◆忍殺TRPG◆ 【イタチを求めてジャングルへ】 ◆ソロアドベンチャー・シナリオ◆
◆はじめに◆
ドーモ、どくどくウールです。この記事は「ニンジャスレイヤーTRPG」のファンメイド・ソロアドベンチャー・シナリオ(一人だけでも遊べるシナリオ)となっております。この記事と、サイコロひとつと、紙とペン…つまりメモができる何かがあればプレイすることができます。なお、この記事が私にとって初の自作ソロシナリオとなっております。至らぬ点も数多くあるとは思いますが、どうかご容赦を…そして楽しんでいただけるなら幸いです!
(ニンジャスレイヤーTRPGの詳細は以下の公式記事をご覧下さい)
◆開始前の注意点◆
このシナリオをプレイするにあたって、新規にニンジャを作成される場合は以下の公式記事をご覧下さい。なお、サイバネなどのためにふわふわローンを利用される場合の返済額は【万札:10】となります。
このシナリオでPCとなるニンジャはソウカイヤ所属、またはソウカイヤからの依頼を受ける事のあるフリーランスニンジャを対象に想定しています。
◆PCニンジャを用意できましたか?それではスタートです!◆
◆導入◆
泣く子も黙るソウカイ・シンジケートのニンジャである君は、トコロザワ・ピラー内を歩いているときに見慣れぬショドー張り紙を廊下の壁に発見した。たまたますれ違った老ニンジャが言うには、つい先日キモノ姿の女ニンジャが貼り付けていったものだという。その内容に目を通してみると…。
『とある事情で失ってしまったショドー筆を新調したいので、素材となるオーガニック・イタチを捕獲してきて下さる方を募ります。もちろん、謝礼金もご用意致します。詳しいお話はトコロザワ・ピラー、ショドー作業室へ』
…どうやら、個人的な頼み事のようだ。内容はさておき美しく繊細な字でショドーされており、依頼者のワザマエが見て取れる。これを貼ったという女ニンジャに対してか、イタチを捕まえるという依頼内容にか、はたまた謝礼金という魅力的なワードか。何はともあれ興味を惹かれた君はライバルが出てこないように張り紙を剥がして懐に収め、ショドー作業室に足を運んだ。
◆本編◆
中国地方の五割を覆う、広大なタマチャン・ジャングル。ここは重金属酸性雨耐性を獲得したバイオバンブーとバイオパインから形作られる、陰鬱でサツバツとした密林だ。ショドー作業室で依頼を受けた君は、ネオサイタマから北に存在するこの地にやってきていた。当然、この恐るべきジャングルに生息するという希少なオーガニック・イタチを捕獲するためである。
思わぬ遠出になりはしたものの、依頼者の女ショドー家ニンジャから前金および交通費として【万札:2】を受け取った君は意気揚々と密林を掻き分け進む。モータルであれば困難な道程だが、君はニンジャだ。恐れるものなどありはしない……と考えていた、その時!茂みから何かが飛び出してきた!
「オルルルル……」これは…バイオパンダだ!かつて地球に存在したオーガニック・パンダとは異なり、肉食性を取り戻した危険な猛獣である!「ウオー! ウオー!」腹を空かせた獰猛なバイオパンダは二本足で立ち上がり、鋭い爪を振り上げて君に襲い掛かってきた!迎撃しなくてはならない!
【カラテ】もしくは【ワザマエ】のどちらか好きな方を使い、数値の分だけダイスを振って判定してください。難易度はNORMAL(出目4以上で成功)です。
なお、このシナリオ内における全ての判定は、難易度U-HARD(出目6以上で成功)でない限り、【精神力】を1消費して自動的に成功させられます。ただし、【精神力】が0の場合はこの「精神力成功」を使用できません。
また、あなたのニンジャがサイバネや武器・銃器・防具などを装備している場合は、その効果をこういった判定に適用するのも勿論オーケーです!
