
働き方について考える
ドバイに住んで感じることの1つに「仕事観」の違いがある。
働くことに対しての考え方。
私は公務員6年目。割と恵まれた職場環境だと思っていたが…
外の世界を見るとこのままじゃいかんと思うこともある。
私なりに最近感じていることをつらつらと書き記そうと思う。
■日本人の仕事観
きっちりミスなく滞りなく進めるのはもちろん、遅くまで働いたほうが「がんばっている」とみなされがち。
年功序列、定年、のおかげで、仕事を辞めることはマイナスイメージ。
組織の中では、上司に忖度。輪を乱さない。
休みの日でも仕事に出ることがある。
■海外(ドバイ)の仕事観
そろそろお店が閉まるからさっさと帰ろうという感じをもろに感じる。
転職することはむしろ「おめでとう」と言ってあげるべきこと。
自分の意見ははっきり伝える。上司だろうが部下だろうが関係ない。
休みの日は家族との時間を大切に過ごす。
先週は私も担当の仕事が盛りだくさんで、定時に帰れないことの方が多い。
いつもは定時~30分以内には退勤していたのに、、、久しぶりに1時間~2時間残るのは精神的にまいる。
だけど、やらなければ終わらない。
まだ早く帰れているほうだからありがたいものの、日をまたいでまでも会社での残業があるという話を耳にする。(信じられない!)
自分の仕事に誇りをもち、時間が経つのも忘れるほど熱中している場合だったら、残業も仕方ない。
だけど早く終わらせるべきことなのに、なかなか帰れないとうずうずしている場合は、負の時間でしかない。
結局は、自分にとってプラスになるかどうか。
だから海外から日本に来た外国人たちは、日本人のその働き方に衝撃を受けるという。
誰もが生きがいを持ってその能力を
最大限発揮することができる社会を創
るためには、働く人の視点に立ち我が
国の労働制度の改革を行い、企業文
化や風土を変え、働く一人一人が、よ
り良い将来の展望を持ち得るようにす
ることが必要。(労働施策基本方針より)
さて、厚生省でも施策は出して、大声で働き改革を進めようと呼びかけている。
でも一体実際はどうだろう?
よりよい将来の展望を持ち得る働き方とは?
海外の仕事観を刷り込ませた私は日本に帰って職場というところに飛び込めるのか!?自信をもって「無理!」と答えられます(笑)