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はじめにお伝えしたいこと

解毒の糸口を見つけようとしている方にまずお伝えしたいのは、『決して私のやり方を押し付けたいわけではない』ということです。

毒親には明確な定義がありません。毒親も十人十色。
さらに驚くことに、同じ毒親であっても受けた影響は兄弟で異なります。受け取った「毒」もまた、ひとりひとり違うということです。

毒が違えば、解毒法も違うでしょう。
どの解毒法を採用するか、そもそも解毒を実践する/しないは、言うまでもなく本人の自由です。

自分の親は素晴らしいと思っている人に、「あなたの親は毒親だ!」「これを読んで解毒しなさい!」と言うつもりは毛頭ない、ということをあらかじめお伝えします。

後ほど詳しく書こうと思っていますが、私の母は支配するタイプの毒親です。
母は私に『自分の期待に沿う行動をする』ことを長年求めてきました。要するに私をコントロールしようとしていたのです。
(ほとんどの毒親は、多かれ少なかれ似た特徴を持っているだろうと予想しています。)

もし私が解毒することを誰かに強要したりすれば、それは『自分の期待に沿う行動をする』ことを求める行為となり、私は母と同じになってしまうのです。

恐ろしいことに「毒」は世襲します
「虐待された子供は、虐待する親になりやすい」と言われるように、毒親育ちは毒親になりやすいです。
他者に支配され続けた子供は、他者を支配する大人になりやすいのです。

私は、私の家系に受け継がれてきた毒の連鎖を、私の代で食い止めたいです。
毒を断ち切るため、私は常に「他人を支配しようとしていないか?」と自問自答しています。
だからこそ、ここでの発信も押し付けたり強要するものにはしたくないです。

また、毒親育ちは優しく、真面目で親想いの人が多いと思っています。
自分で言うのも変ですが、これにはある程度の確信をもっています。
家族が大好きだからこそ、親が与える「毒」を「薬」だと信じ、喜々として飲んでしまうのです。親に認めてもらおうと、我武者羅になるのです。

"生きづらさ"が「毒」による症状だとは露ほども思わず、「自分はなんてダメな人間なんだろう」「もっと頑張らなくちゃ」と自分を責めている人が多いのではないかと想像しています。

長所であるはずの真面目がつい行き過ぎて、「この解毒法に従わなければダメだ」という強迫観念に陥ったり、解毒が上手くいかないことで自己評価を下げたりしないでほしいです。

解毒にはそれぞれのペースがあり、それぞれのやり方があります。
慌てる必要も、無理をする必要もありません。解毒しないという選択だってありだと思います。

毒親のいる家庭で育ち、なんとかここまで生き延びられただけでも、私たちは充分すぎるほど頑張っています。そのことを忘れずにいてほしいです。

ここまで読んだ方は、「毒が一人ひとり違うのならば、たった一人の成功例を読んでも意味がない」と思うかもしれません。
たしかにそうかもしれません。残念ながら、絶対に効果がある!とは言い切れません。
けれど、自分の心を解読する方法や解毒フェーズごとの対策など、共通で使えそうなものはたくさんあります。

もちろん、個人の「毒」に合った解毒法を知りたい場合は、カウンセラーや精神科医などの専門家に相談することもひとつの選択肢です。
私は自分の生きづらさが専門家に頼るほどひどいものだったとは思いもしませんでした。
もしあの頃、専門家に出会っていたらもっと解毒の近道があったかもしれないなぁと思うこともあります。

しかし覚えておいて頂きたいのは、薬や手術で簡単に"生きづらさ"を取り除くことはできないということです。
物質的な毒とは違い、飲むだけで解決できるような解毒剤も存在しません。結局は自分自身で地道に解毒するしかないのです。より多くの解毒法を知っておいて損はないと思います。
私の経験や発信を、"生きづらさ"からの解放を目指す足掛かりとして役立ててもらえれば幸いです。

記事について

記事を有料化する予定は(今のところ)ないです。なぜなら、そのお金をご自身のために使って欲しいからです。

毒親育ちは他人のために自己犠牲することに慣れすぎています。スキ!と思ったらすべてを投げ売ってでも支えたり、味方してしまう人が多い気がします。
私もついつい、自分のことを後回しにしてしまいます。

もし、私の記事が役に立った!支援したい!と思って下さる方がいましたら、支援したいと思った金額をご自分のために使ってください。

気になっていた本を買ったり、美味しいスイーツを食べたり、映画を観るでもいいです。ちょっとしたことでも、自分への贅沢は自分を愛することに繋がります。
1人でも多くの毒親育ちの方が、自分の人生を謳歌することが私にとっていちばんの幸せです。

どーーーしても支援しなくちゃ気が済まない!という稀有な方は、投げ銭して頂ければと思います(笑)
殊勝なことを言いましたが、自分の発信が価値のあるものだと思えるので投げ銭していただけると、もちろん嬉しいです。

最後に

もし私の記事を読んでいて苦しいと感じたり、過去の辛い出来事を思い出してしまって頭から離れないような場合には、無理に読み進めずに休憩してください。
別の方法を探すのも良いと思います。解毒という目標が同じでも、そこまで辿り着く道は決して1つではありません。

あなたにとって必要なタイミングになりましたら、また読みに来て頂けると嬉しいです。


少しでも人生を前向きに生きるきっかけになれたら嬉しいです。いつも応援ありがとうございます!