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年末年始に自分の後始末について考える

母のグループホームでの生活が安定し、私も来年は還暦だ。
エンディングノートは以前から書いていたものの、私の職業は印税など死後もお金を生み出す資産がある。 
墓をどうするのか(墓じまい)
誰に何を託すのか(遺言書)
問題は多々ある。

ちょうど母のグループホームの活動推進会議があり、お寺に年末の付け届けも持って行かねばならない。
いい機会なので、墓じまいの相談にいくことにした。

我が親戚では私と妹が結婚しないということに誰も何も言いませんでした。
問題だらけの家庭に知り合いを紹介して相手の家族に迷惑をかけては申し訳ない…と、母に振り回されてきた年長の伯母が漏らしていたことがありました。まぁ私も妹も自分の家庭に他人を巻き込んで不幸にするわけにはいかないと思っていましたから、無問題です。(妹には父の友人から見合い話がありましたが、妹は恋愛相手に不自由していなかったのでお断りしました)

そんな事情もあり、親戚たちは墓じまいに関して私に一任してくれている。
「おばさん達が目をつぶるまでは墓じまいをするつもりはないけど、その前に私に何かあったら申し訳ないが、墓はしめさせてもらう」という口約束ではあるが了承も得ている。
おばたちには実家を潰すときにも私が頭を下げに行った。(聞きたくない昔話を聞かされたことはあったけど)皆「仕方ないね」と了承してくれた。理解ある親戚たちで助かる。

妹の葬儀の時には「墓じまいなんてとんでもない!」と方丈さんは言っていたが、やはり身寄りがいなくなり世話をする家族がいない墓が増えてきたのだろう。何年か前に共同墓が作られた。
まぁ、そうなっていくよね。

墓じまいにかかる費用。共同墓地にかかる費用など、資料を頂く。

私自身、少し前までは海への散骨を望んでいてエンディングノートにもその旨書いておいたのだが、どうも散骨するためには費用以上に骨を粉砕しなくてはならないとか、色々手間がかかるらしいので、シングルタイプの共同墓地を予約しようかなという考えに変わってきた。(死んでも家族とは別でいたい)

墓じまいの概算

共同墓(永代供養墓)と言われるお墓でも永遠にそのスペースを利用できる訳ではなく、あらかじめ契約した利用年数を終了すると、合祀墓に移されます。(我が菩提寺に限らず、ほとんどの永代供養をうたう共同墓地でもこのパターンが多いそうです)
では、いくら位かかるのか?

①墓石の撤去(石材店に依頼) 40〜50万
②共同墓(レンタル墓)利用料 1柱につき18,000〜25,000×契約年数
③契約終了後、合祀墓に移されるため、その料金1柱につき60,000円
④お布施 30,000円
⑤ネームプレート代 90,000円
⑥戒名彫料金(石材店に依頼) 実費(聞くの忘れた)
⑥家にある仏壇の処分費 石材店がサービスでやってくださるらしい

※利用料は場所やスペースの広さによって異なります。
※永代供養にすると位牌も必要なくなるので仏壇も処分して良いそうです。(我が菩提寺の場合)
※粉骨をする場合は石材店に依頼するため別途費用がかかる場合があります。
※自分は合祀墓に直接埋葬してもらうため合祀墓利用料60,000+お布施30,000円+粉骨料を別途用意予定。

家族全員(祖父母、両親、妹)をレンタル墓に入れ、母の1周忌後6年利用(まだピンピンしてますが・苦笑)、私は直接合祀墓に入れてもらうとして200万くらい用意しておかなければならないのかな…と。
我が菩提寺の方丈さんはあまりガツガツしたタイプではないので、かなりお安めな概算かと思います。
ご参考にしていただければ幸いです。

おひとり様だからこそ遺言書を書こう

あとは遺言書の制作だが、これは来年中になんとかしたいと思っている。
生命保険の受取人だった妹が死んだあと、受取人の変更をしなくてはならなくなった時、母を受け取り人にしたくなく(認知症の人間に受け取りの手続きもできないだろうし・苦笑)、母のことで世話になった叔母に相談して従姉妹に託すことにした。私の始末のための迷惑料は残したいと思っている

遺言については誰にお願いするか検討中。
税理士さんに司法書士さんを紹介してもらう予定だが、少額ながら寄付をしている慈善団体の弁護士さんに遺贈の相談もしたい。
そのためにも、できるだけ仕事を続けなくてはとも思う。
それが「ひとりで生きることを選んだ人間の最後のお役目」なのではとも思っている。

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