作者の性癖を詰め込んだ個人連載発のホラーコメディ漫画「令和のダラさん」
どーも。どこまでもです。
本日はこちら、
2022/11/22発売、ともつか治臣「令和のダラさん」を紹介します。
元々はニコニコ漫画にて個人連載されていたところから、ニコニコ運営の親会社であるKADOKAWAの漫画サイト「ComicWalker」へ移籍、そして今回発売された単行本も既に重版がかかっているといった、読者と出版社の双方から高く評価されている作品です。
しかし、万人受けというよりかは、作者の性癖の煮凝りみたいな女子しか出てこない(本書あとがきで明言)、かなりはちゃめちゃな作品となっております。
作品概要
ある日起きた嵐により、ある山にある立ち入り禁止の柵が倒れ、そこにある祠も壊れてしまった。
その山の様子を見に行った祖父の帰りが遅いことが気になった三十木谷(みそぎや)きょうだいは、山に向かい、立ち入り禁止の柵を乗り越えたその先で恐ろしい見た目の怪異と出会い……
……ましたが、きょうだいは怖がるどころか、普通に会話もするし、時間があれば会いに行く。そんな怪異こと「ダラさん」ときょうだいのお話。
さっきまでのシリアスな空気はどこへ……?という構成が特徴。
基本的な1話あたりの話の構成は、ダラさんにまつわるエピソード(過去回想)→現代となっており、冒頭はがっつりホラー(しかもかなり胸糞系)ですが、そのパートが終了すると一気にコメディー色が強くなります。ただ、完全にギャグ漫画みたいになるわけではなく、ダラさんによる過去話や超常現象講座みたいなのも挟まったりするので、冒頭がホラー10:コメディ0に対して、現代パートは平均的にホラー2:コメディ8くらいの割合の、茶化し多めで怖さを抑えたホラーマンガになるといった具合です。
ネタバレなしで読んだ方が楽しいので……
本当はどんなキャラが出てくるかの説明とかしたいのですが、ここから先はネタバレなしで読んだ方がいいです。
恐らくネタバレ食らうと楽しさが減ることは間違いないので、上記で紹介した話の構成が気になった方は是非以下のリンクから試し読みをしてみてください。
といったところでお終いです。
では。