卵をベランダに置いていました。自分で実際に自然に接していることが、仮想現実が入ってきている時も貴重だと考えます。

ソフトスキルコミュニケーションのスキル

人間同士の優しいコミュニケーションがわかる人の方がこれから生きやすいですね。

グリットのスキル

やり切る力をグリットと言います。やり切る力のあるなしは、学歴には左右されないようです。

レジリエンスのスキル

おもいやりのスキル

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