
残り1か月の過ごし方
試験まで1か月半ほどになってきました。今、すべきことは何か、考えてみたいと思います。私の場合、去年のこの時期、模擬試験の結果が悪くて、どうしようかと思っていました。特に行政法が思ったほど点数が伸びなくて、とにかく、過去問の分析をしました。何が原因で点がとれていないかを把握するためです。すると、
条文知識と判例知識が曖昧、もしくは知らないものが結構、混ざっていたこと
に気づきました。そこで、本試験まで、ひたすら条文の素読と、判例の暗記に努めました。記述式の勉強をする暇がほとんどなかったので、択一でとにかく、180点を超える方針で追い込みました。2か月半くらい前までは、受験生定番の某肢別本を繰り返していたんですが、これ、どう考えても、
ここに載っていない問題が本試験で出ている以上、これ以上、繰り返しても、意味がないな
と気づいて、急遽、
条文&判例暗記作戦
に切り替えたんです。これは、1日の中で、時間があれば、とにかく、素読、内容の要点を口頭で言ってみるということをしました。これが効を奏したのか、本番では、なんとか200点超えしたのですが、過去記事でも書いたように、運が味方してくれた要素が大きいです。
私の場合はそんな感じだったのですが、とにかく、過去問の10年分は必須です。できれば、20年分くらいは、きちんと法改正に対応したものを押さえておきたいものです。それで、自分の傾向を把握します。得点出来ていない科目、範囲を把握して、その原因を調べます。行政書士なら、行政法と民法が得点源なので、その2科目のどちらか、もしくは両方になる場合が多いと思います。そして、一度は記述式の問題を一通り、解いてみて、
どんな形式で出題されるのか?
を把握すべきですが、残り、1か月半程度なら、記述式は捨てる方がいいです。それよりも、択一だけで180点を超えるよう、目指す方が現実的だと思います。しかし、実は記述式は
条文を把握していれば、それなりのものは普通に書ける
んです。だから、仮に択一だけで180点超えしていなくても、普通は+10点から40点ぐらいはつきます(年度によります)。そして、模擬試験も解いた方がよいのですが、過去問をとにかく、きちんと分析して、自分の弱点を補う形で、残りの時間を過ごすことが一番、有効だと思います。大切なことは、
思い切って、切り捨てるものは切り捨てる
ことです。得点配分の高い部分、しかも、択一に集中することです。本番ギリギリまで、あきらめない方がよいです。私も寸前の模擬試験では、ギリギリ合格するかどうかのラインでしたが、本番は運が良くて、200点超え出来ましたから。