
公務員試験 新スーパー過去問ゼミは使える教材か?
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行政書士試験の教材として、意外と有名なのが、公務員試験 新スーパー過去問ゼミです。特に民法が定番になっているようです。
それは、解説と問題のバランスがよく、
入門段階でコケている人にとって、本試験レベルとの懸け橋になる
ということのようです。それと、やはり、
解説<->解説に準じた問題を解く
という繰り返しはとても効率が良いんです。そのため、ヘタな行政書士用の教材をするよりも評判が良いというのも、あながち、嘘ではないと思います。もっとも、やはり表面的であることには変りがなく、暗記勝負的な教材です。きちんと理解しようと思えば、やっぱり、もう少し詳細なことを書いてあるテキストを読んだ方がよいと思いますし、何より、
本試験レベルには及ばない
ので、やっぱり、架け橋的な存在だと言えます。もっとも、無理に肢別本ばかりまわすよりも、ずっと、学習効果が高いのは事実だと思います。何より、時間負けを防ぐために、利用するのは全然、アリだと思います。行政書士試験では、趣旨から論証するような論文試験などが出るわけではないので、趣旨を理解するのは主に、
一度、憶えたものを忘れにくくする、直ぐに思い出せるようにする
ためのものです。もっともそれが最大の時短に繋がるから、オススメしているわけです。とても重要なことなので、何度も繰り返しますが、
行政書士試験の最大のポイントは時間負けしないこと
です。それにはなるべく、時間のかからない勉強法を考えるのは当然のことですから、こういう教材を利用するのはアリだとは思います。もっとも、公務員試験問題もするとなると、
さらに作業時間が増える
ことも意味します。何より、単純暗記では、憶えた瞬間から忘却していくということも意識して計算に入れないと、
結局、時間が足らなくなってしまう
んです。科目別の専門のテキストを薦めるのはそのせいです。理解して覚えておかないと、結局、何度も何度も繰り返し、覚え直さないといけないので、
結局、トータルで計算すると、大きな時間のロスに繋がるからです。
それに、このシリーズは勉強初期に使うだけで、後半にはあまり開くこともなくなっていくと思います。もっとも、それでも、なるべく前半に勉強を終了させて、後半に余裕を持たせた方が良いと思います。というのも、自分で立てた計画は、普通は、
実際よりも甘くなっている
からです。その理由は、実際にやってみて初めてわかることが多いからです。最悪、大幅修正しなければならなくなることもあるので、早い段階で、時間のかかる科目は取り組んでおくことが肝心です。そういう意味で、全くの法律初心者にはオススメ出来ます。ただし、既に、科目別テキストを購入している人は、それを数回、まわして、制度趣旨や、条文趣旨を理解する方に努める方が
後で何倍も楽になります。
ちなみに、このシリーズは行政法も出ているのですが、それを薦める人は誰もいないようです。というのも、公務員試験で問われる内容と、行政書士試験では、ズレがあるようで、それなら、最初から行政書士の過去問や予想問題を解いた方が良いということのようです。