相手目線とは思いやりである
みなさんはお仕事をされていると思いますが、仕事で一番大切なことって何か知っていますか?
全ての仕事に共通して言えて、全ての仕事の本質になるものがあります。
それが「思いやり」です。今回はこの「思いやり」、相手目線についてお話をします。
どんな仕事でもそうですが、例えば企業がどうしたいか、ではなくて、顧客であるお客さんがどう感じるのか、この一点を考えて仕事をしなければならないと思います。
僕ら医療従事者も一緒ですよ。治療する僕らがどうしたいか、ではなくて、患者さんにどうしたいのか、そのために僕らができることは何か、日々そんな事を考えて仕事をしています。
つまり、現状をよくするにも、問題解決をするにも、相手目線に立つことが何よりも重要になってくるんですよね。
例えば、自転車放置問題ってありますよね。駅前とかで放置されている迷惑自転車。自転車置き場でもないのに、止めてある自転車ですよね。あれに対して、自治体の人の対策って「ここに自転車を止めないでください」って書くんですけど、これはナンセンスですね。
だって止めている方も、迷惑になっていることは重々承知しているわけだから、そんなこと書いたってシカトされるに決まっているじゃないですか。これが「自分目線」つまり相手のことを考えていない、問題解決方法ですよね。意味がないことですね。
これを「相手目線」で考えると、どうなると思います。自分が放置自転車をする人間だったら、どうやったら止めたくなくなるのか、を考えるんですよ。
「自転車捨て場」
こう書かれると、自転車を捨てたいわけではないから、ここには止めないでおこうって思うじゃないですか。
ほら、止めたくなくなったでしょ。
勉強やらない子供に対して、「勉強やりなさい」はバカのすることです。
「勉強できると、女の子からモテるようになるよ」というとやるかも知れないですよね。
相手を動かしたいなら、「相手目線」で相手が求めているモチベーションを冷静に見極めることが大切なんです。間違っても直接的な、自分の願望を口にしないようにしましょう。
「自転車止めるな」「勉強しろ」は自分のことしか考えていないです。だから誰からも聞いてもらえないんです。
そうではなくて、相手の気持ちになって、どんな言葉を求めているのかな、どんな気分なのかな、と考えてから言葉を出すようにしましょう。
仕事をしていると、必ず人と繋がることがあります。そのときに大事なのが、コミュニケーションです。コミュニケーションの本質はシンプルで、
「相手の立場に立つこと」
これだけです。
音声の配信者でも僕は同じだと思っています。相手に好かれること、相手が欲しいものは何かを考えること。僕は過去のダメだった自分に対して、配信をしています。パワハラを受けたり、嘘つきに騙されたり、迷惑をかけてくる人にイラついたり、している過去の自分を救うための放送なんですよね。
だから過去の自分と同じように、人間関係で苦しんでいる人に刺さればいいと思っています。
だからキツい言葉も言います。早く目を覚まして欲しいからね。
どんな仕事でもそうですけど、仕事の先にいる人を想像するというのは大事なんです。こう聞くと当たり前ですが、多くの人はこれはできていないです。なので、ぜひ仕事では相手に思いやりを向けてみてください。きっとあなたが今抱えている問題解決の糸口になると思います。