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【エッセイ】文房具は好きなの
以前書いた「勉強からは縁遠い」でも少し触れたが、現在試験勉強の真っ只中だ。私がいかに勉強から縁遠かったかを書いたので同志の方々是非読んで欲しい。
勉強からは縁遠いが、子供のころから文房具は大好きだった。ノートなんて今まで何冊買ったかわからない。広く言えば手帳などもそうである。手帳ジプシーを経てここ数年同じ手帳を使っている。
ノート、ペン、マーカー、メモ帳、付箋、色鉛筆などなど。以前のエッセイでも触れたが「形から入る大王」なので、今回も勉強のためにバインダーを買いに出かけた。
実は少しだけ本屋で働いていたことがあるのだが、店で売るための文房具を仕入れるため、文具の展示会に連れて行ってもらったことがある。アルバイトだったが店長がわたしの好みをいち早く察知してくれ、連れて行ってくれたのだ。あれは天国だ。この世にいくつかある私の天国だった。色々な企業の新商品が展示されて、見本品もいくつかもらったりした。ファイルひとつにしてもそれぞれの企業の良さがあり、感動したものだった。
「形から入る大王」の同志たちは共通すると思うが、選択肢が二つしかなかったとしてもおそらくかなり迷うはずだ。もっと私と同類の場合は、妥協したくないがどうしても買おうと思った日に買いたいと思うがため、ハシゴすることもしばしばだと思う。
ただ今回はすんなり(比較的)決めることができた。
marumanのYOUANCE(ユアンス)という商品だ。
2023年7月に発売された商品で、
製品名「YOUANCE(ユアンス)」は、「YOU(あなた)」と「NUANCE(ニュアンス)」を組み合わせ、「あなたにちょうどいいもの」という思いを込めています。
もうそんなコンセプトも聞かされてしまったらノックアウトだ。派手すぎないカラーで落ち着いた印象が出るし、360°折りたためるのも使いやすいし、なにより手触りがたまらなかった。早速使ってみたがすでにモチベーションが上がりつつある。
試験が終わったらご褒美に文房具を買う。出費が諸々重なっていたため、立ち寄らないように苦心していたが、もう決めた。ちょっとやそっとでは、やはり離れられないようだ。
文具沼、それはそれは、なんとも深い沼なのだった。