迎撃に成功した場合、あなたのニンジャは襲い掛かってきたバイオパンダにカラテやスリケンなどを叩き込み、見事沈黙させることに成功しました。
迎撃に失敗した場合、あなたのニンジャはバイオパンダの爪による攻撃を【回避】しなくてはなりません!【カラテ】【ニューロン】【ワザマエ】のうち、最も高い値のダイスを数値分振って回避判定(難易度NORMAL)を行ってください。
回避に失敗した場合、あなたのニンジャはバイオパンダの爪に引き裂かれ、【体力】が1減少します。もしこれで【体力】が0になってしまったなら、あなたのニンジャは爆発四散し、ゲームオーバー(キャラロスト)です。
回避に成功した、あるいは攻撃を受けたが生き残ったならば、バイオパンダに反撃のカラテを叩き込んで撃退することに成功しました。先に進みます。
「アババーッ!」いかなバイオパンダといえど、ニンジャの攻撃をまともに食らってはひとたまりもない。君は白目を剥いてブザマに昏倒した猛獣を尻目に、再び密林の奥へ歩き出す。目的はパンダなどではなく、イタチだ。
◆
タマチャン・ジャングルの奥地へと入り込んだ君は、じっとりとへばりつくような不快な湿気に顔を顰める。周囲は鬱蒼とした木々に囲まれ、そこかしこから獣や怪鳥の声が響き渡り、不快感に拍車を掛ける…そんな時だった。君のニンジャ第六感は上から何かが降ってくるのを察知した!それは……。
【ワザマエ】判定(難易度NORMAL)を行ってください。成功した場合はそのまま先に進みましょう!
体長15センチを超す吸血ヒルである!それも、おぞましい数!だが寸前にそれを察知した君は素早くダッシュし、落下してくる吸血ヒルの大群を潜り抜けた!あれに吸い付かれていれば体力はもちろん精神力の消耗も相当だろう…。背後をなるべく見ないようにしながら、君は先を急いで走り続ける。
失敗した場合はおぞましい吸血ヒルの大群が身体中に吸い付き、【体力】と【精神力】にそれぞれ1ダメージを受けます。もしこれで【体力】が0、あるいは【精神力】がマイナスになってしまった場合、あなたのニンジャは急激に大量の血を失ったことで動けなくなり、爆発四散すらもできないままゆっくりとヒルの餌食になりました…ナムアミダブツ、ゲームオーバーです。
【体力】と【精神力】が残っているならば、あなたのニンジャはどうにか吸血ヒルを引き剥がして先に進みます。どこかでスシを補給したいですね!
◆
さらにジャングルを進んでいくと、君のニンジャ嗅覚はこの密林にそぐわない香りを感じ取った。周囲を見渡してみると…ブルズアイ。小屋だ!このような山奥にも人が住んでいようとは。それにこの漂ってくる香り。これは墨のものに違いない。もしやこの小屋には墨職人が住んでいるのではないか?
依頼者はショドー家だ。オーガニック・イタチだけではなく高級な墨も持って帰れば更なる報酬が期待できるかもしれない。君は早速小屋にエントリーし、墨を手に入れることにした。「ドーモ」「な、なんじゃお前は!?」小屋の中には頑固そうな、しかし年老いた職人が一人で墨を作っていた。
相手は無力なモータルで、君は恐るべきソウカイ・ニンジャだ。どうする?
1.【カラテ】で無慈悲にこのモータルを殺し、墨を奪い取る。
2.【ニューロン】で言葉巧みにこの職人を説得し、墨を譲ってもらう。
3.【ワザマエ】で残忍にこの老いぼれを拷問し、墨を差し出させる。
【カラテ】を選んだ場合、難易度はKIDS(出目2以上)で成功します(しょせん、相手は年老いたモータルですからね!)あなたのニンジャは動かなくなったモータルから最高級のオーガニック・ショドー墨を奪い取りました。そして、同時に残虐な行いにより【DKK】を2獲得してしまいます!
