【海外あるある】値切り交渉での失敗
日本は満開の桜が今は見ごろの時期ですね。
ドバイはというと、昼間は外を歩くだけで汗だくになるほど。ただ、日本の夏とは違い、からっとした涼しい風が吹くので心地の良い瞬間もあります。
そんな今日!ドバイオールドスークまでお散歩しに行きました。
◇スークの素敵なところ
スーク(Souke)はアラブ人やベルベル人の間で商業地区を意味し、日本でいう『市場』で、お土産、スパイス、香水、伝統衣装などが売られています。
なんといってもアラビアンな雰囲気に胸が高鳴ります。
今でこそ静けさがありますが、観光客が多い時にはすごく賑わい、あっちの店こっちの店で呼び込みの声が聞こえてきます。オールドスークは、ドバイの歴史的な地区の近くにあり、伝統的な陶芸品や衣装、飾り物のお店がメインです。
◇値切りエピソード
外に出ていたワンピースを見ていると、店員のお兄ちゃんに店内に呼びこまれました。
👳🏼♀️「️コレハ カワイイ。コレハ 違う色があるよ」「何色がいい?」
👩「これかな!試着できる?」
(商品の包装を破り次々と出してくる)
👳🏼♀️「コレハ かわいいよ、ベリーナイス」
👩「これとこれでいくらなの?」
👳🏼♀️「(電卓で)2700ディルハム(7万)、だけど君はナイスだから安くして2500にするよ」
👩「むりむりむりむり、もっと安くして」
👳🏼♀️「えー、これ以上はむりだよ」
👩「だったら帰るわ」
そんなやりとりを5分くらい続けて…
👳🏼♀️「じゃあいくらならいいんだ」
👩「300!」
👳🏼♀️「そんなことは無理だよ.これはシルクだよ」
そんなこんなで愛想尽かした店主は300ディルハムで買わしてくれました。
値切りの奥義は、
⭐︎思っている値段よりも低く言って貫く。
⭐︎最終作戦「じゃあ帰るよ」
向こうも値切られるのには慣れていて、最初はかなり高い値段を言ってきます。
このエピソードには続きがあります。
他のお店で強引に勧誘を受けていると、私たちが手に提げている袋を見て、
👳🏼♀️「これはいくらで買ったの?」
👩「(残念そうに)300だよ」
すると衝撃の事実が。
👳🏼♀️「うちでは50で売ってるよ」
やっぱりやられてました。
◇日本人はぼったくられやすい
悲しそうな顔で
「頼むよ、これ以上首をしめないで」
と言ってくる店主を置いて店を出るなんて心苦しいのです。
日本人は、
人の嫌がることをしない
ことを小さい頃から教えられています。
安い商品を高く売る市場の人も
裏を返せば人の嫌がることをしているのかもしれませんが、ここは心理戦。
情が湧いてしまったらだめなのです。
頑として自分の設定した納得のいく値段まで下がるまで譲らない強い意志と、下げていく交渉力が求められます。
遠慮がちな日本人にとって、普段の買い物で値段交渉をすることが滅多にないために、いざ海外でやるとなっても、心が揺らいでしまうため、ぼったくられやすいのでしょう。
まあ、高い値段で買ってしまった〜
というのも旅行の思い出。
もっと強く押し切れることを学べるし、
売る側の生活を助けてあげたと思いましょう。