繰り返すだけでは暗記は出来ない
お盆シーズンです。お盆と言えば、お坊さんがお経を読んでいるのを横目で見ていて、
「よく、暗記出来るなぁ、こんな長いの」
と、子供の頃は思っておりました。ところが、いつだったか、少し遠いところから拝見していたのですが、
どうみても、経典を見て、読んでいる
わけです。暗唱ではなく、独唱?になっているわけです。うーん、もしかして、
僧侶は皆、お経を暗記しているというのは、素人の抱いている幻想なのではないか?
とも思い、ちょっと調べてみると、やっぱり、お経を暗記出来ていないという僧侶の告白がネットに載っていて、
「無理もないな」
と思いました。そりゃ、そうなんです。お経って、もともとは古代インドの言葉、サンスクリット語の音だけを漢字で当てたものを中国から輸入したものなので、
発音と意味が全く、つながっていない
んですから。だから、理解して憶えるとかできない。それに、円周率みたいに憶える対象が数字などではないので、数字を言葉に置き換えて、憶える方法(要するに語呂合わせ)なども使えない。
ネットでは、1万回はあげているけど、憶えられない
と書かれていて、やはりなぁと思いました。暗記に繰り返しは必須なんですけど、
単に、繰り返せば憶えられるとか、忘れないとかは嘘なんですよ。もちろん、僧侶は
お経を暗記出来ている僧侶が高僧
というわけでもなんでもないので、憶えることに執着していないのだと思いますが(仏教の教えの要は執着からの離脱だったりしますし)、本気で憶える工夫をすれば、それなりに憶えることは可能なんだと思います。繰り返すだけではダメなんですよ、プロのお坊さんでもそうなんです。
それじゃ、どうすればいいんだ?ということで、ちょっと新作の宣伝です。
勉強法=要するに、記憶の管理法
なんですね。憶えやすい方法で憶えて、忘れにくい方法で記憶のメンテンナンスをする。単純ですが、有効な方法が書いてあります。