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合格出来るテキスト2024

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そろそろ、2024年度のテキストが各社、出そろってきましたけど、多くの受験指導者が薦めているせいか、皆、行政書士用総合テキスト+肢別本の組み合わせを買うようですが、

こんなので合格できないので、辞めた方がいい

です。理由は、テキストの方は詰め込みすぎて、初心者は読んでも理解できない事が多いからです。

理解できないことが試験に出ても、解けるわけがない

という、ごくシンプルな理由です。そして、肢別本は網羅性が低くて、とてもじゃないけど、本試験のレベルをカバーできていないからです。何度も言ってますけど、その証拠に去年の本試験の問題を前提知識なしに、肢別本だけを見て、解いてみてください。

合格基準に達することはないですから。

もっとも、一般知識はそもそも、ほぼ載っていないんですけどね。類似問題が出ないので、載っていてもあまり関係ないんですが。それじゃ、何を勉強すればいいんだ?となるんですが、正直、これ1冊でOKとかはないです。

科目別に使えそうなテキストを購入して、問題集は大原の問題集orアプリという感じでしょうか。といっても、全科目までそろえる必要ないと思います。憲法は悩むところですけど、金銭的に余裕のある人は購入した方が良いです。

憲法はテキスト(正直、テキストはどこのでもそんなに変わらない)よりも判例集の暗記に力を入れた方がいいです。統治の方は条文レベルの問題も出ますが、人権の方は判例がメインになってきます。特に多肢選択式問題は判例そのものが穴あき問題として出る場合が多いです。

まずは、得点源の行政法と民法を優先してください。なぜなら、

膨大な勉強時間がかかるから

です。行政書士試験の合否を分ける最大の要因は時間です。まずは時間がかかって得点源になっている科目を終わらせることを最優先すべきです。

現在、入手出来る市販本としては、

だと思います。もちろん、他にも自分が理解出来る、得点につながるという本なら、問題ないと思います。

会社法もこのシリーズはあるんですけど、法改正が早いので、ある程度、新版が出るのを待った方が良いかもしれません。待ち過ぎたら、勉強時間が無くなるので、その点を考慮して判断してください。なお、会社法は、

などもオススメですが、こちらも、法改正は令和元年までなので、ちょっと古いです。

なお、憲法もよくわかるシリーズにあります。お金に余裕のある人は買われると良いですが、大事なのは、判例です。

ただし、TACの判例集を手放しでオススメ出来るかというと、正直、難しいです。判例は簡単な事件の流れ論点結論結論に至った理由が必要ですけど、解説がかなり簡潔に書いてありますから、不十分な点もあります。しかし、司法試験向けの判例集を憲法、行政法など買い揃えると、おそらく、現実的でない時間の浪費になってしまいます。そこで、上記のポイントをなるべく、判例の本文から読み取るようにすることです。あとは、判例の文言そのものをある程度、憶えていないと、事実上、解けない問題もあるので、ポイントだけではなく、本文をそれなりに読んでおく方がいいです。

憲法は、択一問題は、見たこともない問題が本試験に出ることがあるので、どんなに勉強しても満点は難しいと思います。よって、多肢選択式問題対策と、行政法への対処法として、判例集は使うことになると思います。


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