果たして母は幸せか?
今週、実家マンションの火災保険の変更手続き(電話を止めたので連絡先を私のスマホにしてもらった)とグループホームの運営推進会議というものにも参加するため帰省してきました。
偶然、その日の朝に民生委員の方から私のスマホに連絡が入りました。
「敬老の日に市から88歳のお祝い金が入るのですが、お母さんは今どちらにいらっしゃるのでしょう?」
ああ、そういう関係にも連絡をせねばならなかったのか…orz
母がグループホームに入居したことを説明し、ちょうど今、私が実家に帰っていると言うと、民生委員さんから町内会長さんに連絡がいき、すぐにマンションに来てくださいました。
「敬老の日のお祝い金には受領印が必要なんです、毎年今時分にはお金も書類も届いているんですが、今年はまだでして。お母さんに受け取ってもらうことはできますか?」
マンションのロビーから先は入ってはいけない決まりになっているそうで冷房のないロビーで町内会長さんも私も汗だく。
「グループホームで受け取ってもらえるか、これから行くので聞いてみます。ただ、基本入居者に現金は持たせない施設なので…だめならまたご連絡します」
「”その”グループホームなら歩いて行けますから助かります! 受け取ってもらえなかったり所在が分からない方の分は役所に返金するんですが、それがまた面倒で…せっかくいただけるお金ですからね」
と、ほっとして帰られました。
その後、民生委員さんも来て下さったのですが、保険屋さんとの約束の時間(グループホームで待ち合わせ)だったので挨拶しかできませんでした。
その後、改めてグループホームでお祝い受け取ってもらえることになったと連絡すると、心底ほっとされたようで
「お母さんは幸せだわ! 本当に幸せな方ですよ」
と… こんなことくらいで大げさなと思いましたが
「親御さんが困っていると連絡しても、まったく動かないお子さんやご家庭が多いんです…ほんと、お母さんは幸せだわ
私は苦笑するしかなかったです。
私が動くのは母の介護をしたくないから、面倒ごとは経験からボヤのうちに消火してしまったほうが楽だからとわかっているからなのだ。
実際、母は入りたくなかった「施設」に入れられてしまったわけだし…それが幸せなのかどうか(苦笑)
介護問題では介護職の皆さんのご苦労がフューチャーされがちですが、民生委員の方や町内などを有志でまとめてくださっている方たちのご苦労もいかばかりかと思った帰省でした。
グループホームの運営推進会議についてなどはまた漫画で報告できたらなと思います。