52.ロサンゼルス・サンフランシスコ小忙しい旅Part2(日系アメリカ人を巡る旅)
前回に引き続き今回は2018年3月16日(金)に訪れた人生初のサンフランシスコ(以下SF)になります。
東海岸でボストン、NY、DCにばかり訪問していた人間には、西海岸のLAとSFの違いが全くイマージできません。しかし、地球の歩き方は一言で違いをうまく表現していると旅行後に感心しました。
LA=「太陽が輝くセレブの町」
SF=「霧がよく似合おう坂の町」
というわけで、地形と気候が全く違います。LAは高低の差がない平野なのに対して、SFは険しいリアス式海岸のイメージです。LAは平野なので電車も路面電車ですが、SFは町のアップダウンが激しく坂が異常に多いのでケーブルカーになります。気候もいまの3月は、LAは日中暖かくて夕方肌寒いという感じですが、SFは一日中肌寒いという感じでした。日本で言えば、LA=湘南、SF=鎌倉という感じでしょう。
そんなわけで、短い滞在ながらも観光客視点で感じたことを以下にまとめます。
1.インフラ事情
バート(Bart)という1974年に造られた電車があって便利。
空港からダウンタウン(Powell St)までは30分、UC Berkley(Downtown Berkley)まで1時間で行けます。観光客にはとてもわかりやすい路線です。
2.日本人街
LAにはLittle Tokyoがありますが、SFにはJapan Centerというモールがあります。市内のPowell Stからバスで20~30分でアクセスできます。
何よりもKinokuniyaにセンスの良い本がありますし、日本食屋も沢山ありました。ダイソーもあって、全品1.5ドルという価格設定で、アメリカの物価水準からすればかなり安くて、レジに行列が出来ていました。
この周辺に日系アメリカ人が住んでいるわけではなさそうですが、金曜のお昼過ぎから多くのアジア系で賑わっていました。
3.UC Berkley
ずっと気になっていた全米リベラル大学の最高峰。森が生い茂るキャンパスで、軽井沢の避暑地にきたような感覚を覚えました。同じ大学出身の友人がVisiting ScholarとしてBerkleyで研究しているのですが、その研究内容の「数理生物学」のプレゼンを聞く機会に恵まれました。
彼が幹事を務めるBerkley Japanese Academic Network(BJAN)という会だったのですが、40人強の日本人が参加していて大盛況でした。
UC Berkleyは難易度が高いため、日本人の数が少ないと思っていましたが、交換留学生や学部生等、若手の方々も沢山いらして、Berkleyにて日本の熱気を感じました。私も将来機会があれば、是非ともVisiting Scholarとして伺えたらと思えるような研究に適した環境でした。
西海岸は北からシアトル、ポートランド、サンフランシスコ、ロサンゼルスと見て回りましたが、私がもう一度訪ねたいと思ったのは、サンフランシスコでした。私は、肌寒いほうが暑いよりも暮らしやすいので、寒すぎず、暑すぎない気候であり、アカデミックの雰囲気の恵まれているUC BerkleyがあるSFが好きになりました。
また、機会があれば、次回は駆け足ではなく、ゆっくりと探索したいと思います。
最後に、今回宿泊先を提供してくれた数理生物学者の友人に、この場を借りて感謝致します。
See you soon.
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