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7限目:地方の大学生向けの講義(探求型読書)

ご無沙汰です。桐島です。

さて、本日は、前回の1~6限の速読術・フォトリーディングの講座に引き続き、読書術になります。

その名も「探求型読書」です。
読書の正攻法で、私が「思考の読書」と呼んでいたものと重なっているため紹介します。

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そういえば、最近、学校教育では、新たな学習方法として「探求学習」や「アクティブ・ラーニング」が実践されています。

「探求学習」=生徒が自ら課題を設定し、その課題の解決に向けて情報を収集、整理し、分析する一連のプロセス、です。

そういえば、私、桐島も、京都で大学生だった時に、堀川高校の荒瀬克己校長先生に取材を申し込んで、堀川高校の探求学習の説明を受けました。

荒瀬氏トップ写真

荒瀬克己先生

今回紹介する「探求型読書」という書籍は、本=自分の思考を立ち上げる契機、として捉えています。

以前紹介した「本を読む本」の④「シントピカル読書」に相当します。
大学で修士論文を執筆したことがある方、将来、ホワイトカラー職の頂点に当たる、コンサルや研究者になりたい方は、身についています。そして、日々使用している手法です。

さて、「探求型読書」の流れは以下になります。

Step1:目次読み(ヒントを集める、関係を可視化する、仮設を描く)
Step2:QAサイクル(Q読み⇔A読み)
Step3:アナロジカルシンキング(仮説振り返り→似たもの探し→自分ゴトに置き換え)

それでは、以下、各Stepの詳細になります。

Step1:目次読みは、ざっくりと以下の流れです。
●カバーや帯からキーワードを集める
●キーワード同士の関係を可視化する
●読む前に読後感を予想する(読む前と読んだ後の差分を想像)


Step2:QAサイクルは、
●自分が疑問だった点(Question)の答え(Answer)を見つける作業
●目安時間は20~30分で高速で、本文中から答えを抜き出す


Step3:アナロジカルシンキングは、
●Step1の読後感と比べてみる
●本の内容と似たものがあるか思い浮かべる(他の本、映画、ドラマ、授業で習った内容など)
●自分の今後の生き方、生活に活用できるか考える

以上の、Step1、2、3の流れです。

あれ、何か似ていませんか?!

そうなんです。4限で解説したプロセスとほとんど変わりがないわけです。

結局、どの本も手法は、一緒なのです。

ざっくりとまとめるなら、重要なのは、
●あなたが、本から何を得たいのかという強烈な問題意識、解決したい内容
●解決したい疑問が、本によって実際に解決されること
●それによって、より良く生きることが出来るようになること

です(*´▽`*)

あまり抽象的なことを並べても分かりにくいので、桐島の例を示します。

桐島は、オシャレに一切気を遣わない生き方をしていました。
しかし、職場の同期から「そろそろ中堅職員だから、オシャレにも気をつけた方が良い」と忠告(アドバイス w)を受けました。

そして、強い危機感を持ちました。「私って、そんなにオシャレではないのか? 確かに、そもそもオシャレな人は街中で見かけるけど、何故、ある人はファッションセンスが良く見えて、ある人はオッサンくさく見えるのだろうか?」、こんな思いが頭をグルグル巡り始めました。

街中で、オシャレな人を見ても、オシャレの法則は見出すことが出来ませんでした。そこで、本に頼ることにしたわけです。

続きは、次回8限目で触れたいと思います。

オシャレを目指し始めた桐島より♪

See you soon.


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