㊽エメラルド・シティ、シアトルの実態Part1(航空博物館(Museum of Flight)、ボーイング社工場見学(Future of Flight))
前回の続きです。
私の大好きなAmtrakでの移動のために、ポートランドのUnion Stationに着くと多くの人で電車を待っていました。
実は、このポートランド・シアトル間の特急列車(Amtrak)は、2017年12月18日に車両が脱線して高速道路に転落して死者3人、病院搬送者70名を出した事故で悪名高く、危険区間を走行しています。
それなのに、列車を待って列をなす人々。アメリカ人のたくましさなのか無知なのかわかりません。
私は、逆張り野郎です。事故を起こしたばかりなので、安全運転なはずだと予想して乗りました。
その予定は見事的中。走り始めてからしばらく、周りの景色の変わり方がゆっくりなのです。トロッコ列車のようなのどかな雰囲気を楽しんでいたところ、結局3時間半の予定が4時間半もかかりシアトルに到着しました。
しかも、その区間インターネットは使えませんでした。カナダのAmtrakを見習って欲しいです。大陸横断鉄道という共通の歴史を有していて、値段もほぼ同じですが、アメリカのサービスの質は圧倒的に低いです。
最近、アメリカの日本人留学生が減少していますが、それは当たり前だと感じます。アメリカで生活していても、物価が高く・サービスの質は悪く、ある程度の仕事とお金がなければ暮らしにくい環境だからです。留学や短期駐在で住むには最適ですが、一生住めと言われると厳しいものがあります。
というわけで、無事にエメラルド・シティとして名高いシアトルに到着。到着した瞬間、「どこがエメラルドなんだよ!?」と呟いてしまいました。1泊34ドルのHI SeattleというHostelは駅から徒歩5分の中華街(といってもなかはアジア料理店が列をなす)のなかという好位置にあります。
チェックインを済ませて、エメラルドの謎を解くために地球の歩き方を見てみると、そこには
「アメリカ北西部に位置するシアトルは、20世紀に航空産業で発展し、マイクロソフトをはじめとするハイテク産業でさらなる成長を遂げた。近年は、スターバックス・コーヒーや大手通販サイトAmazonの本拠地として、日本人にとっても知名度の高い街のひとつになっている。シアトルの魅力は都市部だけではない。日本ではあまり知られていないが、深い森や静かな海といった豊かな自然に囲まれており、郊外にはマウントレニエ、ノースカスケード、世界遺産でもあるオリンピックと3つの国立公園をもつ。」ということです。
つまり、シアトルの都市部というよりも、都市部に近接する豊かな自然ゆえのエメラルドというわけです。
シアトルにきた一番の目的は、シアトル発祥の礎となったBoeingを見学するためです。
昔のボーイング工場の跡地にある航空博物館(Museum of Flight)とボーイング社の工場見学(Future of Flight)が、シアトル旅のメインになります。
この2つは同じところにあればいいのに、
●航空博物館(Museum of Flight)は、市内から南東に10km、バスで40分
●ボーイング社の工場見学(Future of Flight)は、市内から北東に40km、バスで2時間以上、マカティオ市という別の都市に位置しています。
というわけで、写真も交えて詳細は次回紹介します♪
今回は、シアトル市内の様子とエメラルド・シティが体感できるワシントン大学の様子をお伝えしたいと思います。
ワシントン大学はLight Trailという電車にのって市内(Int’l District/Chinatown駅)から30分程度で行ける距離にあります。簡単にアクセスできて、大学内にも美術館があり大学の周りも学生向けのレストランや古本屋があって賑わっています。16の学部があり、約5万人の学生がいるようなのです。
当然と言えば当然ですが、キャンパスのでかさに度肝を抜かれます。
See you soon.