究極の暗記法とは実は
憶えやすく、忘れにくい。
これが暗記術の最強法なのは疑いようのない事実です。ふと、振り返ってみると、今でも忘れていないのは、
1192(いいくに)つくろう、鎌倉幕府
なんです。もはや、史実と違うことがわかったため、何の意味もない、フレーズなのに、全く忘れません。なぜなのか?その特徴を挙げてみるとわかります。
①短い
②意味が通じる
③リズミカル(韻を踏んでいる?)
どうでしょう?全て、あてはまりますね。暗記術として採用するのは難しいんですけど、実はこれに
特徴的なメロディー
があると、もっと忘れにくいんです。ここまで読んでいてピンと来た人も多いと思います。
それって、CMソングでは?
はい、その通りです。CMソングはまさに、憶えてもらうために意図してプロが作ったものだからです。皆さんも、憶えているCMソングは3つくらいは出てくると思います。もっといえば、CMは繰り返し流れるということもあるのですが、意図して暗記する時は、
憶える(インプット)よりも思い出す(アウトプット)方が暗記定着には有効でした。
しかし、CMソングは自ら口ずさむ場合もあるかもしれませんが、多くの場合はインプットの一方通行です。なのに、結構、憶えています。つまり、
短くて、意味が通じて、リズミカル
というのは、脳にとって、拒絶感が出にくいのではないでしょうか。試験によっては、市販でも、いわゆる、語呂合わせ集のようなものが売っている場合があるようですが、
かなり、無理があるフレーズが多い
という印象があります。そのため、
もう、普通に覚えた方が早いよ
と思って、諦めた人も多いのではないでしょうか。中学生の時の保険体育の授業で、教師(この人は教頭先生でもあった)がWHOを憶えるのに、
ワー(W)
Hな(H)
オッサン(O)
と憶えたらよいとほほえみながら言っていたのを思い出します。
WHOの三文字くらいは普通に覚えた方が早いな
と中学生ながら思ったものです。