ラブレーの「ガルガンチュアとパンタグリュエル」
前回のモンテーニュを読むと時代が近いラブレーも知りたくなる。
同書は「一休さん」的な "とんち" のきいた楽しい物語。
ちなみに下ネタ・スカトロ盛りだくさん。(→食事中には読めない)
琴線に触れた言葉
…は以下のようなニュアンスのもの。
・ロウソクの匂いのする文章(≒努力したような…)よりも
酒の匂いのする文章(≒陽気な…)を書きたい!
・君は、議論のために議論をしにきたのか?
それとも真実を求めてきたのか?
・自分の背中の後ろに下げた
頭陀袋の中に入っている自分の悪意は
自分では見えない。
・嵐をやり過ごすには
楽しく呑んで過ごすのが一番。
読書後
図書館で借りた(某外大所蔵)が、手元に置いて読み返し一見意味の無さそうなコトバの深さを掘り下げたいとも思う。
とはいえ、5巻目は作者がラブレー本人ではなさそう&内容が浅いので再読はないかな。
ラブレー(16世紀)から次はエラスムス(15世紀)に進むことになる。
以上