
人のせいにする、他責思考のヤバさ
▼音声を聴きながら、読むとより理解しやすいかも
みなさんに周りで「人のせいにする人」っていると思いますが、あれって必要なことなんですけど、使い方を誤ると結構やばいんですよ。
今回はそんな「人のせい」についてと、どうゆう思考をしたら良いのかについてお話しします。
例えば、僕が実際にあったのが、患者さんから
「私の足の親指が真っ黒になって、完全に動かなくなった。親指がしんだ。あなたが私の足を触ってからこうなったのよ」って言われたんですね。
僕は治療家だから、患者さんの身体を触るし、こうゆう意味不明な言いがかりは慣れっこだから、
「あぁまたきたな」と思ってたんですね。
で、
「ちょっと親指みても良いですか?」
って聞いて見せてもらったんですよ。
そしたら、ただの巻き爪だったんですけど。
普通に親指も動くし、色も真っ黒というよりは、紫っぽくなっていて、その後すぐに巻き爪を切ってもらったんですね。
そしたら一瞬で治ったんですけど。
こんなもんは可愛い話ですよ。
でもこうゆう
何か問題が起こった→原因は何か→あの人のせいだ
という思考って、結構危険だなと思うんですね。
原因の追及に対して、きちんとした根拠があるならわかるんですが、個人の思い込みと都合の良い証拠だけを集めて、決め付けると、事実をねじ曲げて、嘘をつくことになるんですね。
こうなると、この人のいう言葉には信用がなくなりますよね。
だって嘘なんだもん。
これって孤独の道にまっすぐ進むようになるな、と思うんです。
ここから考えるのは、考え方がやっぱり大事なんだなということです。
僕は、何か問題が起こったときに、まず最初に自分の落ち度から見るようにするんです。
「自分の対応やフォローに問題があったかもしれない」って思うんですよ。
これを「自責」と言います。
自分で責任を取るということです。
一方で、先ほどの人のせいにするのを「他責」と呼びます。
他人に責任を押し付けることです。
この「自責」と「他責」はどちらが悪いとか良いというものではないし、どちらも大切な考え方なんですが、一つやってはいけない考え方があります。
それは何かというと、
「自責を伴わない他責」です。
自分の落ち度に目を向けずに、他人の悪いところだけに目を向けるやり方なんですね。
これをしてしまうと、相手のせいだからと言って、対して思慮せずに「あいつが悪い」になるんですね。
つまりきちんと事実も見ず、問題も考えずに「思考停止」します。
これは嫌われますよ。
嫌われる人の思考ですね。
僕のかつてのパワハラ上司もまさに、この「他責思考」でしたね。
自分の言い方や態度、もしくは自分自身のミスには目を向けず、部下が悪い、仕事ができない、お前らはこんなこともできない痛い奴って罵倒して、罵る人になっちゃうんですね。
だから決めつけ、思い込みというのは、本当に怖いので、まずは「人のせい」ではなく、
「自分の落ち度はなんだろう」とか「自分にできることは本当にないのかな」みたいに
「自分」という主語を使って思考してみると良いよ、という話です。
考え方一つで、行動もその人の人格も疑われてしまうので、ここは気をつけた方が良いだろうな、と思います。
▼今日のおすすめ文献はこちらじゃないですかね
▼本を読む時間がない方はインスタに本3冊が、1分で読めるようにまとめてあるので、そちらをチェック!
▼YouTubeではラジオ感覚で聞き流しができるので、ながら聴きで知識を身につけたい人はYouTubeをチェック!