見出し画像

[行政書士試験]極端な短期合格よりも確実合格を狙おう

2023年11月の人気記事3選

令和5年度の行政書士試験を受験しました。まだ、発表は先ですけど、とりあえず、なんとかなりそうな感じです。

一般知識の足切りがクリア出来て、本当に良かったと思ってます...。
会場では、たまたま、それほど年配の方はおられない感じでしたが、後日、ネットでたまたま、見つけたのが、

団塊の世代で、もう、10回目の受験

という強者がおられてビックリしました。その方も独学のようですが、どんな勉強法をされているのかですね。
年齢に関係なく、行政書士試験は、合格しても、しなくても、不思議ではない試験です。なぜかというと、この試験は

運の要素が大きい

からです。特に資格試験業界で、ずっと廃れない、流行り文句に惑わされると、運に左右されやすくなります。
それは

〇か月で合格!

という類のキャッチコピーです。こういうのは、ほとんど参考にならないです。もちろん、どういう試験もそれなりの戦略が必要ですし、効率的な勉強法というもあります。それは嘘ではないんですけど、あまりに短期合格を強調するものは、

中身はインスタント

なものが多いのも事実です。そもそも、3か月とかで合格することにどれだけの意味があるんでしょうか。年に何回も試験があれば別ですよ。1年に1回しかないんです。そんなことよりも、

どうすれば合格出来る確率が上がるのか?

これが知りたいし、それを地道に確実に習得する方が

結果的に早期に合格できると思います。

個人的には、正直、3か月なんか、行政法をなんとか終了するのに精いっぱいでした。もちろん、試験を受けようかなと思った時に

今年は残り、3カ月しかないな

という人はそのやり方で、受験してみるのもアリかもしれませんし、運が良ければ合格するかもしれません。
でも、去年ダメだった人には、インスタントなやり方は通用しないことが身に染みていると思います。

結局、行政書士試験って、択一でも、多肢選択でも、記述式でも、条文と判例を問題にしているだけ

ですよね。条文が何を言っているのか、判例の何がポイントなのか?これを理解、暗記していれば、普通は合格です。
もっとも、それが難しいんじゃないかという、ツッコミはあるのかもしれません。特に民法の膨大な条文を理解、暗記するのに

3か月って無理でしょう

と、普通に思うんですけど、どうでしょうか。もちろん、概要だけ把握するなら可能ですよ。行政書士受験用の薄いテキストをざっと読んで、肢別本を回してとか、すれば、3か月はともかく、4か月くらいなら全範囲、いけると思います。

でも、それは過去問類似問題の出題率に依存した、運任せの方法にどうしてもならざるを得ないです。それに、試験科目の中には異常に範囲が広く、しかも、過去問対策がほぼ、無意味な科目もあります。おまけに、単体の足切りもあったりします。

それが一般知識です。

ただ、14問中、6問以上得点出来ればいいので、要は

文章理解(現代国語)が出来るようになっているかどうか

で決まると言っても過言ではありません。でも、文章理解って、最後の3問なんです。時間がどれだけ余裕があるか、本番でも緊張状態で、解けるかどうか。
受験日直前はそんなことを考えていました。結局、今年は比較的、簡単な内容だったので、助かりました。他にも個人的にたまたま、知っているIT用語問題なども出てくれて、足切りは無事にクリアできました。でも、過去問なんかやっていると、

7問正解(しかも、たまたま正解のを含めて)

という年度もあったりして、結構、キワキワだったんです。法律系の問題も、あまり安定していませんでした。
それは、実は、私自身が短期合格方法を実践していたからに他なりません。得点に伸び悩み、試験前、残り2週間くらいになって、ようやく、間違いに気づいたんです。

やっぱり、基本である条文、判例をきちんとすべきだ

と。それから本番まで、条文と判例とにらめっこして、なんとか追い上げました。皆さんにはぜひ、

最初から条文、判例を意識した勉強をしていただきたいと思います。


いいなと思ったら応援しよう!