来週のテスラ株価は下がるのか
(7/13) 来週のオプション満期日テスラのオプション現況及び需給状況
図1. これは7月12日市場終了後のオプション満期日基準オプション現況で、250ドルにコールオプションとプットオプションが設定されており、より多くのコールオプションで終了したことがわかります。満期日のためオプションが一方向に集結し、その過程で株価も集結した方向に引き上げられました。
次に重要なのは、来週7月19日のオプション満期日を基準にどのようにポジショニングが事前にされているかを見ることです。
図2. 7月12日オプション満期日の様子を見ると、250ドル台に1.52kの数量で最も多くのコールオプションが設定されている一方、プットオプションは230ドル台に737で最も多く形成されています。
つまり、7月19日のオプション満期日までのトレーディング範囲はまず230~250ドルですが、どちらの方向に株価が動くかは以下の二つのどちらの数量が多く設定されるかによります。
1) 250ドル以上の位置のコールオプション数量が増加する
2) 240ドル以下の位置でプットオプション数量が上昇する
現在のポジションに対して月曜日にどうポジションが増減するかを見れば、市場の方向性を事前に予測できると考えます。
図3. 全体的なオプション現況を見ると、最上段のコールオプションプレミアム(オレンジ)とプットオプションプレミアム(グリーン)は一度勢いが折れた状態です。
過去の動向を見ると、プレミアム(オプションを購入する際に支払う先価格、不動産価格と同様)は下降を続けると予測されるため、保守的に観察を続ける予定です。
図4. 依然として油断できない理由の一つは、昨日テスラが上昇しましたが、需給の方向は依然として下落しているからです。
テスラが位置するのはコンシューマーディスクリッション指数ですが、現在、最も良い位置であるリーディングからウィークニングに向かっています。ウィークニングに向かうと、需給が弱くなることを意味するため、近い将来に方向が右に90度変わるか、それともそのまま続くかを見守る必要があります。
図5. チャートを基準に見ると、プレマーケットで233ドル程度を更新しましたが、この支持線を踏んで直ちに反転する様子を見せています。ギャップが維持された状態ですが、この力を維持してV字反転するかどうかは、月曜日にオプションポジショニングがどうなるかを見る必要があります。
この記事が気に入ったらチップで応援してみませんか?