【ミクロ-12：不動産鑑定士試験のための経済学】　寡占市場　の確認テスト（余剰分析）

【問題1】
クールノー・モデルにおいて、反応関数を導出する手順を説明してください。

【問題2】
クールノー・ナッシュ均衡について、その特性と意味することを説明してください。

【問題3】
ベラルトン・モデルとは何か、またクールノー・モデルとの違いについて説明してください。

【問題4】
ベラルトン・モデルにおける反応関数の導出方法と、その意味を述べてください。

【問題5】
ベラルトン・ナッシュ均衡について説明し、その意味合いを述べてください。

解答と論点

問題1：クールノー・モデルにおける反応関数の導出

クールノー・モデルにおいて、反応関数を導出する手順を説明してください。

解答

反応関数を導出するためには、まず企業①と企業②の利益関数を考慮する必要がある。企業①の利益関数をπ1、企業②の利益関数をπ2とする。これらの利益関数は両企業の生産量q1、q2と市場価格Pに依存する。利益関数を最大化するためには、それぞれの利益関数を生産量で微分し、0と等しいとすることで反応関数を導出する。具体的には、π1をq1で微分し、π2をq2で微分する。これにより、企業①の生産量q1が他の企業の生産量q2にどのように依存するか、そして、企業②の生産量q2が企業①の生産量q1にどのように依存するかを表す反応関数を得ることができる。

論点

・反応関数を導出するためには、各企業の利益関数を考慮する。
・利益関数は、企業の生産量と市場価格に依存する。
・利益関数を最大化するため、それぞれの利益関数を生産量で微分する。
・微分により、ある企業の生産量が他社の生産量にどう影響するかの関係、すなわち反応関数を導出する。