理解してから憶えるか、憶えてから理解するか
これは、どっちもアリです。よく、丸暗記ではダメだ、理解しないといけないと言われるんですけど、結局は、
本試験では、反射的に答えられるものは反射的に答えないと、試験時間が足らなくなる
ので、丸暗記に近い反射的暗記は必須になるんです。ただ、
大量丸暗記だけで終る
から良くないと言っているだけです。特にまとめられた情報を単に反復して繰り返すだけの方法だと、
本質的な部分が全く理解出来ていないので、ちょっと問題の問い方を変えられたら、正解できない
んです。だから、肢別本を始めとした、過去問グルグルでは、自分のたまたま出来る問題がうまく、出題されている、
いわゆる、当たり年しか、合格できない
んです。もっとも、いきなり理解するというのは、難しいんです。なぜなら、専門書はとにかく、専門用語で、読み進めるのが止まってしまうからです。専門用語にまず、慣れる。それだけでも、最初にざっと読む、過去問も表面的反射的でいいからとにかく全体をやってしまうということはとても大切なステップです。しかし、それだけ終える人が多いので、また来年になってしまうわけです。
そこで、過去問(肢別本含む)を数回、回したら、
理解優先に路線を変更する
方向へ軌道変更しないといけないワケです。しかし、理解しろと言われても、そもそも、理解するとはどういう事なのか、イマイチ、わからないと思います。詳しくは以下に書いていますが、
理解するとは、要するに整理された状態で暗記されていて、それが必要な時に直ぐに頭から引き出せる状態になっていることを言います。
それには、ぜひ、図を使ってください。図は主に右脳を使います。それに、大量の情報を短期間で出し入れ出来ます。もちろん、それだけでは難しいので、言葉で補う必要はあります。実際は右脳だけでなく左脳も使うわけですが、左脳偏重の記憶法では、あっという間に限界が来てしまうのです。
図示して覚えるのは色々な方法がありますが、制作コストを考えて、これは何度か過去問でやったけど、どうしても覚えられないこと、理解しにくいところに絞って、
マインドマップなどで整理された図を書いてみる
と良いと思います。あとは、印象に残るイラストや写真を検索して、探してみると良いと思います。著作権の関係があるので、権利関係をよく見て違法にならないように(フリー素材なのか?フリーでも細かい規定が著作権者によって違います)、活用してください。どうしてもない時は、時間をあまりかけずに
印象に残るようなイラストを自作して描いて、保存してください。
アウトプットが重要だとよく言われるんですが、それを真に受けて、過去問をひたすら繰り返す手法を採用する人が結構、いるようですが、それはある時期までは有効ですが、それだけに終わると、どうしても、当たりはずれが起こるので、要注意です。