「アババーッ!」君は無慈悲なカラテで墨職人を殺すと、戸棚に隠されていた最高級オーガニック・ショドー墨を奪い取り、懐に収めた。黒い染みが胸にじっとりと広がっていく感覚を味わいながら、君は小屋を後にした…。
【ニューロン】を選んだ場合、難易度はHARD(出目5以上)で成功します(突然の闖入者であるあなたが頑固な老人を説得するのは並大抵のことではありません!)説得に成功した場合、職人はあなたのことを気に入ったのか快く墨を譲ってくれました。そればかりか、チャをご馳走してもらえます。一息ついたあなたのニンジャは【精神力】が現在値+1されます!
「お前さんのこと、気に入ったぜ。チャでも飲んでから行きな」墨職人に気に入られた君は快く最高級オーガニック・ショドー墨を譲ってもらえた。チャの温かみが染み渡る。感謝の言葉を告げながら、君は小屋を後にした…。
【ワザマエ】を選んだ場合、難易度はNORMAL(出目4以上)で成功します(昔気質の頑固な職人はニンジャの暴虐にも中々屈しないのです!)手ひどく痛めつけられた職人は悔しげに墨を差し出しました。老いぼれが無駄に抵抗したせいで時間を取らされましたし、ついでに金目の物も奪っておきましょう。あなたのニンジャは【DKK:1】と【万札:1】を手に入れます!
「ちくしょう…!グワーッ!」墨職人を残忍に痛めつけた君は差し出された最高級オーガニック・ショドー墨を懐に収め、ついでに隠されていた金品も強奪した。最後に意味もなく一発殴りつけてから、君は小屋を後にした…。
どの選択肢であろうと判定に失敗した場合、怒った墨職人はあなたを小屋から叩き出しました。もう一度押し入って有無を言わさず墨を強奪するのは簡単ですが、それはあまりにも恥ずべき行為。墨は諦めて先に進みましょう。
◆
墨職人の小屋を後にして更にジャングルの奥へ奥へと進んでいった君は、ふと違和感を覚えて立ち止まった。周囲の木々に、何かがあるような……?
ただちに【ニューロン】判定を行ってください。難易度はHARDです!
ビュン!ビュン!鋭く風を切りながら、二本の矢が君の視界の外から飛来した!ナムアミダブツ!これはタマチャン・ジャングルに儀式をするためやってくるアンタイ・ブディスト達を殺すために現地の農民達が仕掛けた、恐るべき殺人ブービートラップだ!回避しなければ大怪我を負ってしまう!
二本の矢は時間差で飛んできています。あなたのニンジャはダイスをニ分割して【回避】判定を2回行わなくてはなりません!難易度はNORMALです!ただし、先ほどの【ニューロン】判定に成功していた場合、難易度はEASYになります。
もし回避できなかった場合、1回につき1ダメージを受けます。矢を回避できずに食らってしまい、さらに体力が0になった場合、あなたのニンジャは爆発四散。ここでゲームオーバーとなります。
例)
アランのニンジャは「回避ダイス」を3持っているため、ダイスを2,1と分割して回避判定を
行うことにした。結果は[3,2][3]で両方失敗。体力が2しか残っていなかったため、爆発四散した。
もし「回避ダイス」が6あったならば、ダイスは3,3と分割することになり、生き残れたかもしれない・・・
また、「精神力成功」を使う場合は一回目か二回目どちらかの判定でしか使用できず、回避ダイスも1個消費する必要があります。
例)
キャサリンのニンジャは「回避ダイス」を4持っているが、ここまでに体力を大きく消耗したため、
安全を取ってダイスを3,1と分割。二回目の判定は「精神力成功」で確実にクリアすることにした。
結果は[4,1,3]で一回目も無事に成功。無傷でブービートラップ地帯を潜り抜けることが出来た!
矢を無事に回避したあなたは、この先にも仕掛けられていた幾つかのブービートラップを看破し、スリケンなどで破壊しながら更に進んでいきます!
