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毒親の世代間連鎖を防げ

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生きづらさ改善コンサルタントのささしんです。

あなたは、「自分の子どもにやっていることはまさしく自分が親からされてきたことではないのか、あるいはこれからしてしまうのではないか」こんな悩みを抱えていませんか?

つまり自分自身も毒親ではないのかということです。

私のもとに相談に訪れる人はみんな、自分が親から受けた育児やしつけ、もっとストレートに言えば虐待を自分の子どもにすることは絶対に避けたいと考えています。

自分の子どもには自分と同じ苦しみを与えることは絶対にしたくないですよね。

文章でそのまま続きを読みたい人は下にスクロールを、動画で見たい人はYouTubeでそうぞ。

前半では世代間連鎖をなぜ起きるのかその理由について、そして後半では世代間連鎖を防ぐ方法について説明します。自分の代で負の連鎖を止めたいと考えている人にとっては大変貴重な情報となりますのでぜひ最後まで読んでください。

目次

  1. なぜ負の連鎖が起こるか

  2. 負の連鎖が起こっているかチェックしよう

  3. 負の連鎖を断ち切る方法

  4. まとめ

なぜ負の連鎖が起こるか

まずなぜ負の連鎖が起こるのかを見てみましょう。

ここでは赤ちゃんが泣いた場合の親の行動をを例に考えてみます。

子どもが泣けば普通あやして泣き止ませようとするわけです。

しかし子どもが泣くとイライラする、不安や悲しみの感情がわくという母親がいます。

それはよくないとわかっていてもです。

これらは全て子どもが泣くという負の感情の表れに対して、母親も負の感情でもって反応しているわけです。

肉体的精神的に拒絶反応を起こしてしまうわけです。

なぜこうなるかというと、自分自身が負の感情を親に受け止めてもらった経験がないからです。

悲しくて泣いたり、怒って声をあげたりすることを親によって禁じられてきたのです。

こういう負の感情を否定されたために蓋をして抑え込むと、自分がそれを受け止めることができず拒絶反応を起こします。

人間は人から与えられた以上のものを、人に与えることは基本的にできないのです。

負の連鎖が起こっているかチェックしよう

次に自分と自分の子どもの間で世代間の負の連鎖が起きていないか考えてみましょう。

厳しい言い方になりますが、自分自身が毒親である、あるいはその可能性があるかどうかを知ることが必要です。

前提として、身体的な暴力はもちろんのこと、子どもの心に何らかの傷を負わせる行為は虐待であるということを知っておいてください。

チェックする方法はいろいろあるのですが、ここでは1つだけご紹介します。

それはあなたは、自分の子どもに嫉妬していると感じていないかということです。

自分に問いかけて欲しいのですが、「私は親からそんなことをしてもらったことがないのに、この子はわたしからすごくいいことをしてもらっている」そんな風に感じることはありませんか?

こんな気持ちになることがあったら、あなたは子どもに嫉妬していると考えていいでしょう。

あなたは、自分の子どもには自分が親にしてもらえなかったことをしてあげようと心の中で誓ったはずです。

しかし実際はそんな簡単にはできないのです。これが負の連鎖です。

自分の子どもに嫉妬するというのは、言うまでもなく非常に醜く卑しい感情です。

親であるにもかかわらず自分の子どもの幸せを素直に喜ぶことができないわけですから、これは言うまでもありません。

まずは自分は子どもに嫉妬していると自分で自覚できるようになることが大切です。

ここが問題解決に向けた第一歩です。

負の連鎖を断ち切る方法

では負の連鎖はどうやったら断ち切れるのでしょうか?

先ほどの子どもが泣いた場合のことを話しましたが、親から負の感情を受け止めてもらったことがないから、自分は受け止めることができないかというとそんなことはありません。

基本的にできないといったのはそういう意味です。

例えばこの場合なら、とにかく1人で子どもに向かってあやす、声をかける練習をするんです。

赤ちゃんが泣いたときどういう声掛けをしますか?「よしよし」と声掛けをしますね。

これを毎日繰り返しそれが習慣化するまでやります。これを行動療法といいます。

ここで問題にしているのは「あなた」ではなく、あなたの考えです。

「人」は変えられませんが、「思考や考え」は変えられます。

このとき自分は今まで経験したことのないことをしている、自分はすごいと自分をほめてやります。

日々この作業を繰り返すことで、たとえ自分が親にそうしてもらっていなかったとしても子どもに対して理想の接し方が出来るようになります。

とにかく習慣化することが大事です。

それでも感情的に声をあげてしまいそうになるときがあります。

感情的になるのは単純に悪い事だと考えると、「感情を抑えないと」「怒ってはいけない」と自分の感情を制御しなければならないという気持ちになります。

しかしたとえ怒りのような負の感情であっても、自然と湧き上がってくる感情はどうしようもありません。

問題は怒りの感情をどのように表現するかです

すぐに怒鳴ってしまう、思わず叩いてしまうという人は、怒りは抑える以外方法がないと考えていりわけです。

しかし怒りの表現方法を選ぶことはできます。

走り回っている子どもに対し、「走るな」と怒鳴るのではなく、静かにゆっくりと落ち着いた声で「走るな」といえばそれで子どもには伝わるはずです。

もし感情的になってしまったら、後で子どもをフォローすることを忘れないでください。

子どもときちんと向き合って「ごめんね」と一言謝ればいいんです。

そうすれば子どもの受けるダメージは小さくなります。

そして感情的になってしまった自分を責めすぎないでください。「感情的になるなんて自分は毒親だ」と思うと自分を追い詰めてしまいます。

それからもう1つ自分がどのようなことを受け継ぎ、そして何を自分の子どもに受け継がせたくないかを知るために自分の成育歴を知ってください。

これは毒親問題解決全般に言えることなのですが、過去を振り返ることは非常に大事なのです。

よく「過去は変えられないから振り返っても仕方ない」と言われますが、毒親問題に関してはこのことは当てはまらないです。

過去を振り返ることは、苦しいしつらい作業です。

なぜならあなたは親から受けた仕打ちに対する怒りや悲しみといった負の感情に蓋をして生きていたわけです。その蓋を開けて過去の負の感情を取り出すことは精神的に大きな負担になります。

でもこの作業こそが、世代間の負の連鎖を防止することになるのです。

負の連鎖を断ち切るためには、目の前のわが子だけでなく、自分自身の子ども時代に向き合うことが大事なのです。

ここまで負の連鎖起こる原因とその解決法について説明してきました。

しかし、これをたった一人で乗り切っていくのは決して簡単なことではないです。人間というのは1人で困難を乗り切っていけるほど強くはありません。

そうすると、この困難を乗り越えていける環境が必要になります。

先ほどいった、自分の考えや思考方法を変えるために行動を習慣化することは楽なことではありませんし、過去のつらい経験を思い出すことにより負う精神的な負担は決して小さくありません。

でも1人では乗り越えられない壁だって仲間と一緒ならできます。

自分のつらい経験や思いをお互いに打ち明けて共有することができれば、こんなに心強いことはありません。

あなたは負の連鎖を自分で食い止めようと考えているわけですよね。それに気が付けているだけでもすごいと思います。だったら絶対にできるはずです。

それなら、まず環境作りから初めて欲しいと思います。

具体的には自分と同じ経験をしてきた仲間のいるコミュニティや苦しいときに最善の方法を提案してくれるコーチを探すのです。

この記事を読み終わったら、すぐに行動を開始してください。時間は刻々と過ぎていきますし、この瞬間も子どもは成長していきます。

最後までお読みいただきありがとうございました。

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