めも 2023/08/23

キリスト教は予定説
神様が救う人間と救われない人間を選ぶ。
その基準は、無い。神様が、思うがままに選べる。
それが全知全能の創造主であると言うこと。

19 主は言いわれた、「わたしは恵もうとする者ものを恵み、あわれもうとする者ものをあわれむ」

出エジプト記第33章

ちなみに、選ばれた人間は「永遠に生きる」
選ばれなかった人間は「永遠に死ぬ」
それで、幸せかどうかは分からない。

カトリックの場合、「信じる者は救われる」として
「免罪符」という紙幣を発行し、お金と交換した。
(政府が国債を発行し、国立銀行で銀行券と交換する仕組みと同じ)
実際の教えは、神様は、神様の判断だけで、救う人と救わない人を選ぶ
人間の信仰心は関係ない。

「信じる者は救われる」という教えはウソ、
ウソついて通貨発行権を握っていたのがカトリック教会
だから、抗議する人々が現れた。
抗議する人とは英語で「プロテスタント」
やったことは聖書の翻訳、正しい聖書の教えを広めること。
神様が救う人間と救われない人間を選ぶ。その基準は、無い。
プロテスタントはそもそもの教え(予定説)に戻ろうとする。

江戸時代の鎖国は、「カトリック来るな」
江戸幕府が追い出したのはカトリックで、
オランダはプロテスタントだから国交を断絶しなかった。
なぜならば、プロテスタントは布教しないから。
なぜ、プロテスタントは布教しないのか。
それは、プロテスタントが予定説だから、
神様があらかじめ、救う人間と救わない人間を決めているのであって
日本に神に選ばれし救われる人間がいるはずがないから、
布教するだけ無駄だから。

プロテスタントの場合、布教して入信した人がいると
その人はそもそも神に選ばれた人であった と考える
つまり、その人が神を信じた ではなくて、
神を信じる人であるように神がその人を創造した
人間の自由意志はこの世に存在しない。
神がこの世を創造し、神の創造に従って人間は動いているに過ぎない。
これがそもそものキリスト教の世界観であり、プロテスタントの世界観

フランス革命は、この世の創造主を神から理性に変えた宗教革命である。
その理性が発見した人類の歴史法則が「共産主義」とすれば、
共産党が全知全能の創造主となる。
共産党がこの世を創造し、共産党に従って人間は動いているにすぎない。
人間に自由意志なるものは存在しない。
これが共産主義が掲げる「自由と民主主義」である。

キリスト教の場合、神様が救う人間と救わない人間を選ぶ。
その基準は、無い。
共産主義の場合、共産党が救う人間を救わない人間を選ぶ
共産党が選んだ救う人間が「労働者」であり、
救わない人間が「資本家」である。
その基準は、無い。
科学的社会主義を掲げるために、ひねり出された虚構理論
それが資本論。
資本家は労働者を「必ず、絶対、何があっても」搾取する。
だから、「労働者」がこの世を支配するプロレタリア独裁は正義である。
共産主義を正義として売り出すための虚構理論であり
現実を描くための理論ではない。

共産党一党独裁体制とは、単なる独裁体制ではない
共産党が全知全能の創造主となる体制である。
人間にとっての真実や事実の決定権は、神様が握っているように
人間にとっての真実や事実の決定権は、共産党が握っている。
神様があらかじめ決めたプログラムに従って、人間の歴史が営まれるように
共産主義に従って、の歴史が営まれる。

このように考えないかぎり
20世紀に共産主義が引き起こした人間の大量虐殺は説明ができない。

ポルポトの大虐殺の特徴とは
物質的な私的所有だけでなく精神的な私的所有も否定されたこと
つまり「わたしの」という言葉は使用禁止になった。
一人称、二人称の言葉が使用禁止になり、
「わたしたちの」、三人称の言葉しか使えなくなった

「あなたもゼロ、私もゼロ、完全な平等 それが共産主義」
これがポルポト時代のスローガンであり
一人の人間から、名前も地位もすべて剥奪した。
家族を思い返すこと、それが犯罪行為となった
あらゆる過去の積み重ねはすべて否定された。
だから、メガネを掛けているから死刑
英語がしゃべれるから死刑
腐ったリンゴは箱ごと捨てなければいけないから死刑

ポルポト率いるクメール・ルージュが退却するとき
数万人残して、後はすべて虐殺する予定だった。
これは、現代版ノアの箱舟であり
創世記によれば、
堕落した存在を神が粛正するために、大洪水を起こしてすべてを滅ぼした
神から選ばれたノア、ノアが選んだ人間や動植物達だけが箱船に乗って生き延びた、という話

17 わたしは地ちの上うえに洪水こうずいを送おくって、命いのちの息いきのある肉にくなるものを、みな天てんの下したから滅ほろぼし去さる。地ちにあるものは、みな死しに絶たえるであろう。

18 ただし、わたしはあなたと契約けいやくを結むすぼう。あなたは子こらと、妻つまと、子こらの妻つまたちと共ともに箱舟はこぶねにはいりなさい。

19 またすべての生いき物もの、すべての肉にくなるものの中なかから、それぞれ二つずつを箱舟はこぶねに入いれて、あなたと共ともにその命いのちを保たもたせなさい。それらは雄おすと雌めすとでなければならない

創世記









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