◆
危険なトラップ地帯を突破した君は、突然開けた場所に出た。目の前にあるのは廃墟と化したコケシマート。中を覗き込んでみると、かつては賑わっていたであろう回転スシバーのタタミ席に五人の農民達が座っており、昼食を取っていた。彼らはこの地で水牛を育て、畑を耕して暮らしているのだ。
聞き耳を立てていると、農民達は何やら興味深い話をし始めた。「またアイツが出たんだってな」「ああ…ウチのモウジロウもやられた」「あれで本当にイタチなのかね」……どうやら、彼らの話から推測するに目的のオーガニック・イタチは近くにいるようだ!些か不穏なアトモスフィアもあるが…。
君はニンジャ野伏力を発揮して音もなく中に侵入し、農民達が後の楽しみに取っておいたのであろうバッファローモッツァレラチーズ・スシを発見した。これを食べれば、厳しい道程で蓄積した疲労や負傷も癒せるだろう…!
さらに、農民達はそこそこのカネも持っていそうだ。どうする?
1.スシだけをこっそり盗み食いし、立ち去る。
2.スシを盗み食いしたうえで、手近な場所にある金品を奪って逃げる。
3.農民達を皆殺しにしてストレスを発散し、スシとカネを全て奪う。
どの選択肢も判定不要で成功します。結果はそれぞれ以下の通りです。
1→チーズ・スシの豊富な滋養が身体に染み渡り、【体力】が2回復。
2→【体力】が2回復し、【DKK:1】と【万札:1】を獲得。
3→【体力】2【精神力】1を回復し、【DKK:3】【万札:3】を獲得。
オーガニック水牛の乳から作られた上質なバッファローモッツァレラチーズ・スシの味わいと栄養が疲れた身体をリフレッシュさせる。満足した君は廃コケシマートから出て再び歩き始めた。きっと、獲物はすぐそこだ!
◆
数分後、木々を掻き分けてジャングルを進んでいた君は、ついに美しい毛並みのオーガニック・イタチを発見した!それも、複数いる!恐らくここが彼らの群生地なのだろう。君は早速捕まえようとし……思わず息を呑んだ。
君の視線の先にいたのは、全長3メートルはあろうかという、異常に巨大なイタチであった。ヨロシサン製薬の生み出したバイオ生物か?否、あれは獰猛なバイオ生物が数多く跋扈するこのタマチャン・ジャングルで、長年生き抜いたヌシのイタチ…すなわち、紛れもないオーガニック・イタチなのだ!
あれほどに巨大なイタチを捕獲して帰れば、依頼者も喜ぶに違いない!追加ボーナス報酬可能性に思いを馳せながら、君はどうすべきか思案する。
1.安全重視で、普通のオーガニック・イタチを捕まえる。
2.危険はあるが、巨大オーガニック・イタチを捕まえる。
◆普通のオーガニック・イタチに挑む場合◆
【カラテ】で程よく痛めつけ、動けなくしてから捕獲する。
【ニューロン】で罠を用意し、巧みに誘導して捕獲する。
【ワザマエ】で走って追いかけ、網などで直接捕獲する。
どれを選んだ場合も難易度はNORMALです。また、失敗してしまったとしても一度だけならば再チャレンジできます。ただしその場合は周囲のイタチの警戒心も強まっているため、難易度が上がってHARDとなってしまいます。
「キューッ」君は見事にオーガニック・イタチを捕獲した!これで目的は達成。あの恐ろしい巨大イタチに勘付かれて襲い掛かられても面倒だし、この密林に長居をする理由も一切無い。君はネオサイタマへと帰還していった!
