角度を変えると記憶に残る
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過去問グルグルの最大のデメリットは
反射的に答えるようになってしまう
ことにあります。もちろん、類似問題が本試験に出れば、これはメリットです。とにかく、本試験では時間がありませんから、即答出来るものが多いほど有利になるからです。しかし、
ちょっと問われ方を変えられると、もう出来なくなる
という弱点があります。つまり、理解していないんです。単なる、パブロフの犬状態になっているわけです。これをいかに理解したレベルまで押し上げるかというと、
同じ論点の記述式問題を解いてみる
ことなんです。わざと、同じ論点の違う角度から問うている問題をしてみるんです。そうすれば、結局、そこはそういう意味だったのか?という発見がある場合が少なくありません。反射的暗記では解決しないからです。
ただし、記述式問題は択一に比べると、圧倒的に少ないので、その補完として、
他資格の過去問など
を解いてみればよいです。それでも似たような問われ方をされている場合もあるんですが、
初見なので、反射的に答えられないのは確か
です。すると、少しは考えるわけです。そのため、理解が進んで、応用力が付きやすくなります。どんな試験もそうですが、
時間が無限にあるなら、やれることを全てやったら、概ね、受かる
と思います。本試験までに忘れている部分がどれくらいあるか?と、本試験で、どれくらいの速度で問題が解けるか?にかかっていますけど。もちろん、現実は時間が無限にあるなんてことはないわけです。そこで、別の角度を試すのは、
何度も間違えてしまう論点
とか、
どうも、自分でも理解出来ていないな
と思う論点に絞って、やることが大事です。何よりも、
必ず、論点表を作成しておく(市販とか、予備校作成とかをベースにしてOK)
ことです。そうしないと、論点漏れで、たまたま、本試験で知らない論点が出てしまって得点できないと、当たりはずれの原因になります。平均3~5年かかる試験と言われているのは、この、当たりはずれのせいです。3年目に受かった人の実力は3年間でほぼ、変わっていない人が多いんです。単に
3年目で自分の出来る問題がよく出た年度に当たった
というだけだったりするからです。これ、200点を超えている人でも言えることです。というのも、記述式の採点基準で、数十点の差はあっさり、ついてしまうからです。