会社を死に向かわせるタイプの人、の話
会社とは、同じ目標を持つ人々の集合であり、集合することにより効率的に目的達成を目指すための手段である。その存在理由、存在目的達成に向け、常に利益を追求し、利益を再投資することで、目的達成を目指していく。
会社の目的達成に対し、全ての人が同じ方向で活動できれば良いが、組織が大きくなるにつれて異分子が紛れ込む。会社の目的達成ではなく、会社制度を使い、自分の利益を最大化を企てる人がそれ。
この手の人にも何種類かいて、一つはとにかく自分のやりたいことをやる人、やろうとする人。この手の人はほんとに自分の理想、やりたいことをやろうとするため、集団活動の要である管理系の活動が適切になされず、結果として組織活動がめちゃくちゃになりがち。結果的に組織が崩壊する方向に向かい易くなる。
ただ、そんな人よりタチが悪い人が存在する。
それが『自分の利益のために、何もしないことを選ぶ人』。
先述の自己利益のために活動する人は、活動の方向性が会社の成長として向かうべき方向に一致した場合、勝手に調べて勝手に成長を遂げてその方向を開拓していくため、方向さえ間違えなければ抜群の実行力を以って会社を成長させてくれる。
が、何もしないことを選ぶ人は、本当に何もせず、他人の活動に相乗りすることが自己の利益の最大化となる。そのため自分で成長をすることがなく、自分で決定することもしない。いわゆる『フリーライダー』と呼ばれる人がこの手の人。
結果、何も変化を生み出せず、組織の成長も生み出せないため、常に目的達成のためには成長し続けることが必要である会社組織との相性が悪い。そのため自己利益のために変化を起こす人よりも着実に組織を死に向かわせる。
なによりタチが悪いのは、この手の人は言われたことはこなせてしまうタイプが多く、無駄に出世したり、上司の覚えが良いタイプが多いということ。そのため、この手のタイプが特に日本の会社の管理者に多く存在しがちであり、気づいたら何も変化が起きずに組織が死を迎えている、という事故が起きやすい。
まとめ
会社とは目的達成のための手段である
会社の目的達成のためには、常に成長が必要である
会社の成長を最も阻害するのは『何もしない人』、でもこの手の人ほど言われたことができるので会社の中枢に存在しがち