→◆エンディング◆へ
二度の捕獲チャンスをどちらも失敗してしまった場合、群れのボスである巨大イタチが危険を察して大きく吼え、仲間を連れてジャングルの奥へと逃げ去っていきます。もはやオーガニック・イタチを捕まえるのは絶望的です。
「キシャァーーッ!」「シャーッ!」「キーッ!」仲間を襲う厄介な敵が現れたことを悟った巨大オーガニック・イタチは、一際高く吼えると仲間と共に恐るべきスピードで逃げ出していった…警戒心の強い彼らが君の前に姿を現すことは二度とないだろう。捕獲依頼は失敗に終わった…。
意気消沈してとぼとぼと帰路に付いた君は、途中で薄汚い毛並みのバイオイタチを見つけた。「無いよりはマシ」…ミヤモト・マサシだか誰だかがそんなコトワザを残していたような、いないような。ともかく君は無いよりはマシだと考えて、バイオイタチを捕まえ、ネオサイタマへと帰還していった。
→◆エンディング◆へ
◆巨大オーガニック・イタチに挑む場合◆
【カラテ】で首をヘシ折って殺し、動かなくする。
【ワザマエ】で手足を折って痛めつけ、動けなくする。
【ジツ】で生物としての格の違いを見せつけ、屈服させる。
巨大オーガニック・イタチは当然力も強く、また知能も高いため捕獲するのは並大抵の苦労ではありません。【カラテ】を選んだ場合も【ワザマエ】を選んだ場合も、難易度は最高のU-HARD(出目6で成功)となります。
ですが、あなたのニンジャが超自然のニンジャ・マジック…すなわちジツを持っているのであれば、その恐るべき力を見せ付けることで戦意を削ぎ、大人しくさせることも可能かもしれません。この場合の難易度はHARDです。
ジツの発動は精神力を1消費したうえで【ジツ】値と【ニューロン】値を合計した数値分ダイスを振っておこなってください。難易度がHARDなので「精神力成功」も行えますが、消費する精神力が合計2となることに注意!
「キシューッ……!」激しい攻防の末に巨大オーガニック・イタチを倒した君は、群れのボスを失って恐れおののく周囲のイタチ共に見せ付けるかのように巨大イタチを担ぎ上げ、意気揚々とネオサイタマへと帰還していった!
→◆エンディング◆へ
判定に失敗した場合、怒り狂った巨大イタチはあなたのニンジャを捕らえたうえで、バイオパンダすら遥かに凌駕する恐るべき怪力と鋭いツメによって回避不能の2ダメージを与えてきます。これで体力が0になってしまったならば、あなたのニンジャは爆発四散してしまい、ゲームオーバーです。
また、ツメ攻撃を食らって生き延びたとしても、この群れのボスである巨大イタチは野生の本能で瞬時に判断し、仲間を連れてジャングルの奥へと逃げ去っていきます。もはやオーガニック・イタチを捕まえるのは絶望的です。
「キシャァーーッ!」「シャーッ!」「キーッ!」目の前の相手が油断ならぬ強敵であることを悟った巨大オーガニック・イタチは、一際高く吼えると仲間と共に恐るべきスピードで逃げ出していった…警戒心の強い彼らが君の前に姿を現すことは二度とないだろう。捕獲依頼は失敗に終わった…。
意気消沈してとぼとぼと帰路に付いた君は、途中で薄汚い毛並みのバイオイタチを見つけた。「無いよりはマシ」…ミヤモト・マサシだか誰だかがそんなコトワザを残していたような、いないような。ともかく君は無いよりはマシだと考えて、バイオイタチを捕まえ、ネオサイタマへと帰還していった。
→◆エンディング◆へ
◆ハードモード◆
◆巨大オーガニック・イタチ (種別:アニマル/イタチ)
カラテ 10 体力 10
ニューロン 3 精神力 3
ワザマエ 4 脚力 5
ジツ - 万札 0
◇装備や特記事項
装備:なし
スキル:『連続攻撃2』『鋭利な爪と巨体怪力』
『鋭利な爪と巨体怪力』によって、通常攻撃のダメージが「+1」される。
マップデータのスプレッドシートはこちらです。コピーしてご利用下さい。
もっと難易度に歯応えがほしい!コアルールを使って巨大オーガニック・イタチと直接戦闘をしたい!という方は、上記のキャラデータとマップデータをご利用下さい。巨大イタチの体力を0以下にすれば捕獲成功となります。通常の捕獲ルート同様、そのまま◆エンディング◆へ向かってください!
巨大イタチは近接攻撃しかできませんが、脚力が高いため逃げ回るのは簡単ではないでしょう。もちろん巨大イタチに倒されれば爆発四散し、ゲームオーバーです。そして互いに逃走はできません!生きるか死ぬかの戦いです!
なお、このデータを使用して見事に巨大イタチを撃破・捕獲した場合、クリア報酬に【万札:10】を上乗せしておいてください。あのメキシコライオンすら上回る魔獣を撃破したあなたは、恐るべきカラテモンスターです!
◆エンディング◆
「ドーモ」トコロザワ・ピラーに帰り着いた君を、依頼者である女ニンジャが出迎えた。彼女が手に持っている半紙には、美しく繊細な字で『ハーフペーパー』とショドーされている。彼女の名だ。「お帰りをお待ちしていました。お疲れでしょう。ドーゾ、まずはスシとチャで一服なさってください」
スシを食べ終え、チャを飲み干して疲労を癒した君は、身体を張って捕獲してきたイタチをハーフペーパーへと差し出した。「まぁ…これは……!」
◆捕まえたイタチが普通のオーガニック・イタチだった場合◆
「なんて綺麗な毛並み…これならきっと立派な筆が作れます。本当にありがとうございました!こちらはお礼です。どうかお受け取り下さい」ハーフペーパーはにっこりと微笑みながら、君に万札の入った封筒を差し出した。
前金の【万札:2】に加えて【万札:10】と【余暇:2日】を獲得!
◆捕まえたイタチが巨大オーガニック・イタチだった場合◆
「す…すごい…!こんなに大きな…」ハーフペーパーは目を丸くして驚いた。「本当にありがとうございます!きっと見たこともない素晴らしい筆ができあがると思います。こちらはお礼です。どうかお受け取り下さい」ハーフペーパーは満面の笑みを浮かべながら、君に万札の入った封筒を差し出した。
前金の【万札:2】に加えて【万札:15】と【余暇:2日】を獲得!
さらに3メートルもの巨大イタチを見事捕まえた事で【名声:1】を獲得!
◆捕まえたイタチがその辺にいたバイオイタチだった場合◆
「…」ハーフペーパーは何も言わず、君に万札の入った封筒を差し出した。
前金の【万札:2】に加えて【万札:4】と【余暇:1日】を獲得。
思わぬ冒険になってしまったが、君はこうして無事に生還し、ハーフペーパーから報酬を受け取ってショドー作業室を後にした。このカネで何をするのも自由だ!君は意気揚々とコンクリートジャングルに繰り出していった…。
◆追加ボーナス◆
「えっ…?これを、私にくださるんですか?」君はイタチだけではなく、道中で手に入れた最高級オーガニック・ショドー墨をハーフペーパーに差し出した。「あ、ありがとうございます!こんなに良い墨をいただけるなんて…!今すぐは難しいですけれど、このお礼は必ずさせていただきます!」
道中で最高級オーガニック・ショドー墨を手に入れていた場合、下記の追加ボーナスを獲得できます。ダイスを一つだけ振って判定してください!
出目1:追加で【万札:10】をくれる。
出目2:「偉大なるショドー」をくれる。既に所持している場合は【万札:10】をくれる。
出目3:手取り足取りショドーをレクチャーしてくれる。ゼンが高まり、【ニューロン】か【ワザマエ】好きな方を+1する。どちらも壁に達している場合は【万札:10】をくれる。
出目4:ショドー三十段を発揮し、活躍を上役に報告してくれる。【万札:3】と【名声:1】を獲得する。
出目5:美味しいスシをご馳走してくれる。次のシナリオ開始時の【体力】初期値が+1される。
出目6:神秘的ショドーな体験をさせてくれる。次のシナリオにおける【精神力】初期値が+1される。
◆未来へ◆
ここまで読んでくださってありがとうございました!他のニンジャTRPGプレイヤーヘッズの方達が素晴らしい自作ソロシナリオを投稿しておられるのを見て私も作りたくなり、こうして記事作成に至りました。また、自PCニンジャであるハーフペーパー(下記参照)が依頼者として登場するのも、他の方の記事に登場するPCニンジャとの交流が非常に楽しかったからです。
このソロシナリオ記事をプレイしてくださったり、感想やリプレイを頂けると私は泣いて喜びます。気に入っていただけたなら是非お願い致します!
改めましてもう一度、ここまで読んでくださってありがとうございました!オツカレサマドスエ!あなたにダイス・ブッダの微笑みがあらんことを!
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